
何の話やねん…ですが、私、髪のびちゃってます。何でこんなに早く伸びるのかと、毎度のグチですが…。
で、今回は「髪結い・便利グッズ」です。
よそさまのサイトの記事にありまして、パッケージを必死で読んで、せっせと探しました。
じっくり眺めて…買ってみよう…で、買ったのが写真のものです。
みるからに、若いお嬢さんの「かわいいおだんごヘア」用なんですが…、
まぁ使っちゃってみよーじゃないの!と、れっつ・とらい!
ここから先はたいへんお見苦しい写真が続きますので、お許し下さい。
私は着物を着るときや暑い時期は、髪をくるくると丸めて髷にしておきます。
ちゃんとしたお出かけ着物の時は、もーちっとちゃんとやりますが、まぁ普段用ってことです。
最初に「高さ」を決めます。暑いときは高めです。そこでひとつにゴムで括り、ゆるゆる~~のお下げにします。
年取ってずいぶん髪が減りましたわ。おまけにまだら染めで「ミケネコ状態」だし…。
(黒い服だったのでわかりやすいようにバスタオルかけてます)
このゆる~ゆるのお下げをくるくると適当に巻いていって、適当にピンで留めてオシマイです。
右がちょっと横から見たところ、髷としてはジミめですが、ふだんならこれで十分です。
お下げにするのは髪がまとまるのと、ゆるくあむことでツレないし、ボリュームが少しだせるからです。
きっちり編んでこれをすると、髷も更に小さくなります。夏だとそこから汗が…。
で、写真のグッズを使って見ました。髪を編まずにゴムでくくった状態です。
先にお下げをしたので波打って古いホーキのようになっております。
ぺコちゃんポコちゃんシールは、引き立て役ってことで…(ちゃうやろ…)。
とりあえず髪をまとめてつかんで、リングを根元まで通します。いかに手抜きの「染」かよくわかってすみません。
これ、マジックテープがグルリとついているのです。
それでそのままこの「リング」を包むように、髪をねじりながら押さえていくと…くっついていくんですわ。
もちろん、うまくリングを包み込みながら、おしまいのところは中におし込み・・・と、多少テクニックはいります。
でも、これ鏡も見ないで後ろ手でやったんですけれど、ピタリとまとまりました。
ピンも使っていません、巻いただけ。で、カメラ操作に動き回ってもまったくなんともなし。
ピンでポイントを抑えれば、更に安心でしょうね。
外出などで、風が心配だったら、この上から目の粗いネットをかければカンペキだと思います。
なにしろマジックテープのおかげてみんな貼り付いてる感じがします。
とるときは「ゆっくり少しずつ」で、私の場合はタダのストレートですから、まわしてある髪を元にもどすのに、
ちと気を使いましたが、最後はゆっくりすーっと引っ張れば、からまって痛いとかはありませんでした。
実はこれ、もう少し髪の短いヒト用…製品のHPではこんな感じです。
今回はおタメシで、ただグルグルと巻きましたが、ちゃんとヘアクリームでまとめるとか、
髪の向きを考えながら分けてまきつけるなどすれば、アレンジも可能だと思います。
私の場合は、ただ長いというだけですから、もう少し短いかたやパーマがかかっていたりすれば、
ずいぶん感じもかわるでしょうね。便利なものがあるんですねぇ。
ちなみにこちらは「高さをだす」方。こちらは写真とってませんが、HPではこちら。
まぁいわゆる「盛り髪」というもので、なんかてっぺんから後頭部にかけてをとんがらせる…
これはどうも私の年代ではとてものことに…なんですが、
実は、例えば私のさっきの髷の根元すぐ上にいれれば、うしろに出っ張る感じで、
いかにもひっ詰めてますという感じがなくなります。
それと本格的に結ってやろ…とがんばったら、オデコのうえにおくことで「束髪風」も可能だと思います。
それと、これはショートヘアのかたも使える…なにしろピンをしなくても落ちてきませんから。
「ノーブル盛り髪ベース 使い方」で検索すると、お若いがいろいろな使い方でブログアップされてます。
盛り上げるほうは大小2個で、おだんごは1個、両方買っても1200円程度です。
で…最初の「お髪長ぁ~」ですが…これは関所の女改めの時の言葉。
せっかくですからちとお話を…
江戸時代、関所を通るには手形が必要だったとか、「入鉄砲に出女」が厳しく詮議された…なんてことは、
学校でも習いました。この「手形」ですが、同じ江戸時代でも、なんせ270年からの長さですから、
少しずつ変わってきています。
が、とりあえず、まず手形は二つあったということ。一つは関所手形、もう一つが往来手形です。
関所と言うのはたとえば東海道を通って京都まで・・・の中でも箱根だけではありません。
通る予定の関所の数かける2、つまり往復分必要でした。関所ごとに記録として取り上げられちゃうから。
コピーってものがありませんでしたからねぇ。
往来手形は、どちらかと言うと旅行中の「よろしくお願いします」の誓約書みたいなもの。
もちろん「どこそこの何某というもので、どこへ何をしに行く」というような細かいことも書いてありますが、
なにしろ長い距離で、日数も掛かります。途中で万が一のことがあったときは、その土地のやり方で、
万事よろしくお願いします、というもの。例えば倒れたらこうしてください、万が一客死したら葬ってください…。
お願いというより、相手に迷惑を掛けないためのものですね。
関所では、女性、特に「身分の高い女性」の往来が、一番厳しく詮議されました。
江戸を出る女性は同じ通行手形でも「御留守居証文」という細かく詳細が書かれた手形が必要でした。
男性の場合は、ずっと緩かったそうです。
最初の「お髪長ぁ~」というのは、手形の中に書かれている身体的特徴を、報告する言葉。
これをするのは「改め女」とか「人見女」、「改め婆」などと呼ばれた女性。
髪長はいわゆる「女性」であるということ、「お切り髪」は、未亡人のこと。
女性の髷は、何か隠すには都合のいいところですから、怪しいと髪も全部解いて見られたわけです。
中国で、蚕の繭が花嫁の髷の中に隠して運ばれた…なんて逸話もありますね。
有名な箱根の関所ですと、まず大きな順番待ちコーナーに入れられ(塀で囲まれた場所で「千人溜まり」といいます)
順番待ちをします。庶民の場合は、順番でよばれると関所役人の前で改められましたが、
身分の高い女性は別室で、ほくろやアザなど、手形に書かれていることとつき合わせて
特に念入りに調べられたそうで、最初に顔合わせたとき、改め女に「袖の下」をどれだけ出すかで扱いが変わり、
裾までめくりあげられたり、いやな思いをしたそうです。
「改め女は、老女が多かったそうですが、たいがい意地悪の悪そうなヒトだった…といわれているのは、
そういう目でみるからでしょう。それよりきっとわいろ取り放題、チップもらい放題で、いい商売だったでしょうねぇ。
さて、お髪長ってほどの身分じゃござんせんが、コシもハリもだいぶ衰えて参りました。
てっぺんも薄くなってきております。やっぱし「カンキ○ウ」かなと、ずっと思ってるんですが…大事にしなきゃ…です。
です。よくできていますね。
とんぼさんのお髪、ゆたかですよ~。
長きゃ良いってもんでもありませんですが、
まとめるのは楽です。
これは今まで使ったさくざくなグッズの中では、
なかなかのものとおもいます。
ただのボブの片でも、後ろの少し下目に、小さいのをいれると、
形よく後頭部が出っ張るんですね。
よく考えてあります。
写真は洗い上がりなので膨らんで多く見えてます。髪はほんとに質も量もかわるものだと、実感していますよぉ。
私も買おうかなぁと思ってました。私は肩より少し長いセミロング。
良さそうですね(^_^)やっぱり私も買うことにします。
どこのブログだったか…です。
いろいろなところでお使いになられてますから。
あちこちで見かけました。
もっともみんな「若い方」ばっかりで…へへへです。