ラムヤイ、果物である。日本名は何というのだろうと辞書で調べると竜眼(りゅうがん)、ロンガンと書かれてある。日本では聞いたようだが記憶ははっきりしない、勿論食べたこともない。
初めてラムヤイを食べたのは4年前の夏、ラオスのバンビエンであった。「おいしいよ」という声に勧められて買った。ホテルに持ち帰って食べて見ると本当に甘くておいしい、すっかりやみつきになってしまった。
センターでお昼を食べていると食後の食べ物としてよく持って来てくれる。その時も結構よく食べていると思う。
タイでは一年中、果物は豊富だが、とりわけ5月頃からがシーズンである。ドリアンやマムアン(マンゴー)、 ゴ(ランプータン) が店頭にたくさんあって、だんだん無くなってきた頃にラムヤイが登場する。すでにマムアンやゴは姿を消したか小粒なものしか売っていない。
この季節だけ車を店にしてラムヤイをラジャパットの通りで売っている、 果物店の店頭ではだいたい1キログラム30バーツくらいだがこの店は2キロ45バーツなので時々買っている。店のおばさんも外国人には良いものをと思ってか、手前のものではなく、良さそうなものを探して袋に入れてくれる。おばさんに話を聞くと、このラムヤイはルーイ県産という、ルーイ県産やチェンマイ産のものもおいしいと教えてくれた。
店頭で売られているラムヤイは何本かの小さな枝を輪ゴムでくくりつけている、この作業をするだけでも大変だと思う、1キロだけでも買うと結構な量である。2キロとなればもっとで一人ではなかなか食べきれない、センターに持っていってもたくさんあるし、結局、1回の買い物したものを1週間から10日くらいかけて食べている。