十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

コロナ禍

2022-05-01 05:00:00 | 投稿

昨年10月、岸田文雄首相は就任後初の所信表明演説で、コロナ禍の感染拡大で打撃を受ける経済の再生に向けて、「成長と分配の好循環」を図り、中間層を守る「新しい資本主義」の実現を訴えた。

私は経済学者ではないが、次のように考えている。この30年、確かに株価は上がらなかったが、極端に貧しくなったという実感も少ない。政治は一時的に政権を明け渡したものの、バブル崩壊の原因を作った自民党がいまだに日本の政治を牛耳っており、日本のあらゆる価値観やシステムの中に深く入り込んでいる。

実際に、近年の日本の国際競争力の低下は目に余るものがあり、GDPは横ばい、加えて少子高齢化が顕著になってきている。失われた30年が過ぎたいま、日本はこれから失われた40年、あるいは失われた50年を歩き始めているのかもしれない。

このような中にあって、北海道はコロナの感染拡大が進んでいる。コロナ禍の影響は、あまりにも大きい。売上不振で倒産する企業、自殺する経営者や人々、うつ病になる人など様々である。コロナ禍がなければ、知床半島への観光客が増えて、観光船に乗って命を落とさずに済んだかも知れない。一方、コロナ禍で儲けた企業もたくさんあり、運・不運はつきものとはいえ不便でならない。

コロナ禍から抜け出すためにはいろいろあるが、国として考えなければならないのは、消費拡大だろう。それでなくてもウクライナ戦争などで物の値段が上がり、消費が落ち込むばかりである。

十勝の活性化を願うひとりとしては、例えば、フードバレー十勝マラソンのフルマラソン化がある。フルマラソン化によって全国から人が集まり、ホテルに泊まって、“北の屋台”、“豚丼”、“ソフトクリーム”などの消費拡大が進めば、地元としては大変潤うだろう。十勝の活性化のために指をくわえていても仕方ないので、あらゆる十勝人が自分の役割を発揮し、知恵を出し合うことだろう。

「十勝の活性化を考える会」会員