ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

忠臣蔵「おまけ」?

2006-12-15 22:08:58 | 着物・古布
モスリンの昼夜帯です。帯の両端を並べました。
右の真ん中は「高輪泉岳寺」の千社札と山鹿流陣太鼓にかぶとと采配。
その左下は欠けちゃってますが「吉良邸門前」、
左の方は少し柄をずらしました。「雪の両国橋」ですね。
地の柄は「木目」、色紙や千社札を貼ったように見せた柄です。
モスなのでお定まりの「穴」も多数、模様になってます?!

両国橋は、本懐を遂げた赤穂浪士たちが、主君の墓所「泉岳寺」までいくのに
渡った橋、品川まで約12キロ、3時間かけて歩いたそうです。

この帯の裏は、こんな柄です。赤い○のところが見事にあいた穴…。


       


表も裏もところどころにこういう穴がありますので、着用はちょっとムリ。
おまけに「芯」が入ってません。柔らかさといったらこんな風に結べちゃう!


       


ならば、いっそ解いてスカーフはどーだ…と試しにやってみました。こんなです。





けっこういける感じです。これは解いてまず洗うことにしました。
裏がこういう色なので、穴の開いているのが見つけづらいのです。
解いて、スカーフの幅と長さが取れたら作ってみようと思います。

写真をもう一枚、変わった柄の着物です。
しわくちゃのうえ、脇がちょっと解けていますのでお見苦しくてすみません。
何に見えますか?


              


アップです。





地は上の帯と同じような「木目柄」、パッと見たときは
雪の結晶のように見えたのですが、よーく見ると、この結晶のようなものの
もじゃもじゃしたのは「ちーーさな笹の葉」の集まりのようにも見えます。
ちょんちょんと飛んでいるのは星かと思ったら「笹」のようにも見えるし…。
なんとも不思議な柄ですね。ちょっとごわつきのある絹です。
袖裏にはこんな真っ赤な紅絹が…。


              


ときどきこんな「悩む」柄があります。
色はとてもいいパープルグレーなんですけどねぇ。
年末に入って、とりあえず少しでも来年のHPの予定のためにあれこれ…と、
出してみたり広げてみたりしていますが、まとまらん!!
こうやってまた一日過ぎてしまった…。
クリスマスもリースや他の飾りは出したのに、
主役のツリーがまだ出てないんですー。明日だすからねぇ…
ほんとにだせるのか?







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3 コメント

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Unknown (麻の葉)
2006-12-15 22:45:35
昼夜帯びのスカーフ素敵ですね!私は裏の柄も可愛いくて好きです。
下の着物はクリスマスっぽくありません?袖裏が赤いし、なぞの笹の軍団は私にはやっぱり雪の結晶に見えるな~。半襟か帯でグリーンを入れるとクリスマスにどうでしょう・・。
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Unknown (陽花)
2006-12-16 20:05:29
なるほど!スカーフにね~、グッド・アイデアとても
素敵です。
それにしても、下の着物の柄は何なんでしょうね。
最初は私も雪の結晶かと思ったのですが、何となく
トゲのある木のようにも見えるし気になりますね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2006-12-16 22:49:55
麻の葉様
けっこうなんとかなるもんですね。
和柄のスカーフ、細かい花柄とかしか使えないかと
思っていたのですが、大柄や思いっきりの和柄でも
使いようですね。
雪の結晶っぽいですよね。
お名前の「麻の葉」模様の一部ともいえるるのですが、それを使って洋風のイメージを
とりいれたのかもしれませんね。

陽花様
みんなイメージを足したのかも??
木にも見え、雪の結晶にも見え…、
日本のクリスマス用着物?だったりして。
面白い柄ですねぇ。
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