ウ、ウマ~な生活

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2024 G1 宝塚記念 回顧録

2024-06-23 20:35:00 | G1レース予想

京都競馬場で行われた第65回宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は、道中は後方に構え、直線で外ラチ沿いから突き抜けた菅原明良騎手騎乗の3番人気ブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥厩舎)が、中団から脚を伸ばした7番人気ソールオリエンス(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒0(重)。

☆ブローザホーンが人馬初のG1勝ちで春のグランプリを制しました。鞍上の菅原明良騎手は6年目で初のG1勝ち。この春、大阪杯で11番人気のルージュエヴァイユを3着、天皇賞・春で5番人気のブローザホーンを2着とG1で穴を演出してきた若手騎手がビッグタイトルをゲットです。「運も実力の内」と言いますが、まさに今回、この人馬には「運」が味方しました。昨日から降り続いた馬場は重馬場発表。渋った馬場が得意なこの馬にとっては恵みの雨でした。それが、レース直前で雨が上がり、馬場が回復したように見えたのでしたが、レース前のファンファーレあたりからまた雲行きが怪しくなりスタート直後には豪雨になるというまさに、この馬にとって「恵みの雨」が降りだしたのです。

まぁ、結果論ですが思った以上に京都の馬場は悪かったということです。新装して綺麗に見えた芝も、Dコース使用の内から10mに柵を設置してるわけで、そうそう回復するような馬場ではなかったということです。今後、これは覚えておかねばならないことです。前日から降り続いてる開催日の「重馬場」以上の不良馬場は、「重巧者を重視して買うこと

見事な末脚でした。とは言え、今日の馬場が向いたことは確かでしたし、良馬場で同じメンバーと勝負していたら結果は、また違っていたかもしれません。そして京都競馬場だったということもこの馬には向いたでしょうし、すべてがかみ合った勝利だったと思います。

2着にソールオリエンス。昨日、予想で思いっきり消した1頭。「4歳世代はレベルが低い」と言い続けてノータイムで消した馬です。そして、3着にベラジオオペラ。前述ですが、4歳馬という理由だけで消してしまいました。この2頭とも、重馬場の重賞勝ちというプロフィールはもっていたものの、そのレベルの低さだけを理由に切ってしまったのは浅はかでした・・。重馬場巧者のこの2頭はもう少し、評価するべきでした。ただ、良馬場だったらこの2頭に出番はあったのか?こればっかりはわかりません・・。2頭とも、それなりの成長を遂げ、明け4歳にしてそれなりのレベルになったのかなぁ・・。秋のG1ではまた悩みの種になりそうです。

この結果で昨日、予想していた時に気づいていたことがあったのですが、18年前のディープインパクトが勝ったレースで2,3着に入った馬には「ノーザンテースト」の血が入っていたんですよね・・。奇しくも今年、この上位3頭共にまた「ノーザンテースト」の血が入っていました・・。雨の重馬場のレースには「ノーザンテーストの血」が重要だと覚えておきべきです。

4着に×プラダリア。こちらは重馬場巧者、京都外回り巧者という点で評価していました。一瞬、やったかという手ごたえでしたが、上位3頭にはかないませんでした。やはり、G1でツーパンチ足らん馬は4着止まりということでしょうか・・。

5着に△ローシャムパーク。この馬なりの走りはできたと思います。やはり直線の長いコースではキレる脚のある馬の方が強いです。暮れの有馬記念に出てきたら、重い印を打ちたい1頭。いい馬だと改めて感じさせられました。

6着に◎ドゥデュース。やはり重馬場が良くなかったのかなぁ・・思った以上にこの馬は渋った馬場はダメなんでしょうね・・。キレる軽い馬場がいいんでしょうね。それとひょっとしたら、ピッチ走法だけに、長い直線コースはあまり良くないのかもしれません。坂のあるコースの方が良さそうだし、次走の取捨が難しいです。

7着に▲ディープボンド。G1勝ちのラストチャンスと期待しましたが、結果7着。この馬はやっぱり、ステイヤーだったか・・。

そして〇ジャスティンパレス。ルメール騎手が「馬場が~」発言。最後は「疲れちゃいました」とのこと。ドゥデュースもそうでしたが、海外帰りは、判断が本当に難しい。ここ数年、海外帰りでも馬券になった馬が多かったので、この2頭もそれなりに走ると思っていたのですが・・。まぁ、今回は、重馬場というコンディションもあったので、目をつぶることもできますが、手放して重い印を打つべきではなかったなぁ・・。

ということで、馬券は外れ。春競馬最終戦を勝利で締めくくることはできませんでした・・。

~総評~:重馬場実績が如実に出たレース。2日間が降った重馬場コースは、「重、不良馬場での勝ち鞍」がある馬を第一に評価するべきだと思い知らされる結果となった。勝ち馬は枠、馬場、展開、運まですべて味方につけての勝利。京都開催ということも良かったはず。人気馬2頭は海外帰りの「目に見えない疲れ」があったか?馬場も苦手だったかもしれないが不甲斐ない結果だった。弱いと思っていた4歳世代が2,3着という結果。こちらも重馬場巧者だったこともプラスだったか。暮れの有馬記念には直結しそうにない結果だが、5、6着馬には期待したい。

~予想結果~:◎海外帰り?馬場?敗因はつかめないが、この馬場で内を回ったのは名手のミス。というか脚がなかったので、内をつくことになったかのかもしれないが不甲斐ない結果だった。〇こちらも、◎同様の結果。手放してこの2頭に厚い印を打ったことを反省するべき。▲7歳ではやはり厳しかったか?ステイヤーなので、今後も2400m以下では厳しいだろう。△京都開催はマイナスだったが、馬場も悪い中5着は健闘したと思う。有馬記念で期待。×重馬場、得意コースで期待も、やはり、格が足りない馬では厳しかった。5歳のディープ産駒はやはり、G1馬でも厳しいので、G1勝ちのない馬はG1では、今後も難しそう。☆すべてが噛み合っての勝利。今日は、この馬に競馬の神様がほほ笑んだ。

最後に、来年の宝塚記念は的中できるように「虎の巻」を改訂しておきます。

・1番人気は強い。ファン投票も1番人気で、年内に勝ち鞍がある馬なら、買っておくべき。

・連対馬は、重賞勝ちあり。馬券対象馬は、2000m以上のレースでの勝ちクラは必須。とくに、重賞未勝利馬なら、2200mの勝ち鞍は必須。

・札幌、中山、阪神、東京、京都の以上のG2以上の2000m(札幌記念、皐月賞、大阪杯、鳴尾記念、秋華賞)、非根幹距離阪神、中山2500m(有馬記念)、京都の2200(京都記念、エリザベス女王杯)、阪神2200m(宝塚記念)で馬券になった馬を狙う。

・真逆の適正だが、東京、京都、阪神2400mのG2以上のレースで、馬券になった馬が馬券になる。(特に東京2400mのG1馬は強い)

・日本馬で7歳以上で年内、勝ちクラのない馬は消し。逆に7歳でも年内にG2以上の勝ちクラがあれば買い。

・6歳以上の馬は、リピーター以外なら、前年8月以降に「2000~2500mのGI かGII」で連対経験があった馬のみ。

・4歳馬は、「G1馬」か「2000m以上のG2勝ちのある馬」のみ。

・凱旋門賞向き(ヨーロッパ血統、特にノーザン系(サドラーズ、ヌレイエフの血を持った馬)の血が強い。サンデー系ならスタミナ型のステイゴールド系、スペシャルウィーク、マンハッタンカフェ、ハーツクライ、非サンデーなら、キンカメ系(ルーラーシップ)とか。母父トニービンやサドラーズウェルズ、ダンチヒ、ミスプロ系の血を持つ馬も要チェック。牝馬は、父サンデー系×フレンチデュピティの血を持つ血統馬はかなり相性がいい。

・トニービンの血の血を持つ馬に注目。ハーツ、ドゥラメンテ、ルーラーシップも要チェック。

・ローテは、天皇賞・春、大阪杯、鳴尾記念、目黒記念、ヴィクトリアマイルから。連対馬なら、ヴィクトリアマイルは3着以内、鳴尾記念は勝ち馬か、57kgを背負って、掲示板の馬のみ。それ以外のローテなら、海外レースからなら、3着以内、G2レース連対馬、G3以下のレースなら勝ち馬のみ。

・ディープ牡馬で、2200mのレースか、阪神2000mで勝ち鞍のない馬は消し

・G1馬以外で3か月以上の休み明けは消し。

・牝馬は重賞勝ちは必須。サンデー系の牝馬で、2000m以上のG1勝ちのある馬は、買っておいて損はない。

・香港馬で2000mのG1勝ちのある馬で、レイティングが高い馬は買い。

・海外からの帰国初戦は、調教がしっかりした馬。その海外レースで馬券対象になった馬のみ。同じレースに出走なら、最先着馬のみ。着外馬は消し。

・先行馬有利。直線が短いので粘り込める馬は有利。ロングスパート出来る馬も有利。

・非根幹距離なので、リピーターに注意(エリザベス女王杯、宝塚記念、有馬記念など)

・当日の馬場の傾向を重視。前残りか差し向きの馬場をしっかり判断すること。(これ重要)

・少頭数のレースはやはり、前有利。15頭以上の多頭数のレースは差し追い込みが有利なことが多い。

・基本、この時期の阪神コースはやはり内枠が荒れて、外差しの馬場になりやすい。ただ、前述のように少頭数なら内枠・前有利。多頭数ならペースが速くなり、差し・追い込みでも届くが近2走で上り最速で勝っているような馬のみ。

・2日間降り続くような「重馬場」では馬場は回復しない。素直に「重馬場」巧者を狙うべき。

・差し・追い込みなら、坂のあるコースのレースの上がり最速率の高い馬を買う。(特に阪神内回りや中山で)

これで、来年も、バッチリか?!



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2 コメント

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Unknown (まさ)
2024-07-02 19:04:56
プロキオンステークスに、ヤマニンウルスが、でてきますね。通過点にしてほしいです。スターホースに、なれるかどうか?楽しみです。
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Unknown (tokuchan)
2024-07-03 21:32:05
まささん、いつもありがとうございます。

ヤマニンウルス、終に重賞初出走。どこまでのバケモノなのか楽しみにプロキオンS、観戦したいと思います。
秋のG1に出てきて欲しいですね。
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