右股関節の屈曲。
先日、A-ロッドのホームラン・スイングを見て、解説のマッシー村上が
先日、A-ロッドのホームラン・スイングを見て、解説のマッシー村上が
軽く振っているんですけどねぇ
と言っていた。軽く振ってホームランをボカスカ打てるわけないじゃないか! アラレちゃんじゃあるまいし・・・。
どこでパワーを発揮しているかが理解できてないのだ。
ジアンビのように左脚伸展を使ったり、松井のように右脚の伸展を使えばわかりやすい。ところが股関節の屈曲はわからない。我々の辞書にないからだ。日本人だけでなく白人も同じだろう。使っている本人も認識してないかもしれない。
だからボンズも腰が引けているように見えてしまう。挙句の果てには、「あれでホームランを打てるのだからおかしい」なんてことになるのだ。
いわゆるbackside collapseで、打撃論の常識では欠点とされている。股関節の伸展が不十分だとそうなるのだが、A-ロッドやボンズは伸展ではなく屈曲させているのだ。
ちょっとひっかりますねぇ。「伸ばそうとしている」の方がいいと思います。トルクとトルクパワーの違い。
>アーム式を股関節屈曲=腸腰筋活用と考えると白人にも用いられているのは面白い問題ですね。
するどい! 翻って打撃についても「黒人以外使わない」とは必ずしも言えない、ってことにもなりますね。走るときはみんな使っているんだし。
しかし、打撃で腸腰筋を使うのが我々にとっていかに「遠い」動作かは、御経験から理解していただけると思います。
股関節屈曲・伸展は私では見極めのつかない部分ですのでお聞きした甲斐がありました。
伸びていないように見えても伸びているわけですね。
他方、アーム式を股関節屈曲=腸腰筋活用と考えると白人にも用いられているのは面白い問題ですね。
引き続き興味深く読ませていただきます。
ありがとうございました。
>運動様式としては、アーム式腹部屈曲に近いものと考えて差し支えないのでしょうか?
いい御質問ですねぇ。その通りだと思います。アーム式では、(右投手のばあい)左の股関節の屈曲を使っているんじゃないかな?
>ルースの写真なども見ますと同様に、俗に言う「腰砕け」がみうけられますが、それも同じものと見てよいのでしょうか?
似て非なるものと言いたかったわけです。野球少年のボンズは「腰砕け」に見えるでしょ? しかしそうではなく、左股関節トルクが屈曲だからあんな格好になるのです。
ルースの「腰砕け」のばあいは、トルクはあくまでも伸展です(それが不十分だということ)。白人は腸腰筋を使わないでしょうから。
http://www.geocities.jp/suehigashi/
股関節屈曲の話題、大変興味深く読ませていただいているのですが、今ひとつ理解できないでおります。
運動様式としては、アーム式腹部屈曲に近いものと考えて差し支えないのでしょうか?
またルースの写真なども見ますと同様に、俗に言う「腰砕け」がみうけられますが、それも同じものと見てよいのでしょうか?
不躾な質問申し訳ありません。お知恵をお貸しいただければ幸いです。