goo blog サービス終了のお知らせ 

マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

ANA

2011-06-19 00:26:41 | 旅行

一時帰国の航空機 その1

 先々週に1週間、所要で一時帰国しました。 これでJICAの規定で任期終了までタイを出国することはありません。これまでに日本に一時帰国した際に利用した航空機はANAとベトナム航空、その状況と感想を綴ってみました。

  昨年の話、その際、初めてANAを利用した。これまで赴任前も含めてタイと日本の往復に最もよく利用しているのはタイ航空、JALも乗ったことがある。かなり以前はシンガポール航空にも乗ったが現在は関西空港からは出ていない、実はANAも関西空港からは出ていない。従って成田空港経由である。
   しかし、ANAの場合は京都からは遠い関西空港ではなく、伊丹空港を利用できるメリットがある。 何故、ANAを利用しようと思ったか、そのきっかけは料金である。プロモーションで往復の基本運賃が11,500バーツ、空港税や燃油チャージを含めて17,500バーツ、当時のタイ航空だと3万バーツ近くかかる、約3万円の違いである。成田経由で伊丹までの航空券を購入した。しかし、料金は成田までと同額、国内線は無料である。
    同じ価格でベトナム航空もあった。関西空港行きだがホーチミン経由である。ANAもベトナム航空どちらも関西空港への直行便ではない、ANAに決めたのはマイレージが付くこと、それも、成田・伊丹間の無料の国内線の分までプラスされている。マイレージも大切でだいたいタイ・日本間を3往復するとソウルまで往復できる。退職してからこの間の往復でそれ位はたまっているはずである。3年前の年末はマイレージで上海の往復をした。
    さて、乗りごこちであるが、あまりよくなかった、タイ航空の方がシートもよいし、前後の座席の間隔もまだよいのではと思った、往復とも夜行便でなかったのでまだよかったが、この座席で眠るとなると相当しんどいだろう、それに、伊丹と成田間の飛行時間、1時間と少し、行き帰りそれぞれで往復するわけだから、往路・復路とも1回あたり2時間30分余計に搭乗していることになる。肉体的にも気分的にも疲れてしまう。サービスもタイ航空の方が良いというのが感想である。タイ航空がプロモーションをして欲しいというのが率直な願いである。


夜行バス2泊

2011-01-14 00:07:36 | 旅行

ナーン  その1

 北部タイにナーンという県がある。ある人はタイのブータンのような街と表現している。
 年末から知人のタイ人が帰省しているので、「来ないか」という話があった。年末・年始に行って見ようと計画したが、インターネットで調べるとホテルはすべて満室ということで行くことを止めにしていたら、しばらく帰省しているので土日に是非という誘いを受け、夜行バス2泊という強行スケジュールでナーンに行って来た。
 本来、コンケーンからピサノロークまで67時間バスに乗り、ピサノロークでナーン行きに乗り換えると良いと教えられたが、ピサノロークでの乗り換えがどうも不安、往復2泊の夜行はきついと思ったが、コンケーン~ピサノローク間のバス便の少なさ等を考えてクルンテープで乗り換えることにした、バスに乗ってから気づいたが、今までからも夜行バスは利用しているが、朝、到着したところが常に目的地であった。
 
今回は夜行バスでクルンテープに行き、朝の4時に到着して、モーチットのバスターミナルで4時間半待って、ナーン行きに乗る訳である。クルンテープ・ナーン間はちょうど10時間である。
 帰路は逆にナーンを19時に出て、朝5時にモーチットに、始発のマハサラカム行きは750分であった。片道17時間、往復34時間のバスの旅である。タイに来て、長時間のバス旅はかなり慣れたが、夜行バスの後の長時間のバスはさすがに疲れた、とりわけ帰路のクルンテープ行きの夜行バスは、VIPバスではなかったので辛かった。(写真はナーン川)
 クルンテープとナーン間のバスはピサノロークに寄らないことがわかった。ナーンとピサノローク間は2等バスが1日に6便出ているだけで、一応クルンテープ経由はバスの乗車時間はかかるが正解であった。
 何はともあれ、この乾季にいろんな所に行ってみたいと思っているが、夜行バス、とりわけ夜行バスの乗り継ぎは止めようと思っている。


象祭り

2010-11-24 11:29:03 | 旅行
       土曜日から1泊でスリンに出かけた。目的は日曜日の象祭を見学するためである。クルンテープ集合で同期のJICAのメンバーたちで運転手とガイドさん付きの車で行った。
      象祭に集まった象は子どもの象を含めて320頭とか、全部の象が祭りの会場に「参加」していないようだが、学校のグランドくらいの広さの所にたくさんの象が集まっているところは壮観である。
     象の出し物と人の踊り等を交互に行っていたが、全部を象の出演にすると大変なのかも知れない。象の絵描きや吹き矢等の芸、人間との綱引き、象チーム同士のサッカー、戦場の場面等、3時間弱の「公演」であった。チェンマイ等のエレファントキャンプでこれまでから象をみてきたので、グランドということで見ている場所が遠い分、迫力に欠けるところもあった。
     観客席は1000バーツ席と500バーツ席が予約席である。見るのはよい場所でということで、1000バーツ席に、観客のほとんどは欧米人でタイ人は見かけなかった。演技中、タイ語と英語がマイクを持った人で話されていたが、観客が出演する綱引きの時が特に気になったが、マイクを持った欧米人の英語がほとんどで、出演者が欧米人であっても、タイの行事なのだから、やはりタイ語で語って欲しかった。
     スリンの街全体が、象で町おこしをしている感じで、街の中を歩く象を見るのは楽しかった。

タム・ロート

2010-08-28 17:04:29 | 旅行
   中に川が流れる巨大な鍾乳洞である。ちょうどメーホンソンとパーイの中間点くらい、メーホーソンを出発してから2時間弱であった。車をおりてから約500メートル歩くと鍾乳洞の入り口の河岸に着く、鯉のような魚がいっぱいひしめいている。ガイドさんが購入したエサを川に投げる、寄ってくるあまりの魚の多さに圧倒される。
   川はボートで渡る、ボートと言っても普通のボートではなく平たい板のようなものに風呂で使うよりも低い椅子が4~5個並べられている。2~3分で対岸に着いてしまう短い距離である。それぞれのボートの椅子の数だけ順番に乗っていく、いつ転覆してもおかしくない安定感のないボートである。ふらつきながらボートを降りると、足下はぬかるんでいてとてもよく滑る。メンバーの一人も滑ってしまった。
  鍾乳洞の中は真っ暗である。ランプを持つ地元のチャン族の女性を雇っている、秋芳洞を思わせる広さ、大きさであるが、安全対策は特にしているとは思えない、とにかく滑らないように洞内を巡ってボートを降りたところから戻っていく。
   遅めの昼食は、中国の内戦で敗れた国民党軍が住み着いたという雲南省出身者が多いという村でとる。そのことを売り物にしてかなり観光化している場所である。

クンユアム

2010-08-27 17:48:40 | 旅行
        メーラノイ村から道は良いが蛇行しながら着いたのがクンユアム、もともと日本軍の飛行場があり、ここも第二次世界大戦のビルマ・インパール作戦で敗走した日本兵が目指した場所である。
       最初にチャン様式の寺院の中にある野戦病院跡(写真)を見学、いくつかの慰霊碑(写真)を参拝したあと、記念館(写真)を見学する。閉館していたようだが、我々が行ったので開けてくれる。ビデオを見る、日本兵と現地の人たちの交流の様子がうかがえる、結婚した日本兵もいたようだが、日本に強制送還されたのだろうか、夫を待つタイ人女性の映像もあった。その孫が近くの学校に通っているという掲示もあった。また、多くの日本兵が恋したという説明付きの写真もあった。(写真の左後ろの女性)
       ビルマからこの北タイへの道は「白骨街道」と呼ばれるが当時の人たちへの感慨にふけりながら平和のありがたさを思わずにはおられない。亡き父もビルマで参戦しており、生きて帰れなかったら自分も存在しなかったと思うと不思議な気分になった。記帳のノートがあり、見ていると京都の知人等の記載もあった。チェンマイ等と異なり、クンユアムは遠く不便な地、なかなか日本人が訪れるのも困難であるが、もっと多くの人が訪ねて欲しい場所である。