ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

隣は何をする人ぞ

2008-05-05 | 砂時計
連休に入り、ちょっと里心がついたのか初の帰省である。
彼は、超難関大学にストレート合格した秀才。
私は、自分の周りにそういう優秀なひとがいないので、ある意味、ちょっと興味津々だった。
だが、女の子ならまだしも、微妙な年齢の男の子である。
友だちの母親に、挨拶なんかしたり、しゃべったりするのは面倒だ、と思われるかもしれない。
先日も、友人宅にお邪魔した際、高1の息子ちゃんに
手みやげに持って行ったお手製のロールケーキをすすめたら
「太るからいらん!」とばっさり言われた。
なので、ここは好奇心をぐっと抑えて、私はミシン部屋(別名ゴミ部屋)に引きこもっていた。

てっきりゲーム三昧なのか、と思っていたのでリビングを開けていたが、シーンとしている。
息子の部屋にこもったままのようだ。
我が家は、テレビはリビングの一台のみで、息子の部屋にはテレビもゲームも一度も置いたことはない。
ゲームがしたければ、リビングでするしかないのである。
だが、1時間経っても、2時間経っても部屋から出てこない。
いったい、何をやってるんだろう?
マンガをむさぼり読んでいるとか?
それとも、まさか、まさか、ふたりはおホ○だち???
ぎゃーーーー!
いくら女の子にもてないからって、そんな世界に足を踏み入れるなんて・・・

などと悶々としながら、とりあえずコーヒーをいれることにする。
コーヒーを淹れている間も、相変わらず息子の部屋はぴっちりドアが閉められ、しーんとしている。
おそるおそるノックしてコーヒーが入ったことを告げると
息子が
「ああ、わかった。」と即答。
ドアを、わっと開きたい衝動を抑え、私は再びミシン部屋に戻る。
リビングに出てきて、コーヒーを飲んでいるようだが、声がほとんど聞こえない。
安普請なわりに、室内建具の遮音性だけは抜群によいウチのマンション。
ひとたびドアを閉めると、外の音はほとんど聞こえない。
しばらくして、リビングに戻ると飲み干されたコーヒーカップと、お菓子の残骸だけが残され、二人がいたことを物語っている。
しかし、相変わらず息子の部屋からは、物音一つ、かすかな話し声も聞こえてこないのである。

結局、5時間ほどのあいだ、コーヒーを飲みに出てきた以外、二人が部屋から出てくることはなかった。
玄関に向かう前、ちらっと顔を合わせ挨拶したが
ほー・・・これが秀才くんですか・・・・
ま、大学時代せいぜいしっかりとお勉強以外のことを勉強してください。
って感じである。
で、息子に聞いてみた。
二人で部屋にこもって何をしていたのか?と。
「まぁ、話したり、遊んだり、いろいろと。」
へぇ~、遊んだり、イロイロと?
ま、深くは追求しないことにしよう。

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