ヤジ

自分が子供の頃、町内のこども会の大会では、ヤジられ放題でした。
エラーなどしようもんなら、またやるぞーとか、アナアナとか、まあいろいろ言われながらプレーしなくてはいけませんでした。
空振りした打者も、イロイロいわれまくります。
つまり、攻撃側も守備側もやじりまくるわけですが、当時からやじを先導する指導者とよしとしない指導者が存在しました。

自分の監督さんは、よしとしない方だったので、やじられ放題で嫌でした。

現在の少年野球はヤジは一切禁止です。指導者がやると主審から即座に注意を受けます。

まれに気が強い選手がヤジることがありますが、その場合も指導者が注意を受けます。

中学、高校になると、それほど厳しくないように思いますが、やはり昔に比べたら激減している気がします。

何を言われようが、ボールを打つ、打球を捕る、投げる、走るに、言葉の影響は少ないはずですが、それで実力が出せなくなるのであれば、
止めさせるのはいいことだと思います。



一方、議会においては、言葉で質問し、言葉で回答する。言葉が基本の世界で、発言中にヤジを飛ばすという行為は、
野球でいえば、グラウンドに入って直接妨害するのと一緒だと思います。

議会中で議長の許可なく発言するのは、妨害でしかないように思います。

賛同の掛け声もあるでしょうが、なくても別に構わないはずです。

今回問題となっているヤジをとばした議員が会見で、「すべてのヤジがやってはいけないものとは、今の段階では思っていない」
と発言していまｓたが、なんだかね。



そしてさらに悪辣なヤジの発声者はまだ不明です。

議会はうやむやにしようとしましたが、そんなことがまかりとおるのは政治の世界だけです。

自民党の偉い人が苦言を呈したようですが、次回の国政選挙まで影響を及ぼしかねないから、党幹部としては選挙対策としての発言でしょう。

まだ、申し出てこないヤジ将軍。やった本人はもちろんのこと、少なくとも隣の席に座っていた議員は誰の発言か知らないはずがない。

ヤジ将軍が自ら申し出るのを待っているのでしょうけど、かくまうのも同罪の気がします。

時間が経つにつれて、声紋分析まで飛び出しました。

既に、一部のマスコミはヤジ将軍が誰だか判明していて、取材攻勢をかけているかもしれません。


ともかく、国会も含めて議会では発言中のヤジ禁止にならないと。

ま、一言でいえば、発言者以外のその他大勢は、ヒマなんでしょうネ。