すいーと雑記帳

とっこの独り言

山城博治さんらに不当判決

2018-03-15 17:29:07 | 日録・雑感など

3月15日 THU  23℃

 昨日は、那覇地裁へ行きました。2016年に辺野古や東村高江での米軍基地建設に反対する抗議行動中に逮捕されて、公務執行妨害や威力業務妨害の罪に問われていた山城博治さんとIさん、Sさんの判決公判傍聴のためです。11時に抽選会場の地裁横公園に行ったら、すでに多くの人が傍聴券を求めて集まっていました。29の傍聴席に250人あまりが並んだので競争率は9倍弱ぐらい。籤運が悪い私は到底ダメで案の定ハズレです。チョイさんもハズレでしたが、知人が貴重な傍聴券を譲ってくださいました。有り難いことです。彼の傍聴記はこちら

12時から地裁前の公園で公判前の集会がありました。

支援者の前に立って挨拶する博治さん達と弁護団の皆さん (赤い→が山城博治沖縄平和運動センター議長)

博治さん、Iさん、Sさん、それぞれに力強い決意表明でした。博治さんの話の中で心に残ったこと:「取り調べ中、『お前が頑張っているからほかの二人もなかなか出られないんだぞ』という意味のことをよく言われた。でもそれに対してIさんやSさんが『沖縄にいろいろ迷惑をかけてきたヤマトの人間として、博治さんと一緒にに獄につながれるのだったら本望だ』と言ったということが、伝わってきて心打たれた」と。私もグッときましたよ。

亡命中(亡命しないと身に危険を感じる国になったとは、なんということでしょうね!)のドイツから来ておられる辛淑玉さんの心のこもった話もよかったです。みんなシーンと聞き入って(ここで話の詳細は書きませんが)涙をぬぐう女性が何人もおられました。

後でチョイさんに聞いたら、判決は博治さんに懲役2年(執行猶予3年)、Iさんに懲役8月(執行猶予2年)、Sさんに懲役1年6月(執行猶予5年)の有罪判決がくだされたとのこと。

まあ、近頃の裁判所はべったり国寄りだし、「三権分立」どころか「三権一体」あるいは「司法と行政の一体化」しているから、この判決は予想していましたが、その通りのひどい判決でした。まさに不当判決。沖縄県民の新基地建設反対の民意を無視しながら、強権的に米軍基地建設になりふり構わずまい進する日米政府に対して必死にNOの声を上げているわれわれの背景にあるものを何も見ようとせず、ただただゲート前にブロックを積んだから威力業務妨害などの罪名をかぶせて、山城さんを5か月余りも不当に拘禁して運動の弱体化を狙った挙句、執行猶予つきとはいえ懲役2年の判決とはどういうことや! まさに基地反対運動の委縮を狙った「見せしめ」判決だと腹がたちます。ちょっとブロック積んで懲役2年だったら、国民の財産である国有地の不当払い下げにかかわる公文書偽造で全国民を騙し、複数の死者まで出しながら政治責任を取る気配もなく、平然とトカゲのしっぽをブチブチ切って「ボクたち関係ないも~ん」と知らんふりを決め込んでいる政権中枢の面々は、一体懲役何百年や~?!と思います。

裁判を傍聴したジャーナリトの安田浩一さんが傍聴記を今朝の沖縄タイムスに書いておられます。

   

                 (沖縄タイムス 2018年3月15日)

そうか、裁判官の黒い法服にはそんな意味があったのですか。もう法服も色を変えなあかんね。白か、グレイか、ピンクか・・。「どんな色にも染まります~。時の権力者のお好みの色に自由自在に合わせますです、ハイ!」ってか。情けないことよ。政治家も官僚も裁判官も、みんな初心にかえって信託を受けている国民だけを見てくださいな。あんたらがエライんとちがうよ。

 


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