ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

海藤花

2005-08-31 | 砂時計
いつもの魚屋さんに立ち寄る。 夫の酒の肴を調達するためだ。 秋刀魚、鯵、たこ、などが並んでいる。 今週に入り、青魚が続いたので「剣先いか」を手にしてレジに並んだ。 お金を払おうと財布を取り出すと、料理人久田雅隆さん似の跡取り息子さんが 「すみません、タコの子、ずっと探しているんですが、なかなかなくって。」と申し訳なさそうに詫びてくれる。 そうそう、頼んでいたんだっけ。。 高校のころ、祖父の家に寄 . . . 本文を読む

涼しくなって涼しい話

2005-08-30 | 砂時計
朝夕はずいぶん凌ぎやすい気温となってきた。 こんな気温になってから、怪奇ばなしもなんなんだが。 私は「恐がり」である。 いい年して、と笑われそうだがかなりの恐がりである。 私の恐がりのルーツがどこからきているものなのかは不明であるが、とにかくの恐がり。 それも家にいる時の方が恐さが強い。 たとえば。 夕方、暗くなって一人で家にいる時。 玄関でドアの開く音がする。「あれ?鍵が締めてあるはずなのに? . . . 本文を読む

沈したヨット

2005-08-28 | 針仕事
4月にヨット部に入部したはずのムスコ。 夏休みに入ってから殆ど行かなかった。 ひとつには、アトピー体質である皮膚が、日光アレルギーで悪化したこと、そしてもうひとつには成績が「沈」したことがある。 ヨットの練習は、朝早くから日没までの丸一日を費やす。 ガッツのある子は、それでも文武両道を貫けるのだが、わが息子は当然机の前で船を漕いでいる。 入部当初、先輩から 「君、少しは痩せないと船が“沈”するよ。 . . . 本文を読む

イーハトーブの里から

2005-08-26 | 砂時計
以前、社内で「お取り寄せクラブ」みたいなものが存在した。 新しもの好きな若い女の子が幹事になって、全国各地の美味しい物をお取り寄せしよう、という企画だった。 夏に始まったので、まずは冷麺からのスタートだった。 取り寄せたのは、盛岡冷麺、広島激辛つけめんの2種類。 盛岡冷麺は、盛岡で一番人気の「ぴょんぴょん舎」。 広島激辛つけめんは、どこだか忘れたが、これまたネットで一番人気のお店だったと思う。 辛 . . . 本文を読む

頭は語る

2005-08-25 | 砂時計
ムスコの幼馴染が丸坊主にした。 所属しているラグビー部での連帯責任の懲罰ということらしい。 ムスコと、このK君はおしめをしている頃からの仲である。 たまたま1歳ぐらいに同じマンションに入居し、上下の階で年齢も同じということで家族ぐるみでずっとつきあっている。 仲良くなってからわかったことなのだが、出産した病院も、担当の医師も同じであった。 K君は1月生まれ、息子は3月生まれなので、病院の待合でも . . . 本文を読む