《2/25読了 講談社 2007年刊 【日本の小説 掌編小説集】 きしだ・きょうこ(1930~2006)》
2005年から2006年にかけて発表された7つの掌編が収められています。
空気の密度がトロリと高い異空間に引っ張り込まれたような読書でした。
毒気と色気が匂い立つ世界に、意外とさっぱりした軽みが混ぜ込んであって、後を引く味。
虚実の境も巧妙にぼかされていて、作者が物語の奥でくすくす笑いながら仕掛けた罠にまんまと嵌る快感に酔ってしまいます。
7編中あえて一番好きなものを、とじっくり考えてみましたが、それは岸田作品の前では無駄な抵抗かもしれないです。
読んだ感想を誰かと語り合うのではなく、
牛みたいに何度も何度も反芻して密かに愉しみたい。
ニヤニヤしながら(笑)
2005年から2006年にかけて発表された7つの掌編が収められています。
空気の密度がトロリと高い異空間に引っ張り込まれたような読書でした。
毒気と色気が匂い立つ世界に、意外とさっぱりした軽みが混ぜ込んであって、後を引く味。
虚実の境も巧妙にぼかされていて、作者が物語の奥でくすくす笑いながら仕掛けた罠にまんまと嵌る快感に酔ってしまいます。
7編中あえて一番好きなものを、とじっくり考えてみましたが、それは岸田作品の前では無駄な抵抗かもしれないです。
読んだ感想を誰かと語り合うのではなく、
牛みたいに何度も何度も反芻して密かに愉しみたい。
ニヤニヤしながら(笑)