NHK朝ドラ「なつぞら」効果がすごい。本日、バスに乗り合わせた六十才過ぎの女性二人に訪ねた。二人は札幌市に住んでいて、これから道立帯広美術館や帯広百年記念館に行き、明日は北海道ガーデン街道における庭園の一つである「真鍋庭園」に行くそうである。
二人は「なつぞら」が放映されてから4回目の十勝。1泊2日の日程で温泉付きホテルに泊まり豚丼を食べて帰る予定で、十勝に初めて来て自然や街並みの美しさに驚いたからだそうだ。
また三年前、障害を持つ人の全国大会が十勝プラザであり、約300人が帯広市を訪れたが、参加者は一様にまちの美しさのことを話していた。十勝は、北海道の中でも最も雄大で、北海道らしい所と思っている。
私は札幌や大阪などの都市に住んでみて感じたことは、十勝おびひろの美しさであった。何が美しいのかと言えば、「四季」である。夏と冬の温度差が60度ぐらいあり、寒暖差が大きいため四季がはっきりしており、また、食べ物の糖分が高いために美味しいのである。「なつぞら」に出演の俳優が一様に言っていた。「十勝で取れた物は、すべて美味しい」と。
だからお菓子が日本で一番美味しく、しかも安いのである。本州からの観光客が、ショートケーキの安い価格にビックリし、また食べてみてその美味しさにビックリしていた。「なつぞら」効果は、計り知れない。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) 真鍋庭園
ヨーロッパガーデン
園内のコニファー
真鍋庭園は北海道帯広市稲田町にある農園、植物園。国内におけるコニファー希少品種の生産で知られる。総面積は100ヘクタールで日本一の面積。日本初のコニファー庭園とされる。
概要
帯広市の南側、札内川と国道236号線に挟まれた市街地に位置する。敷地の南側が一般公開されている庭園で1800-2000種類の樹木が植えられている。北側が苗木生産農場となっている。「真鍋庭園苗畑」が運営する。緑化事業にも取り組んでいる。2003年には年間3万人が庭園を訪れた。北海道ガーデン街道協議会によって十勝と上川管内を結ぶ「北海道ガーデン街道」沿いの8庭園の一つとしても挙げられている。エゾリスやモモンガも訪れる。
歴史
- 1896年(明治29年)に入植した眞鍋家の初代眞鍋佐市が林業を始める。真鍋家は元々香川県がルーツとされる。
- 1931年、2代目眞鍋正明が寒冷に強い庭木生産を始める。これが真鍋庭園の創業となるが、当時は庭園は一般公開していなかった。2代目は顧客用の“ショーガーデン”として木々を植え、庭園の始まりとなる。それらは、今日の日本庭園と風景式庭園の基礎となった。3代目は、北欧やカナダなど世界各地から取り寄せた珍しい木々を敷地に植え、西洋風庭園を拡張した。
- 1966年、3代目眞鍋智紀が庭園の一般公開を開始する。
- 1969年、御在所「真正閣」移築。
- 1977年、「赤屋根の家」が完成。
- 2011年、御在所「真正閣」築100年記念。「帯広コンテンポラリーアート2011 真正閣の100日」開催。
- 2016年、開園50周年を迎える。50周年を記念して「モンスターガーデン」を整備。2016年現在のオーナーは4代目の眞鍋憲太郎。
庭園
日本初の本格的コニファー庭園として知られ、回遊式の庭園は面積25,000坪。樹齢1000年を越すエゾ松、トド松等、数100万本に及ぶ樹木が存在する。北海道では珍しい日本庭園も併設され、北海道の歴史的建築物も移設され保管されている。同園の随所に植えられているのはプンゲンストウヒで、エゾリスとともに同園のシンボルマークになっている。8月にはアジサイが咲き、ハマナスは晩秋まで楽しめる。散策のモデルコースは、3種類用意され30分のエゾリスコース、45分のキタキツネコース、60分のノウサギコースとなっている。ペット同伴での入場も可能。敷地は元々平坦であり庭園内の標高差はすべて造成によるもの。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます