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十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

ウクライナ人とアイヌ民族

2022-05-19 05:00:00 | 投稿

 人類は有史以来、領土や宗教などで他の民族との戦いは絶えなかったが、ウクライナ戦争はいつになったら終わるのだろう。根拠はないが、今回の戦争によりロシアは崩壊し、新しい国際安全環境が生まれると思っている。

ウクライナの首都キーウ(キエフ)の人口は約300万人。東ヨーロッパ有数の大都市で芸術の都としても有名であったが、現在はロシア軍の侵攻で見る影もない。世界には多くの戦争があり様々な困難や問題があるが、アイヌ民族の歴史にも同じことが言えるのではないだろうか。

先日、アイヌ民族に詳しい作家と話す機会があった。彼は、ウポポイにいってみて、アイヌ民族の歴史があまり紹介されていないことに気付いたという。確かに、我々はウクライナの歴史と同じように、アイヌ民族の歴史に関して知らないことが多いのではないだろうか。民族の歴史をひも解くことによって、真相が明らかになってくるのである。

ところで、ロシアが行なったウクライナ侵攻ということが、途方もない失敗だったという点で、専門家の見方は一致しつつある。第1に、ロシアはウクライナがすぐに降参するものと思い込んでいた。第2に、ゼレンスキー大統領を中心に、ウクライナがこれほど有効なメディア戦略を展開することも予想できておらず、ウクライナ人が発する言葉や戦いぶりは、世界の人々の共感を集めている。第3に、ロシアは西側諸国の結束を過小評価していた。西側諸国は、ウクライナを支援したり、ロシアに厳しい制裁を科したりすることはないと踏んでいたのだ。

これらの誤算が積み重なった結果、ロシアが軍事的勝利を手にするために、途方もない犠牲を払うことは、もはや不可避である。ロシア兵の命とロシア経済に甚大な犠牲が生じるだけでなく、ウクライナのおびただしい数の市民の命も失われることが避けられず、シリア紛争やチェチェン紛争のような血みどろの戦いになりつつあるように見える。今回の戦争により、世界経済の落込みが大きい。この代償は、一体だれが払うのであろうか。人間の愚かさを思わずにはいられない。

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#帯広畜産大学

2022-05-18 05:00:00 | 投稿

 3年前、帯広畜産大学に初めて行った。行った理由は、鈴木直道北海道知事(当時は、夕張市長)の講演が、同大講堂であったからである。帯広畜産大学というだけあって、見渡す限りの畑や農場があってとても広い。同大は、北見工大、小樽商大と統合され、主幹事大学になるらしい。

同大の畜大祭が市内のホール「十勝プラザ」で行なわれ、女子学生が多かったためその比率を聞いたところ、6割以上を占めるそうである。 単科大学としてはユニークで、全国各地から学生がきている。しかも女性が多いこともあって明るいのである。女性の大学進出が進んでいるとはいえ、この比率に驚いたのは自分だけではないだろう。50年前は、1割にも満たなかったはずである。 このような人材が、日本の農業や酪農を支えて行ってくれると思うと嬉しい限りである。

 同大のキャンパスには、上川大雪酒造が作った“碧雲蔵もあり、銘柄 “十勝”などの日本酒を造って販売している。ここで、畜大生が酒造りを学んで、日本酒を世界に発信しようとしているのである。

また、帯広にはアフリカやアジアなどからの学生が学んでいるJICA帯広(独立行政法人国際協力機構)がある。日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っており、畜大にも多くの外国人が学びに来ている。

(注) JICA:Japan International Cooperation Agencyの略

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#中国経済

2022-05-17 05:00:00 | 投稿

中国国家統計局が4月30日発表した、2022年4月の製造業購買担当者景気指数は47.4と、前月より2.1ポイント低下した。2カ月連続で、好調・不調の境目である50を下回った。新型コロナウイルスの感染が広がった上海市が、事実上の都市封鎖に追い込まれ、物流の混乱などで景況感が一段と悪化したのである。

コロナ禍に加えてウクライナ戦争をきっかけに、世界経済が大変な事態に陥っている。国際通貨基金(IMF)の見通しによると、日本の今年の経済成長率はプラス0.9%ダウンの2.4%、世界は0.8%ダウンの3.6%の予想に下方修正している。

IMFでは、中国の2022年度経済成長率を5.6%と予想しているが、大幅に下回る公算がある。中国も5連休で1億人の民族大移動が予想されているが、コロナの感染拡大にならなければ良いと思っている。

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#マリモの歌

2022-05-16 05:00:00 | 投稿

私は、脳障害のために歌は歌えなくなりましたが、愛唱歌には、森進一の“襟裳岬”、中島みゆきの“時代”、岡林信康の“山谷ブルース”、さとう宗幸の“岩尾別旅情”など、たくさんあります。その中でも安藤まり子さんが歌った「マリモの歌」は、いつも口ずさんでいました。なぜなら、マリモの歌は阿寒湖に行けば、遊覧船やバスガイドの方が必ず歌ってくれたからです。

帯広から松山千春が住んでいる足寄町を通って阿寒湖まで約120キロの距離です。大自然があってとても素敵なドライブを楽しむことが出来ますので、本州から来た友人などを必ずご案内します。

阿寒湖の近くには、日本百名山のひとつになっている雌阿寒岳(1,499m)があり、眺望が良いので5回登りました。1回目は中学1年生の時で、先生を含めて仲間5人で登りました。登りは約2時間、下りは約1時間半で、手ごろな初心者コースだと思われますが、隣に見える阿寒富士(1,476m)に登るためには、プラス2時間は見ておく必要があります。なお、活火山のために登山が禁止になることもあります。

登山口のふもとには野中温泉のほか、湖面が五色に変わるという周囲2.5キロの「オンネトー」があります。オコタンぺ湖、東雲湖と並ぶ北海道三大秘湖の美しい湖で、一度は訪れてほしいものです。私は、紅葉の時期が好きですが、日程が合わないと紅葉には恵まれませんので少し難しいかも分かりません。

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1) オンネトー

多彩な景色を見ることができるオンネトー (写真提供:足寄観光協会)

 

注2) マリモの歌

一)

水面にわたる 風さみし
阿寒の山の 湖に
浮かぶマリモよ なに思う
マリモよ マリモ 緑のマリモ
(二)
晴れれば浮かぶ 水の上
曇れば沈む 水の底
恋は悲しと 嘆きあう
マリモよ マリモ 涙のマリモ
(三)
アイヌの村に いまもなお
悲しくのこる ロマンスを
歌うマリモの 影さみし
マリモよ マリモ 緑のマリモ

 


国際ホテル“筒井温泉”

2022-05-15 05:00:00 | 投稿

令和3年3月30日、北海道音更町の国際ホテル“筒井温泉”が、事業を停止した。筒井温泉は1952年に創業。最盛期には7億円の売上高に達することもあったが、近年は施設の老朽化により利用客が伸び悩み、さらに2年前から流行した新型コロナウイルスの影響を受けたそうだ。

音更町はふる里なので、このホテルは60年前に小学校の遠足や6年前には中学校のクラス会で利用した懐かしいものである。施設にはボーリング場もあり、家族連れで楽しむことができた。

先日の地元新聞によると、このホテルが地元の大手建設グループ会社によって買収され建て替えられるそうで嬉しい話である。コロナ禍が社会に与えるものは大きいが、このように世の中が変わっていくと思うと、一概に悪いことばかりではない。

付近には、高速道路のインターチェンジが出来て、札幌方面の人々が利用するのに大変便利になる予定で、東洋一の美人の湯「モール温泉」である十勝川温泉が、再興するのは間違いない。

モール温泉は美人になるだけではなく、健康にも良い。これで、食料基地である十勝が、長寿のまち“十勝”としても売り出していけると思うと“鬼に金棒”である。

なお、モール温泉とは、植物性の有機質を含む温泉のことで、「モール泉」とも呼ばれている。 泥炭や亜炭層(酸化程度の低い石炭地層の一種)から源泉をくみ上げるため茶色の色をしている。

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