Tomatopiaの日記帳

クラシック、短歌、旅、思い出、政治

ベトナム点景(2)

2019-04-12 08:52:16 | 旅行

 

ずいぶん長い間ご無沙汰していた。前回--といってももう1年以上前になるが--の記事の追加である。

サイゴンからミトへ向かう途中の準工業地域。建設機械はみな日本製中古のようだったが どれもよく手入れされていた。

 

 

ミトの仏教寺院。巡礼の途中らしい僧が訪れていた。尼僧もいた。

 

 

仏教だけでなく道教の神々もいくつも祀られている。「人々は寛容だから」と案内人は言う。

 

 

ミトの川中島の伝統音楽家。左の女性は1弦琴を側に置いて胡弓を弾いている。

 

 

クルーズへ。たいへん混んでいる。両側の木「ウォーターココナッツ」には食用の実がなる。

 

 

広い空。澄んでいれば時にはヒマラヤも見えるだろうか?

 

 

サイゴンに戻る。ここは川向こうの新開地の2区の大通りで、旧市街のように混んでおらず道は広くバイクの奔流もない。騒々しい繁華街もない。人口密度は極めて疎である。これからも田園都市として静かに広がって行くのだろうか・・・・

 

 

 

瀟洒な家が立ち並ぶ。いったいどんな人たちが住んでいるのだろう・・・

 

 

サイゴン河畔のカフェ、静かな時間がゆっくりと流れる。川上からの舟運が音も立てずにひっきりなしにある。

 

 

旧市内のレストランバーで軽食をとる。昔のアヘン製造所を改造して使っているそうだ。芥子の焼酎漬けが歴史を誇るように飾ってあった。出される甘み勝ちの料理はサイゴン料理の見本だそうである。夕方からは客が屋外のテーブルにまで溢れるという。

 

 

 

ジャックフルーツの実が道沿いになっていた。独特の芳香を持つこの実は現地の人々がとても好んでいるようだ。

 

 

ベトナム伝統医学の博物館に案内されて行った。これは土中に埋めて製造中の薬。
これほどの立派な博物館は東京でもあるのを知らない。ベトナムは誇り高い民族だ。

 

 

古い文献。数百年、あるいはそれ以上だろう。

 

 

ベトナム伝統医学はインド医学の流れも受け継いでいるのだろうか。案内人は「アユルヴェーダ」という言葉も口にしていた。下の解説図にははっきりそれとは示していないが・・・ 

 

 

しかし紀元前2800年代から、というのは素晴らしい伝統だ。最初に掲げられた「Viet Folk」とは「われらの祖先」という誇りが込められている。

 

 

抽出液を入れる石の容器のようだ。石は貴石、もしかしたら翡翠のようにも見える。(品川の翡翠博物館でこれに似た翡翠の風呂をみたことがある。)

 

 

多くの薬草の図鑑。ここ亜熱帯ではさぞかし多くの種類が知られていたことだろう。薬草、鍼灸、指圧が用いられた、と案内人は言っていた。

 

 

今も保存されている薬草類。液の色の濃さは古さを物語る。

 

 

数多くの伝統薬品もいまなお販売されている。

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悼西部邁先生 | トップ | 思い出の曲 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事