すいーと雑記帳

とっこの独り言

沖縄の大地も空も沖縄に返せ!

2012-10-05 15:56:35 | 日録・雑感など

10月5日 FRI  28℃

今朝も4時半に起きて、チョイさんと、昨夜京都から来られたYさんも一緒に、普天間飛行場の大山ゲートへ行きました。

6時前から、数十人の県民がゲートに続く坂道に10mおきぐらいにズラ~ッと並んで、出勤してくる米海兵隊員の車に、大声を上げて強い抗議の意思を表します。

さすがに最初の頃と違って、ヘラヘラニヤニヤ笑う兵士は皆無に近くなってきました。

元来、とてもフレンドリーな沖縄の人たちが、こんなに怒って「Get out of here!」「Marine、Go home!」とマジで叫んでいるのを見て、それなりに驚いているのでしょう。

海兵隊員も、一人ひとりは、街で会ったらエエにいちゃん、ねえちゃんなのかもしれないけれど、海兵隊員として普天間で働き、オスプレイを飛ばす仕事をしている限り、とことん抗議をします。(今日は100均で買った赤いメガホンを持参。これがとても有効。声の節約になりました)

沖縄で訓練した航空機や兵士が、イラクやアフガニスタンその他世界中の無辜の人々を殺すことは許せない、この美しい沖縄島が、アメリカによる殺戮の基地であってはいけないと思います。

オスプレイが強行配備されて早々、昨日から沖縄の青い秋空をブンブン好き勝手、したい放題に飛び回っています。

「オスプレイ初訓練 2機 伊江島など着陸」 (沖縄タイムス 10月5日)

こうして米軍基地の入り口に毎日立っていると、フェンスの向こう側の広大な沖縄の土地は、日本政府によってアメリカに「売り渡されたものだ」ということを、ハッキリと実感できます。これは本土にいる時には到底わからなかった感覚です。

そこに自由に出入りできるのは、アメリカ軍兵士のYナンバー車だけ。基地従業員ウチナンチュの車は今、一台ずつ沖縄県警の巡査に止められて証明書を提示させられています。(「日本人の車はアヤシイ、先日みたいにゲート入口を封鎖するかもしれない」からでしょう)

沖縄の空を、米軍オスプレイが自由自在・好き勝手に飛びまわっている時、地上で空に向かって抗議の声をあげる座り込みの県民たち。座り込んだり、風船をあげたり、日米政府の横暴に対して、こんなことしか出来ない、この悔しさ! 

でもこのまま黙ってやられっぱなしにはなりません。沖縄のソーイジ(根性・勇気)を見せてやらねば・・・・。現に台風17号の吹き荒れる中、普天間基地の全ゲートが県民の手によって封鎖されました! 各ゲートに1000人の人間が座り込んだら排除は難しい。やればできる! 沖縄には140万人もの人がいるのだから・・・。

アメリカに追随するしか能のない日本政府のせいで、今も沖縄は「植民地状態」のまま捨て置かれ、さらに危険なオスプレイさえ強行に押し付けられました! こんなことは他の県では、絶対に起こり得ないことでしょう。

もし学校でこんなことが起こったら、大問題。マスコミも大騒ぎするでしょう。例えば47人のクラスに一人だけ、ず~っと長い間、「いじめっ子」にボコボコにやられ続けてきた子がいて、今、さらにその子の頭に大きな石が投げられた。その子はたまりかねて「やめて、やめて!」と大声をあげている。

悪いのは、もちろん冷酷非情な「いじめっ子」日米政府です。しかし他の46人の生徒が、「仕方ないやん、あの子は・・」「気の毒だけどね」「声をあげたら自分が危ない」「離れた席だし関係ない」「悪いけど、あんた我慢してね」等々と傍観している限り、いつまでもこの苛め・差別は続くということです。他の46人のうち数人でも「エエ加減にイジメはやめろ!」と大声を出し始めたら何かが変わるのですが・・・。

沖縄問題というのは、すぐれて本土の日本人の問題だとずっと思っています。本土に住んでおられる皆さん、どうかその地で、沖縄へのオスプレイ配備強行に抗議して普天間基地をオスプレイごと撤去させるように、との声を上げ続けてください。お願いします。私もこちらで精一杯頑張ります。(まあ、本土も原発問題で大変ですが・・・本土から放射能を恐れて避難してきた女性が、沖縄の基地問題の余りの現実に驚いて居ても立ってもおられず、座り込みに参加しているそうです)

どの問題でも根っこは繋がっているから、みんなでやりましょう。

孫が成長した時にまだ、こんな日米政府による「植民地状態」の沖縄であるのは許せませんから、バアチャンは、がんばるぞ~!


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