もう2,3十年ぶりだろうか、天皇陛下と皇族方がわれわれに親しくお言葉を下さる2日のお昼すぎ、宮城に向かった。
今年は平成に入ってから2番目の人出だったそうだ。
東京駅から皇居に向かうひっきりなしの人々の群れ。
1キロほど歩くと宮城前広場に多くの人が並んでいる。
馬に乗った騎馬警官、シェパードを連れた警備官・・・そうだ、かつて天皇陛下は婚礼の時 6頭立ての馬車でパレードをなさったことを思い出す。
りりしい姿。
二重橋を渡って皇居に入る。
陛下や他の皇族方がお並びになってご挨拶を頂く。後ろの方にいてお姿はまったく見えない。カメラを高く持ち上げて撮ったのだが、これだけしか撮れていなかった。「天皇陛下万歳」の声が何度も何度も繰り返される。君が代もあちこちから聞こえてくる。お言葉は短かったが、感激した。私の根幹がここに続いている、ということを実感した。
帰り道、お庭はとてもよく手入れがされていて美しい。赤い実と黄色の実、なんだろう??
帰りは桔梗門から。立ち去り難い気持ち。多くの人がたたずんでいた。
やっと外に出た。お堀には水草が浮かんでいる。
バスやブールギルは駆逐できましたか??と警官に尋ねたら、??? であった。よくご存じないようだ。
また来年のお正月にこよう、と心に決める。
駅に向かう途中、立ち飲みの店があって、久しぶりにビールとおつまみを頂いた。
駅に着いた頃、もはや夕暮となっていた。