【内容】
帝王学というと、専制君主制という暗い、戦争論かとイメージするかもしれませんが
そうではなく、とても良い本です
出てくるのは、唐の太宗(日本が遣唐使を送り、律令制を導入したもととなった唐の国の皇帝)と
部下との対話がメインに書かれています
【感想】
唐の皇帝であれば、強大な権力を持っていたのに、ここまで部下に諫言させていたとは
と思いました
最近、道徳心といった言葉がよく話題にあがりますが、一大衆でさえも道徳心が足りないと
言われる中で、皇帝がここまで自制していたというのは驚きです
【印象的なフレーズ】
・太宗「鏡があれば衣冠を正すことができる、同じように昔を鏡とすれば歴史によって
世の興亡盛衰を知って自らを正すことができる。鏡にできる人を鏡とすれば、
その人によって善悪当否を知ることができる」
→歴史を学ぶというのは、もともとこういう目的であったのに、今の教育では年号と事柄ばかり
暗記している、そんな教育になんの意味も無いのに
歴史を学ぶ意義を一言で表してあって、すばらしい と思います
・作者「民主主義は、民衆一人一人が君主。民主主義は、権力が一人に集中ではなく
分散していて安全だが、「権力」のとりこになる人間が多くなる」
→まさにその通りで、何らかの責任、権限を持った人は、権力の”とりこ”に
なることのないように注意が必要ということですね
管理という仕事をしている人は必読の本です
文庫: 225 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 日本経済新聞社
530円
帝王学というと、専制君主制という暗い、戦争論かとイメージするかもしれませんが
そうではなく、とても良い本です
出てくるのは、唐の太宗(日本が遣唐使を送り、律令制を導入したもととなった唐の国の皇帝)と
部下との対話がメインに書かれています
【感想】
唐の皇帝であれば、強大な権力を持っていたのに、ここまで部下に諫言させていたとは
と思いました
最近、道徳心といった言葉がよく話題にあがりますが、一大衆でさえも道徳心が足りないと
言われる中で、皇帝がここまで自制していたというのは驚きです
【印象的なフレーズ】
・太宗「鏡があれば衣冠を正すことができる、同じように昔を鏡とすれば歴史によって
世の興亡盛衰を知って自らを正すことができる。鏡にできる人を鏡とすれば、
その人によって善悪当否を知ることができる」
→歴史を学ぶというのは、もともとこういう目的であったのに、今の教育では年号と事柄ばかり
暗記している、そんな教育になんの意味も無いのに
歴史を学ぶ意義を一言で表してあって、すばらしい と思います
・作者「民主主義は、民衆一人一人が君主。民主主義は、権力が一人に集中ではなく
分散していて安全だが、「権力」のとりこになる人間が多くなる」
→まさにその通りで、何らかの責任、権限を持った人は、権力の”とりこ”に
なることのないように注意が必要ということですね
管理という仕事をしている人は必読の本です
文庫: 225 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 日本経済新聞社
530円