今日は家族ネタ。というか小6の長男について内輪の話題ですが。
4月から長男は中学生になるのですが、いろいろと検討した上で、先日私立中学を受験。進学することに決まりました。
数年前、中学はどうしようか?受験して私立に行くかね?それとも、小さい頃からの友達も多いし、公立の方が長男にとってはいいんかね?
そんな話題は、長男が小4くらいまでは私と妻の2人でしていたのですが、小5の後半くらいからは、長男本人も加えた家族全員でいろいろと意見を出し合っていました。
と言っても、まだ小学生の長男にとっては、自分の将来を「頭で考える」というのは無理っぽい。・・・というか、私自身の小学生時代を思い出しても「いろんな夢・希望を、自分が持つ個性に照らし合わせて」なんて出来ていた訳がない。
なので、いろいろな中学校の学校説明会を始め、文化祭や体育祭、体験授業・体験クラブ活動・学食体験(?)など「中学生生活を半日経験する」機会になるだけ多く参加した私たち家族でした。
そんな経験を経て、本人が行きたい学校に出会えればそれを目指せばいいし、そんなに魅力を感じなければ・又は公立の方に行きたいと思えば、そうするのが一番だと思っていました。
そして小6の夏休みを前にした昨年7月。
本人に尋ねたところ「絶対に行きたい!」という中学校が一つ心の中にあるそう。そしてその中学は、両親から見ても、「まだまだお子ちゃまな性格」「でもかなり天真爛漫」な長男の性格には非常に適しているんじゃない?と思っていた中学でした。入学後には「自主性を強く重んじながらも、個性はそのまま活かしてくれそう」という指導方針・明るい風土を家族3人そろって強く感じた学校でもありました。
しかし7月時点での長男は、例えば漢字は読めるしPCで文章もすんなり作る(・・作文は「起承転結で『読ませる』」「自身の気持ちが溢れる」部分などなかなかのもの(親バカ(笑))のですが、書く事が超苦手で覚えられない・・・つまり「漢字の書き取り問題で点がほとんど取れない」状態だったり、幼い頃からの「お喋り上手だけど、それもあってか落ち着きがない性格」のせいか試験(テスト)でも集中力が続かないという状況。当時の模擬試験でも、それほどの超難関レベルでもない希望中学への合格可能性は「Dランク(20%)」という、結構厳しいポジションからの受験体制のスタートでもありました。
そして、本人が心の中に目標を強く定めた夏休み以降に塾通いが始まり...そして秋、冬と季節は進み。
飽きっぽい性格の長男なのですが、一度も「塾、いやだ」「勉強、疲れる」とこぼす事もなく半年を過ごしました。最初は問題文を読むのも落ち着きがなかったものの、秋以降は、「漢字の覚え方を突如として会得したんだな」とか、「没頭して・集中してという姿になってきたなぁ」とか...その変化ぶりに親だからこそ気づいたり。
勿論、それでも小学生ですから勉強ばかりで本来の性格を崩しちゃう事だけは無いように、例えば、家族で・学校の友人グループで西武ドームへライオンズの試合観戦に行って喜怒哀楽を思う存分出しきったり・週末のキャッチボールは欠かさず2時間ほどやったり、などで明るい気持ちを維持するイベント(生活)もしっかりとやっていたので、それも励みになっていたのかもしれません。
そして、12月も終盤になって、ようやく受験にメドもたってきた、というのが正直なところでした。
結局、受験はその1校のみとしました。
他にも受けたいならそれは認めよう、と思っていたのですが、本人が「その中学での学校生活しか眼中にない」状態でしたので、とにかく「目標はただひとつ!」という長男でした。
そして先日2月1日の入試本番。
終わって教室から出て来た際には、「算数は1問目・2問目は完璧だし最後の問題以外は大丈夫だと思うんだけど...国語がめちゃ難しくってさぁ、自信もって答えが書けたところが少ないんだよ...」と熱気で火照った顔で、かなり不安そう・苦しそうな様子も見えました。
私は「この半年間もそうだし、特に今日、それだけ最後まで一生懸命やり尽くしたという顔になっているから十分だよ!偉かったよ!」と言葉をかけて、受験が終了した夕方でした。
そして帰宅後は、心身両面の疲労を感じつつ「終わった感」もあって、楽しく笑顔で長男を労う雰囲気(・・・親としての内心は「ここまで頑張ったんだから合格させてあげたい」が100%なのですが...)の自宅。PCで野球関係のニュースを見たりしつつ、長男は、本来の明るい表情と共に発する「オモロイ批評」で家族を笑わせるなど、普段通りに過ごしながら、夜の「中学校の公式HPでの合格発表」を待ちました。(・・・午後7時半に発表されるのですが、やはり表面には出さなくても、内心には緊張感があっって、誰も「夕ご飯を食べよう」とは言い出さず...)
そして、合格発表時間になって、家族3人でPCの画面を開き、合格を確認した瞬間。
私と妻が「おめでとう!」「よく頑張ったな!」と途轍もない大声(叫び声?)で祝福したところ...
・・
・・・てっきり長男は「やったーっ!」と満面の笑みを浮かべるのかと思っていたら...
・・・又は「よしっ!」とガッツポーズで飛び跳ねるのかと思ったら...
・・
・・
泣いていた。
昨年のおじいちゃんのお葬式以外、ここ4年以上泣いた顔を見せた事がない長男が泣いていた。
声を押し殺して、くしゃくしゃな表情で泣いていた。
PCの画面に見入って、ただただ涙を流し続けていた。
私たち両親は、この半年間、励まし・褒めてという姿勢で、なるだけプレッシャーをかけないように接してきたつもりなのですが、やはり本人にとっては大変だったんだろうな...。幼い頃から変わらない「明るい表情・明るいお喋り」がずっと続いていた長男だったので、まさか合格発表を見て「さめざめと」泣きだすとは思わなかった。
とにかく学力云々は別にして、心の中で「思いが強かった」「絶対に行くんだ!と踏ん張っていた」のは事実なんだろうな、だからこその涙だったんだろうな、と、そんな気持ちと頑張りが「一番嬉しかった」私でした。
合格発表の翌日から、友人との遊びを満喫している長男です。
放課後は、即、グラブとバットを持って野球へ出掛けています。以前から「受験が終わったら、晴れた日には全て野球をしよう!」と仲の良い親友たちと約束していたそうです。
精一杯、外で遊べ!
そして小学生生活の最後で、印象に深く残る思い出を沢山作ってくれよ!
そして4月から。
自分で決めた道・自分で切り開いた道を、堂々と・変わらぬ天真爛漫さで歩み始めて欲しい!と願う私と妻です。
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息子さん、おめでとうございます。どこの地区の学校ですか?
自慢になってしまいますが、僕は多摩地区の私立に通っています。1年上の先輩に我ら渡邉監督の次女がいます(漢字はこうらしいです)。部活(ソフトにス部)は男女に分かれていて、活動日が少しずれますが、良くあいます。小学校時代からたまに話させていただいています。性格はお父さん譲りな感じがします。良くライオンズのロゴ入りのネックウォーマーを着けています。
以前、次女さんの卒業式の時には渡邉監督の後ろ姿を見たことがあります。
小学校にはロッテの井口選手の娘さんもいらっしゃいます。
自慢ばっかりですいませんでした。
中学受験されるんだな~って思っていて、先日も、今日が試験だったんだな~って思ってました。
そして無事合格、本当におめでとうございます。
中学受験は本人より親主導になりがちな家庭もある気がしますが、
こうしてご本人がここへ行きたい、と強く思って取り組んでくれると嬉しいですね。
さすが、とことこ話さんご一家です!
勉強もしながら野球も楽しんで受験。素晴らしいです。
結果はどうであれ、頑張った事が財産ではあるけれど、
やっぱり、頑張れば結果が出る、という経験をできれば最初にして欲しいものですよね。
親御さんの予想以上に強い気持ちやプレッシャーを持っていた息子さん、
中学生になったらますますその個性と能力を発揮してくれる気がします。
楽しみだわぁ~~~~。
うちは春から下の娘が中3です。
目指すのはとりあえずは公立のトップなのですけれど、
面倒臭がり屋の性格をどう克服して完璧を目指せるか、だろうと思っています。
(社会科や提出物、遅刻などを指しています。(笑))
理数系の学科には私にはないものを感じるのでちょっと楽しみにはしてるんですけれど。どうなるかしら。
前回いただいたコメントで中学生なのかな?と思っていました。
先輩としての祝福コメントありががとうございます!
部活も野球観戦も充実していてGOODですね!
同じ学校に、ファンである野球選手・監督のご家族がいらっしゃるというのはきっかけとしても楽しいですね。きっとどのチームのファンであっても、その友人の家族だと思えば思いっきり応援したくなるものじゃないかな?
今年も、野球を楽しんで・大勢の友達と一緒に盛り上がりましょうね!
どうもありがとうございます。
以前、cocoさんに「本人が行きたいところが一番」という内容をブログで拝見したりコメントいただき、非常に納得した事がありました。更に、「男の子は最後の追い込みで伸びます!」という、ご長男の受験の際の経験談が、正直なところ私の心の支えになっていましたし、実際のところ私もそれを目の当たりにした今回でした。
本当にありがとうございました。
新年度から、今度はお嬢さんが高校受験生生活なんですよね。まだ1年ある訳ですが、きっと「あっという間」だったりもするんでしょう。
その間、どのような「青春&勉強」というスタイルになられるのか、それも個性だという気がしています。
特にお兄さんもいらっしゃるから「いいところは見習う・そうじゃないところには手を打つ」みたいな、下の子ならではの(世渡り面での)賢さもあったりして。(・・・っていうのは、6歳上の兄を持つ私の実体験だったりします(笑))
そして、「面倒臭がり屋」は「やる時はやる・度胸がある・本番に強い」と同じ意味合いなのでは?と想像もしていますので(・・・って女の子に対して失礼な事を言っちゃってますかね、ゴメンナサイ...(笑))、きっとご両親に余り心配をかけない1年になられるんじゃないかな。
お子さんたちの健やかな成長、私も楽しみにしています!(・・でも、子供ってあっという間に大きくなるものですね...)