マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

ピースボートのボランティア

2012-04-30 00:30:57 | 日記

 JICAの同期とピースボートの説明会に行き、8月に出航する世界一周クルーズに乗ろうという話になった。4人部屋だが、記念クルーズということで早期割引も活用するとちょうど100万円になる部屋にしようということで早速、申し込んだ、しかし、その気になったのだが、その後、残念ながら諸般の事情で今年は乗れなくなってしまった。

 ピースボートではボランティアを募集しているということで、説明会の後、説明会場の近くにある「ピースボート大阪」の事務所にボランティアの話を聞きに行った。主な仕事はポスター貼りとそのための事務所内での作業で、ポスター貼りは主に学生等の若者が、事務所内での作業はシニアが行っているということだった。

 早速、その作業を手伝うことになった、「世界一周99万円」と中央に縦書きされたポスターが何千枚も事務所におかれている、十人以上の人が作業している、その中に入って作業の中身を教えてもらう、最初にしたのは両面テープをポスターの裏に貼っていくこと、端から5ミリくらいのところに1枚のポスターにテープを12カ所貼る、きわめて単純作業だが、やりだすとなかなか面白い、2~3時間はあっという間に過ぎていく、こちらは初めてだがシニアの中にはこれまで何回も乗船された方をはじめとして経験者が多い、ピースボートの良いところ、面白いところだけでなく、課題もいろいろと教えてくれる。今年は駄目でも是非乗りたくなる話が結構多い、ピースボートと関わりがなくなると乗らなくなるかも知れないが、この場所に時々は手伝いに行って刺激を得るといつかは必ず乗船すると思い、数回であるが作業にいった、その度に何か参考になる話を聞かせてらっている、教員をしていたということで、教員志望の学生から相談を受けたり、情報を聞かれたりもする、20代の若者と60歳以上のシニアが多いがなかなか楽しい刺激のある場所でもある。

 街を歩いているとピースボートのポスターが結構貼られていることに気づいた、関西だけでも一日に何百枚と貼られている、ポスターの色や問い合わせはがきの貼る位置にいろんなパターンがあり、どの状態が問い合わせ件数が多いかを調査しているとも聞いた、これまでにない得難い経験をさせてもらっている。


KOCA

2012-04-27 08:20:29 | 日記

 KOCAは京都のJICAボランティア等のOB会、全国のJICAのOB会の中で数少ない法人になっている組織と教えてもらった。先日KOCAの創立10周年と併せてJICA京都のOB会創立40周年のつどいがあった。JICA京都のOB会が設立されて30年経った時にKOCAができたことになる。

 会場は東本願寺の北側にある大谷ホールの中の会議室、最初にJICA大阪とJICA兵庫が統合されてJICA関西の初代所長の基調講演、その後、JICA青年海外協力隊員でもあったNGOテラ・ルネッサンス理事長の活動報告やKOCA事務局長の協力隊員時代の報告等があった。

 その後は、懇親会が同じ場所で開催された、会費は何と1000円、この会費だから差し入れもあっただろうけど、結構飲んで食べた、5時半に懇親会が始まり、3時間たっても終わる雰囲気がなかったので途中で失礼した。

 KOCAの定例会は毎月初めに京都市内で開催される、JICAボランティアOBや海外支援・交流活動の報告が1~2本と意見交換が行われる、終わったあとは近くの居酒屋に行くというパターンである。世界各地の活動報告がされるので聞いていてなかなか面白いし何かと参考になる。一時帰国した時も含めて日程的に可能な限り参加している。この間の活動報告ではブラジルの日系社会や中国での日本語教師の活動がとりわけ面白かった。

 例会後の懇親会に参加して本当にいろんな人がいるなと感心する、年代も昭和の時代に派遣された方から、自分たちのように直近であったり、アジア、アフリカ、中南米、大洋州といろんな地域の話が聞ける、毎月の例会が楽しみである。例会が終わった時に次回の日程が発表されるが、願わくば第○曜日と決めておいてもらった方が予定はたてやすいが、いろんな方がおられるので難しいのかもしれない。

 KOCAとして福知山にふれあい農園があったり、国際交流・支援に関わる活動も盛んに行われている、楽しそうだし、できるだけ参加したいと思っている。

(過日、3月までの記事には写真を載せましたが、4月以降はどうしても後日になります。)


さくら

2012-04-14 00:29:36 | 日記

 桜が満開になっている。寒い時期が長かったからか例年より開花も遅かった。以前は4月10日に行われていた中学校の入学式ではもう散り始めている年もよくあった。ともかく桜を見るのは3年ぶりである。

 タイ人にとって、「桜」と言うと「きれい」と返事が返ってくる、見たいという人は多い、富士山とともに日本の象徴になっている。3月下旬に帰国する時に、今年は開花が遅いということを忘れていて、「日本に帰ったら桜が咲いているので写真を送る」と何人かに約束してきた。そのことを忘れている人もいるだろうけど、まだ送って来ないと思っている人もいるだろう。やっとのことで送信することができた。

 ラジャパットの特別教育センターの小会議室兼昼食場所に富士山と満開の桜のポスターが赴任前から貼られていて、よく話題になった、ポスターを見て「日本に行きたい」という人には、来るのなら4月の初めが良いと言ってきた。大学も4月は休業中なのでちょうど良い。

 しかし、桜は1週間前後で散ってしまうということを理解してもらわないと、「4月初めに来たら」と言うと、「ソンクランの時はどうか」という質問をよく受ける、タイは今、ソンクランなので今年は大丈夫だろうけど、わずか4~5日のことだが「ソンクランの時は散っている」と言うと残念がられる、だいたいソンクランの前後はタイ発の航空券も高くなるので、「4月初めが良い」というと理解してくれる。何度も日本に行きたいと言われたセンター所長も今年の9月で定年だし、是非、京都に遊びに来て欲しいと思っている。

こちらは3年ぶりの桜、久しぶりの桜は美しい、家の近所にも桜は結構多いが、先日は伏見港公園に行ってきた、ちょうど「桜祭り」も開催されていて、桜の本数は少なかったが、川縁の雰囲気と調和して情緒があった。「桜の木の下で宴会」ということをタイ人は理解できるのだろうかと思ってしまう。

 


入学式

2012-04-13 07:23:46 | 日記

  大谷高校といえば、東山区今熊野にある、大阪にも大谷高校があると知ったのはタイに行ってから、京都の大谷高校は以前は男子校で現在は共学のようだが、大阪の大谷高校は現在も女子校である。この阿倍野区にある大谷高校とウボンラチャターニ県の5つの学校が提携して毎年、ウボンラチャターニ県の日本語学科の女子生徒が一人大谷高校に留学している。

  3年前の2009年に続いて今年度もナリヌクン校の生徒が留学生に選ばれた、ナリヌクン校の校長やいつもお世話になっている先生が生徒と共に4日に来日した。会おうということになっていて、到着後、すぐに電話をもらったが、日程がなかなかわからない。タイから来た人や受入の日本の団体で総勢8名、当該の先生と生徒が一団から抜け出て一緒に食事できるのかどうかもわからない、結局、入学式の会場で会うのが確実と言われて、久方ぶりに日本の学校の入学式に行くことになった。

 入学式が行われたのは先週の土曜日、地下鉄の阿倍野駅を降りると両親と会場に向かっている生徒がほとんど、道路の真ん中に阪堺電車の路面電車が走っている、子どもの頃、堺から天王寺に行くためによく乗った電車、懐かしい電車を久しぶりに見た。

 駅から歩いて10分ほどで学校に着く、タイからのメンバーはすでに到着している、応接室に案内される、ウボンラチャターニでいつも会っている先生に日本で会うと不思議な感じ、校長先生や顔見知りの先生が大部分、留学生は今度、高校3年だが、大谷高校では2年生に編入されるという、1年後ナリヌクン校に戻って3年生になるということで、みんなより1年遅れて高校を卒業することになるらしい。

 ナリヌクン校で3週間ほど日本語を教えた時は、当該の留学生は中学3年生、中学の日本語の授業は週に2時間しかなかったが、こちらのことをよく覚えていてくれた。

 真宗東本願寺派の大谷高校は仏教儀式に則った入学式、式に参加させてもらって、その後、梅田のヨドバシカメラへ、少し買い物をして、みんなで昼食を食べる。本当は希望を聞いて「とうふ料理」をご馳走することになっていたが、みんなで「うどん」を食べることに、時間は短かったが、先生や留学生と結構話もできて、今度はタイで、ウボンラチャターニに行く約束をして別れた。


これからの「マハサラカムだより」

2012-04-04 00:03:31 | 日記

  自分でいうのも何だが、本当によく書いたこのブログをどうしようかと考えていた、題名は「マハサラカムだより」しかし、マハサラカムは去った、JICAの任期が終了した時は「最終回」としたが、後、また配属先に行くということと結構多くの方に読んでいただいているということで、1ヶ月近く休んだ後に復活させた。

  これからもアジア、とりわけタイ、ラオス、朝鮮半島等の関わりを中心に、国際交流、国際支援はできる範囲で続けていきたいと思っている、

  海外への旅行、時には国内旅行、温泉、NPO、NGOの活動、交流・支援、日本タイクラブに関わる続編、海外等と全く関係がなかっても楽しかったりした活動やつきあい等々、今はせっかくここまで書いたのだから続けたいと考えている、ブログの題名も慣れ親しんだ「マハサラカムだより」のままでよいと思っている。

  また、JICAの人気も終わったし、状況に合わせてこの間、掲載してきたものの一部削除等も考えている。

  JICA時代は本当によく書いた、最後の年はほぼ毎日アップした。任期が終わって、現在は半減といったところか、これからはもっと回数は減らす予定、これまでできなかったことに一定の時間が必要なのがその理由である。また、帰国するとすぐに忘れてしまうタイ語、同期のシニアボランティアを見習ってもう一度、しっかりと学習してみたいと思っている。

  4月2日現在の訪問者数は81,861人、閲覧数は222,330である。2月21日に閲覧数が20万回になったことに気づいたことをブログに記載した。

  この間の日数は45日、ブログを掲載した回数は23日である。訪問者数は4,661人増えている、この間一日あたり103人がマハサラカムだよりを見てくださっている、また、閲覧数は22,330回増えているので、一日あたり496回、クリックしてもらっていることになる。

 このつたない文章にこれからも気長に付き合っていただけると大変ありがたく思います。

 いよいよ4月、4月は新年度、タイも日本と同じ年度の区切りだけど、これから桜も咲くしタイではなかなか味わえなかった気分です。3年ぶりに桜を楽しみたいと思っています。(写真は事情により後日掲載)