夕方というのは、雲が夕焼けで深く綾をおりなす時か、その後、完全に日が沈み、町に薄ぼんやりとした白さが残っている時間か。
どっちでもいいけれど、
夕方は、時間の判断を狂わせる。
歩いていると、並んだ家と家の間や、古ぼけた小さいビルの隙間から真っ赤な夕焼けが見える。
立体になった坂道で、向こうの空が横に長く長く真っ赤に染まっている。
地球がくるりと回る間の、ほんのわずかな時間に訪れる夕焼け。
そのあまりの壮大さに恐れおののくと共に、それが明日も明後日も、その次の日も訪れることを脳が知っているので、時間のとらえ方がおかしくなってしまうのだ。
何度も何度も何度も何度も、人生が繰り返すのではないかと思ってしまうのである。
(個人感です。)
そして薄ぼんやりとした白い町を見ると、
もうこの世からいなくなってしまった沢山の知り合いが、町を歩いている薄ぼんやりとした人影に、重なって見えるような気がする。
いや、実際には見えませんよ。霊感まったくないですから。
ただ、
思い出すっていうだけ。
自分が5歳や、6歳の子供に戻って、そこから良いことだけのつまみ食いで、くるくると地球を回すと、その猛スピードの中で、大きな夕焼けの光だけが赤々と漏れ見えるのかも知れない。
どっちでもいいけれど、
夕方は、時間の判断を狂わせる。
歩いていると、並んだ家と家の間や、古ぼけた小さいビルの隙間から真っ赤な夕焼けが見える。
立体になった坂道で、向こうの空が横に長く長く真っ赤に染まっている。
地球がくるりと回る間の、ほんのわずかな時間に訪れる夕焼け。
そのあまりの壮大さに恐れおののくと共に、それが明日も明後日も、その次の日も訪れることを脳が知っているので、時間のとらえ方がおかしくなってしまうのだ。
何度も何度も何度も何度も、人生が繰り返すのではないかと思ってしまうのである。
(個人感です。)
そして薄ぼんやりとした白い町を見ると、
もうこの世からいなくなってしまった沢山の知り合いが、町を歩いている薄ぼんやりとした人影に、重なって見えるような気がする。
いや、実際には見えませんよ。霊感まったくないですから。
ただ、
思い出すっていうだけ。
自分が5歳や、6歳の子供に戻って、そこから良いことだけのつまみ食いで、くるくると地球を回すと、その猛スピードの中で、大きな夕焼けの光だけが赤々と漏れ見えるのかも知れない。