すいーと雑記帳

とっこの独り言

「Save 高江!」 楽しいデモ 

2011-10-02 13:37:24 | 日録・雑感など
10月1日 SAT  29℃ 

夕方6時から県庁前の広場で、「Save Takae(高江を救え)!」の集会がありました。
沖縄県北部にある東村・高江地区への米軍ヘリパッド建設反対と、超アブナイ飛行物体・MVオスプレイ配備に反対する集まりです。300人ほど集まっていたでしょうか・・・。
今日の集会・デモは、よくある集会やデモとは毛色がまったく違っていて、異色の楽しいデモでした。

県民広場に着いたら、すでに若者や親子連れなどたくさんの人がいました。うさぎやヤンバルクイナの着ぐるみを着ている若者、ビキニ姿のお嬢さん、同じくビキニパンツにへそ出しランシャツのオニイサンなど、「オ、オッ!」という人がたくさん目について、「これは楽しそう!」とウキウキ気分に・・・。
参加者には、主催者からアジア風の色鮮やかな布のポンチョや、ビールの空き缶などに石を入れてマラカスみたいにカシャカシャ振るものや、電池でピカピカ光るメガネ、ピカピカマラカスなどが貸してもらえて、みんな夜店の子供みたいにはしゃいでいます。




ほらね、ポンチョ着て、ピカピカ、カシャカシャ!

簡単な集会の後、国際通りをドンチャカ、ドンチャカ、牧志公園までデモをしました。


「ムリだよオスプレイ全員集合!」


チャカポコチャカポコ!


ドンドコドンドコ!

なんたって、圧巻はリヤカーに積まれた大きな太鼓(アフリカの?)でした!
リヤカーを数人で引いて歩きながらドンドコドンドコ、リズムを刻んで、それに合わせて、みんなマラカスかちゃかちゃ、ライトぴかぴかで踊るように歩くのですから、こんな楽しいことはな~い!




ホイホイホ~イ! 太鼓のリズムで踊るオネエサンたち

国際通りを歩く観光客も、お店の人たちも、バスや車の人たちも、この賑やかで楽しそうなデモに興味津津!
「一体何やろ?」と思いつつ、デジカメやら写メやらで、沿道からフラッシュの連続です。

今までたくさんのデモに参加したけれど、こんなに注目されたデモはなかったような・・・。

労働組合の旗に続いて、シュプレヒコールが響くようなデモでは、こんな注目を集めることはできないでしょうね。
でも、果たして何を訴えたいデモか、わからないまま写メを撮ってた人も多かったと思うので、次回からは、もう少し「高江オスプレイパッド反対」の意思がソフトに上手に伝わるような工夫が要るかもしれません。

とにかく楽しかった!
途中で、たぶん海兵隊の若い米兵だと思うのですが、アメリカ人のオニイチャンが二人、ふざけてデモの隊列に入り込んで、楽しそうに身体を揺すって踊り歩きをして、また歩道の仲間のところに戻っていきました。(何のデモか、たぶん知らなかったと思います。楽しそうだったから入ってみた、という感じ)

牧志公園まで歩いて、あ~、疲れた! あ~、暑かった! でも楽しかった、またやろう!

「辺野古」のことは、全国的にもかなり知られているけれど、「高江」のことは、沖縄県内でもあまり知られていないみたいですね。(昨日、県庁前まで乗ったタクシーの運転手さんに「何があるのですか?」と聞かれて、「高江のヘリパッド反対のデモとか・・・」と言ったのですが、「は?」という感じでした)

高江は、やんばる(山原)のブロッコリーの森といわれる緑豊かな山々に囲まれた素晴らしい所なのですが、なんせ那覇からでもあまりに遠い(車で2時間半かな?)
この辺鄙な山合いで、世間にも知られないまま、国、防衛省、沖縄防衛局を相手に頑張るのは、ほんと、想像以上に大変なこと、消耗することだと思います。(住民を相手に嫌がらせ、脅しのSLAPP訴訟を仕掛けてきた国・沖縄防衛局のヒキョーな根性が、だからこそどうしても許せんわ! 真面目に仕事をして家族を養いながら頑張っておられる住民にとって、突然、裁判の場に被告として引っ張り出されることの、経済的、精神的、身体的ダメージは計り知れないだろうと、想像します)

だから、那覇にいる者が、せめて楽しいデモでもして、一人でも「へえ、高江ってそういうところか」「ヘリパッドが出来たら自然も住民の生活もメチャメチャや」「きわめて墜落しやすいオスプレイが配備されようとしているなんて、知らなかった!」等々、思ってくれる人が増えていけば、こんな嬉しいことはないですね。(昨日の集会・デモを企画運営してくださった方々の御苦労に感謝、感謝です)

高江は、特に本土からは遠いですが、下記ブログに高江の様子が刻々綴られていますので、是非ご覧になって関心を持ってくださればとても嬉しいです。よろしくお願いします。

やんばる東村・高江の現状 

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