
「文殊堂」に登るために、待ち構えている難所ってのが、こちらの「くさり坂」になります。
この鎖を辿っていけば、要文化財に指定されている文殊堂に辿り着くようです。
一歩一歩、しっかり、くさりをたぐりながら坂を登って行くと・・・・、
こちらの「文殊堂」が出迎えてくれます。 (ちなみに、こちらの「文殊堂」を回避する(クサリ坂を)ルートも、すぐ横の方に、一応ありますけど、そんなに、険しさは、変わらないかなぁ・・
)
この文殊堂は、西暦1500年代に建造されたお堂で、本尊は文殊師利菩薩で「勝手権現」と呼ばれています。
そして、この「文殊堂」からの眺めがこちら。まさに絶景です!
で、この文殊堂はお堂廻りを一周することが出来ます。(土足厳禁なので、靴を脱いで上がらなければなりませんが・・・)
回廊から下をのぞくとこんな感じ。ホント、高いです。なぜ、こんなところに、このようなお堂が建っているのか?ホント不思議です。
標高440mの崖上の岩角に立てられた文殊堂の回廊に立つと、三徳山や中国山地の山並みが一望できます。まさに絶景です。で、メチャメチャ涼しい、いい風が吹いているんです。ここまで、登ってきた疲れが一気に吹き飛ぶ感じです。
暫し、この絶景を眺めて、休息です。
再び、靴を履きなおして、「馬の背」と呼ばれる岩場を登って行くと、先ほどと、同じようなお堂に出くわします。(まぁ、文殊堂からもチョット見えてますが・・)
それが、こちらの「地蔵堂」です。先ほどの文殊堂と、こちらの地蔵堂は懸造(かけづくり)という急斜面や崖に張り出して建物を建てる技法を用いて建てられています。その複雑な造りは見る者を圧倒します。地蔵堂の本尊は子守延命地蔵菩薩で「子守権現」とよばれています。こちらも文殊堂同様、1500年代に建てられたもののようです。ちなみに、こちらの地蔵堂も、国指定の重要文化財です。
こちらも、回廊を回ることができますが、先ほど、十分、絶景を堪能したので、ここで、見学は終了、先を急ぎます。
そして、ここから程なく、道を進んでいくと、最初のフォトの「鐘楼堂(しょうろうどう)」が見えてきます。
こちらの鐘は、鳥取県の重要文化財にしていされており、大きさは3尺5寸(約1.15m)、重さは800貫(約3t)もあり、ここまでどうやって運んできたのか未だに不明のままだそうです。今まで登って来た道を考えると、ホント、どうやってこんなに重いものを持って登ったんでしょうか・・?!
お賽銭をいれて、一突き。静かで山深い中で、響く鐘の音は、ありがたい気持ちにさせてくれます。
この音色にまた、癒されて、もうひと踏ん張り。あと少しで、目的地の奥の院、「投入堂」に到着することが出来そうです。
この後、登山道で最後の難関である「牛の背」と呼ばれる細い岩の道を乗り越えるとあの絶景が・・・。続きは、また明日。
運動不足にはキビシ~
こちらに参拝するには、かなりハードな道のりをクリアしなければ、辿り着けないんですよ~
その分、辿り着いた時の感動はハンパじゃなかったです。
いよいよ、投入堂に辿り着きます。お楽しみに!