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『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』…オマージュとは

2022-08-09 00:00:38 | 映画-さ行

『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』、コリン・トレヴォロウ監督、米、2022年、147分。原題は、『Jurassic World : Dominion』。

 

 第一作目公開から、早29年。完結編ということで観てきた。

 「メディア・フランチャイズ」という形で、小説・映画・TV番組・ゲーム等、複数多岐にわたる関連作品が製作されたこのシリーズ。そもそも原作の出版前に映画会社が権利の争奪戦を繰り広げたそうで、約束された「メディア・フランチャイズ」シリーズである。

 

 それはさておき、第一作目から並べてみよう。

 

1993年  『ジュラシック・パーク』(原題:Jurassic Park)。 スティーブン・スピルバーグ監督、127分。

1997年  『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク2』(The Lost World : Jurassic Park)。 スティーブン・スピルバーグ監督、129分。

2001年  『ジュラシック・パークⅢ』(Jurassic  Park Ⅲ)。 ジョー・ジョンストン監督、94分。製作総指揮、スピルバーグ。

2015年  『ジュラシック・ワールド』(Jurassic World)。 コリン・トレヴォロウ監督、125分。製作総指揮、スピルバーグ。

2018年  『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(Jurassid World : Fallen Kingdom)。 J・A・バヨナ監督、128分。製作総指揮、スピルバーグ、トレヴォロウ。

2022年  『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(今作)

 

 第1作と第2作は、スピルバーグ監督。原作があるのもこの2作までで、後はキャラクターを受け継ぎながらのオリジナルだ。原作の作者は、マイケル・クライトン。

 

 「生命の力」_生きようとする力を侮るべからず、というテーマが今作で回収される。

 

 

 実は(?)2021年に予告として公開され、しかしカットされてしまったプロローグ映像がある。

 本編が長くなり、監督は断腸の思いでカットしたそうだけれど、この映像を採用して欲しかったな。

 ストーリー的に前5作へのオマージュを詰め込み過ぎて、長くなってしまったのだろう(今作は最長の2時間27分)。しかし個人的に思うのは、この映像自体が、最大のオマージュと成り得るのではないだろうか。29年の間の技術の進歩や、思いの増幅も含めて。

 惜しい。

 

 

 第3作目からの主役、クリス・プラットは好きだな。アクション俳優としては、マーベル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のヒーロー等を演じている。

 本編は良いシーンも沢山あったんだけど、詰め込み過ぎで散漫な感じがした。そこが回収出来なかった感が否めない…。(個人の感想です)

 あのプロローグ映像を入れてくれてたら、大スクリーンで感動出来たかもしれないけど。

 

 私は今、声を大にして言いたい。我々は大画面で動く恐竜をこそ見たいのだと!(個人の感想です)

 

ジュラ紀白亜紀の恐竜達の映像美。カットされたプロローグ映像↓

 

新旧のヒーロー達と、今作参加のヒーロー・ケイラ役のディワンダ・ワイズ(右端)↓

 



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