２月２１日 ＭＯＮ 
21℃
久しぶりに好天。
母の体調も「今日はコマシです」と言うので、チョイさんと車で東村高江へ行きました。
晴れた日は名護の辺りの海もとても綺麗だし、ヤンバルのイタジイの森も素晴らしいです。
(写真はすべてチョイさん撮影)
まさに「ブロッコリーの森」
今日も、沖縄防衛局が、２トンダンプ３台、１０トンダンプ１台、ユニック１台、作業員の車１０台で車列を組んで昼前に、高江にやってきました。
車を寄せさせないように、５０人余りの住民と支援者が道路わきに並びます
数日前から、高江に「クラウンアーミー」と呼ばれる人達も来ています。デモなどで緊張する現場を笑いを通じて和やかにしたり、様々なメッセージをアピールしたりする活動をしておられるとか。クラウンさんの一人は、三線がとても上手で驚きました。
クラウンアーミーのお兄さんと。
ほんとに笑いの効果は絶大で、下の写真ようにダンプを囲んでの膠着状態が長く続いて、双方にイライラや緊張が高まっている時に、このクラウンが赤い鼻でおどけた姿をして歩きまわると、思わずダンプの運転手さんや作業員のお兄ちゃんたちも「な、何や、あれ！？」という感じで驚いて、思わず笑っちゃって一気に緊張が緩みます。
防衛局員の指示の下、土のうを運び出そうとする作業員と、土のうの上に座って阻止する人達
作業員たちは若いので、もみ合うとどうしても熱くなってしまいます。
そこで横から支援者たちが声をかけます。
「ニイニイ、怪我せんでよ」
「怪我しても防衛局は責任持ってくれないからね」
「ニイニイ、ヨーンナー、ヨーンナー（ゆっくり、ゆっくり）よ」
土のうをはさんで若い作業員と住民・支援者がもみ合いになって、支援者に鼻血を出す人が出て、作業員にも怪我人が出ているというのに、沖縄防衛局員たちは、中で指揮しつつ支援者の顔のビデオ撮影をし続け、抗議を受けても公務員のくせに名のりもしない悪どい一人を除いて、全員柵の外に立って作業を見ているだけ。
それを見たＡさん（女性。評論家・ライター）が、猛然と防衛局員に抗議の声をあげました。
「なんでウチナンチュの若い子たちにこんな危険な作業をさせるの？！ なんで、あんたたちは知らん顔をして立っているの！？ そんな大事な作業ならあんたらが入ってやりなさい！ ウチナンチュ同志を対立させて平然としてよく見ていられるね、それが許せない！」
まさに、まさに、まさにその通り！！
「ほんまや！」「その通り！」思わず応援の声が出ました。
Ａさんの勢いに沖縄防衛局員たちはたじたじとなって、あっちへ避けこっちへ避け、逃げ回っていました。Ａさん、よく言ってくださった、その大きな抗議の声を聞いていた作業員の兄ちゃんたちの顔は忘れられません。Ａさんの気持ちがしっかり届いていましたよ！
Ａさんが後で言っておられました。「あの子たちは、話すと本当に可愛い子たちなのよ。だから、無理しないでね、怪我をしないでね、とそれしか言えないわ」
沖縄防衛局員たちの見苦しい姿は、目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」の写真でも見事にみてとれます。
私も、一日中貼りついていた２トントラックの運転手さん（６０歳ぐらいかな？）と、双方暇な時にボソボソと話をしました。
運転手さん：「あんた、どっから来たの？」
私：「那覇から。おじさんは？」
運：「中部のＵ市だ」
私：「ほんと！ うちのお嫁さんもＵ市出身だよ」などという話から、お互いに孫がいる話とかして
運：「あんたがたの気持ちもよくわかるさ。仕事でやってるけどね」
私：「ほんとにね、基地を作る仕事じゃなくって、もっといい仕事が出来るような沖縄になればね・・」
４時過ぎには、沖縄選出・衆議院議員の瑞慶覧長敏さんが高江に来られました。現地の様子をあちこち視察した後、支援者に対して激励の挨拶をされました。「政権与党として責任を感じている。大変申し訳ありません」とも。沖縄の民主党員という苦しい立場にありながら、沖縄防衛局に工事中止要請をしたり、高江まで現地視察にきてくださったのは有難いことでした。
ＱＡＢ（琉球朝日放送）とＲＢＣ（琉球放送）のカメラが入っていたこともあって、午後４時半には、沖縄防衛局は作業員を引き揚げさせて撤収していきました。
一日かかって、結局、２トントラック１台分の砂利を搬入しただけでした。よかった！
毎日、これぐらい多くの人が来て、メディアも入ったら、工事は止められるんだけれど・・・。
防衛局が引き上げた後、Ｎ４テント前で、「シシ鍋」の差し入れをご馳走になりました。
西表島の石垣金星さんという方からの差し入れです。一昨日まで西表島を走っていたイノシシの肉ですって！
道理で肉がよくしまってコリコリして美味しい！
有機栽培野菜も一杯入って具だくさん。（島ニンジン、パパイヤ、ニラ、ジャガイモ等々）
初めて食べたシシ鍋でしたが、野趣豊かな風味でありながら臭みがなくて、とても美味しく、身体が温まりました。イノシシパワーだわ。
イノシシチャンプルーも。器は「陶房すいーと製国宝」です。（わかった、って！）
帰宅後、ビールのあてに。最高でした。
チョイさんは明日離沖の予定。
１週間の滞在で３日間高江に行って、金曜日には雨中の大格闘、御苦労さんでした～。
21℃久しぶりに好天。
母の体調も「今日はコマシです」と言うので、チョイさんと車で東村高江へ行きました。
晴れた日は名護の辺りの海もとても綺麗だし、ヤンバルのイタジイの森も素晴らしいです。
(写真はすべてチョイさん撮影)まさに「ブロッコリーの森」
今日も、沖縄防衛局が、２トンダンプ３台、１０トンダンプ１台、ユニック１台、作業員の車１０台で車列を組んで昼前に、高江にやってきました。
車を寄せさせないように、５０人余りの住民と支援者が道路わきに並びます
数日前から、高江に「クラウンアーミー」と呼ばれる人達も来ています。デモなどで緊張する現場を笑いを通じて和やかにしたり、様々なメッセージをアピールしたりする活動をしておられるとか。クラウンさんの一人は、三線がとても上手で驚きました。
クラウンアーミーのお兄さんと。
ほんとに笑いの効果は絶大で、下の写真ようにダンプを囲んでの膠着状態が長く続いて、双方にイライラや緊張が高まっている時に、このクラウンが赤い鼻でおどけた姿をして歩きまわると、思わずダンプの運転手さんや作業員のお兄ちゃんたちも「な、何や、あれ！？」という感じで驚いて、思わず笑っちゃって一気に緊張が緩みます。
防衛局員の指示の下、土のうを運び出そうとする作業員と、土のうの上に座って阻止する人達
作業員たちは若いので、もみ合うとどうしても熱くなってしまいます。
そこで横から支援者たちが声をかけます。
「ニイニイ、怪我せんでよ」
「怪我しても防衛局は責任持ってくれないからね」
「ニイニイ、ヨーンナー、ヨーンナー（ゆっくり、ゆっくり）よ」
土のうをはさんで若い作業員と住民・支援者がもみ合いになって、支援者に鼻血を出す人が出て、作業員にも怪我人が出ているというのに、沖縄防衛局員たちは、中で指揮しつつ支援者の顔のビデオ撮影をし続け、抗議を受けても公務員のくせに名のりもしない悪どい一人を除いて、全員柵の外に立って作業を見ているだけ。
それを見たＡさん（女性。評論家・ライター）が、猛然と防衛局員に抗議の声をあげました。
「なんでウチナンチュの若い子たちにこんな危険な作業をさせるの？！ なんで、あんたたちは知らん顔をして立っているの！？ そんな大事な作業ならあんたらが入ってやりなさい！ ウチナンチュ同志を対立させて平然としてよく見ていられるね、それが許せない！」
まさに、まさに、まさにその通り！！
「ほんまや！」「その通り！」思わず応援の声が出ました。
Ａさんの勢いに沖縄防衛局員たちはたじたじとなって、あっちへ避けこっちへ避け、逃げ回っていました。Ａさん、よく言ってくださった、その大きな抗議の声を聞いていた作業員の兄ちゃんたちの顔は忘れられません。Ａさんの気持ちがしっかり届いていましたよ！
Ａさんが後で言っておられました。「あの子たちは、話すと本当に可愛い子たちなのよ。だから、無理しないでね、怪我をしないでね、とそれしか言えないわ」
沖縄防衛局員たちの見苦しい姿は、目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」の写真でも見事にみてとれます。
私も、一日中貼りついていた２トントラックの運転手さん（６０歳ぐらいかな？）と、双方暇な時にボソボソと話をしました。
運転手さん：「あんた、どっから来たの？」
私：「那覇から。おじさんは？」
運：「中部のＵ市だ」
私：「ほんと！ うちのお嫁さんもＵ市出身だよ」などという話から、お互いに孫がいる話とかして
運：「あんたがたの気持ちもよくわかるさ。仕事でやってるけどね」
私：「ほんとにね、基地を作る仕事じゃなくって、もっといい仕事が出来るような沖縄になればね・・」
４時過ぎには、沖縄選出・衆議院議員の瑞慶覧長敏さんが高江に来られました。現地の様子をあちこち視察した後、支援者に対して激励の挨拶をされました。「政権与党として責任を感じている。大変申し訳ありません」とも。沖縄の民主党員という苦しい立場にありながら、沖縄防衛局に工事中止要請をしたり、高江まで現地視察にきてくださったのは有難いことでした。
ＱＡＢ（琉球朝日放送）とＲＢＣ（琉球放送）のカメラが入っていたこともあって、午後４時半には、沖縄防衛局は作業員を引き揚げさせて撤収していきました。
一日かかって、結局、２トントラック１台分の砂利を搬入しただけでした。よかった！
毎日、これぐらい多くの人が来て、メディアも入ったら、工事は止められるんだけれど・・・。
防衛局が引き上げた後、Ｎ４テント前で、「シシ鍋」の差し入れをご馳走になりました。
西表島の石垣金星さんという方からの差し入れです。一昨日まで西表島を走っていたイノシシの肉ですって！
道理で肉がよくしまってコリコリして美味しい！
有機栽培野菜も一杯入って具だくさん。（島ニンジン、パパイヤ、ニラ、ジャガイモ等々）
初めて食べたシシ鍋でしたが、野趣豊かな風味でありながら臭みがなくて、とても美味しく、身体が温まりました。イノシシパワーだわ。
イノシシチャンプルーも。器は「陶房すいーと製国宝」です。（わかった、って！）
帰宅後、ビールのあてに。最高でした。
チョイさんは明日離沖の予定。
１週間の滞在で３日間高江に行って、金曜日には雨中の大格闘、御苦労さんでした～。
