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『キングダム2 遙かなる大地へ』…ハッピーエンドの通奏低音

2022-07-17 22:32:25 | 映画-か行

『キングダム2 遙かなる大地へ』、佐藤信介監督、2022年、134分、日本。

山崎賢人、吉沢亮、清野菜名、小澤征悦、豊川悦司、岡本天音、高嶋政宏、渋川清彦、橋本環奈、大沢たかお。

 

今日は、日本マンガの実写映画。

7月15日の公開日、「初日舞台挨拶同時中継」付きの回を観てきた。

 

実際に出演者と監督が舞台挨拶をしているのは六本木のTOHOシネマズで、それを北海道から沖縄まで130以上の劇場で同時中継したらしい。

観た後だったのでテンションも高く、拍手をしたくなり、周りを見渡したら周りも、もぞもぞしていた。だがそこは、一丸となって日本人らしさを本領発揮。思い切って拍手をすれば良かったなと、少し後悔。

 

今回は主人公・信の初陣となる、「蛇甘平原の戦い」を舞台にしていた。

『キングダム』の舞台は中国、戦国時代。紀元前247年(秦の政王即位)頃から紀元前221年(秦の中華統一)頃。まだ連載中なので、終わりは分からないけど。

 

私は原作マンガは読んでおらず、アニメ派だ。サブスクで観ているけど、もうワクワクして観始めたら止まらない。貯めておいて、観て、上がっている最後の回まで観てしまうと、何とも言えない気持ちになる。

どんな気持ちかと言うと、「時をワープしたい」気持ちである。

 

「私は時をワープしたい。」 何ソレ。

 

さて、実写版の第一作目となる前回では、キャラクターのイメージがそっくりそのまま、生き生きと演じられていて、大げさでなく度肝を抜かれた。

私が一番注目していたのは、河了貂(かりょうてん)と、王騎(おうき)将軍。特徴的だし好きなキャラクターだけに、「誰が、どうやってやるの~!」とムンクの叫びよろしく目がまん丸くなっていた。

それが。

橋本環奈ちゃんと大沢たかおさんの登場には、喜びで腰が抜けるかと思った。だってアニメそのままだったんだもん。

主人公の山崎賢人さん始め、他のキャラクターも素晴らしかった。正に「肉と息づかいが付いて立体となった人物達」、要するに、アニメを実写化するってこういう事なのかも。

 

今回も、アニメではお馴染みのキャラクターが新しく沢山参戦。

続々と出てくるキャラクター達を、今後どの俳優さんがどう演じるのか、それがとても楽しみだ。既に錚々たるメンバーが名を連ねているので、今後も「あっ」と言わせる布陣で、驚かせてほしい。

日本俳優界総出でお願いしたいところ。

 

「羌かい」も登場し、迫力と細かい描写のアクションが見所の今作。う~ん、しびれる。

主人公の信のキャラクターもやっぱり魅力的。

後先考えず、その時のゴールに向かって突き進んで行く。奇跡のような展開も信じられる、強い眼差し。

山崎賢人さんがほんと適役。

そして大平原の夕日をバックに並ぶ、大将軍、ひょう公と王騎。

史実として私達が知っているハッピーエンドの通奏低音が、一緒に物語を作り上げているような感覚を味わわせてくれる。

 

 

まだまだ書きたいことは沢山あるけど、余り長くなってもアレなので、ここらでやめておきます。

 

ありがとう!最高!次作も楽しみです!時をワープしたい!(笑)

 

 

原作は、原泰久さんの漫画『キングダム』。

2006年9月号より「週刊ヤングジャンプ」にて連載中。

2012年6月より、テレビアニメの第一シリーズ放送開始。

2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。

2019年4月に実写映画作品第一作目、公開。『キングダム』、佐藤信介監督、2019年、134分、日本。

 

 

 

 



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