受験シーズン突入ですね。
コロナ禍においての受験は、特に感染予防に注意を払い、中学お受験で小学生も学校を休んで万全の体制で受験に臨む、、、
そんなニュースを見て、コロナのやつめ!
インフルのやつめ!と思いたくもなりますが、
子供の受験ほど親の心労が耐えないものはないですね。
それこそ、お願いだから受からせてください。。。
みんな切に願っています。
我が家も3人の子供達それぞれにちゃんと?受験が訪れ、それなりに経験してきました。
が、
次男の高校受験の時は、ちょっとだけ変わっていたかもしれません。
何が変わっていたか…
私が変わっていたのかな??
はい!ここで珍しく次男くんのエピソード登場です。
末っ子あーちゃんの濃いキャラと、任侠気質の男気溢れた長男に 押され気味の次男くん。
なかなか目立たないようで、中間子ならではのしっかり者エピソード多めです。
同じ様に育てているつもりなんですけどね。
ここで次男くんの事を少しご紹介しますと…
常に周りを把握し、相手の意を察して先回りの行動を取る。
争い事を好まず、常に中立。
手のかからない、、という表現が適切ではないかもしれませんが、保育園の時からトラブルがあった時はまず次男くんに状況確認するようにしてます、と先生方からも信頼を得ていて、いつも何かしらの"役"を担う、そんなタイプでした。
小学生の時は少年野球のキャプテンを務め、
中学校の時は生徒会の体育委員長を務め、
いずれもご指名で、これまた顧問の先生、担任の先生、学年主任の先生からもいつも声をかけていただき、
学校からの呼び出し電話ダントツのあーちゃんとは真逆の学生生活でした。
そんな次男くん、生来のスポーツ好きとあって、
自分が経験してきたサッカー、野球はもとより、あらゆる競技に興味があり、スマホを持つ前は、毎晩スポーツニュースをはしごするのが日課。
そんな彼が、中学3年生の最初の志望校調査を提出する際、思いもよらない事を言い出しました。
ちょうど中体連が始まる頃だったと思います。
「僕はX高校で〇〇(競技)をやりたい」
えっ???????
えーーーー?
初耳ですけど。
中3ですけど?
中体連始まりますけど?
彼がやりたいと言った競技は、これまで部活で汗を流してきた野球でもなく、
途中両立が難しくなり止むなく辞めたサッカーでもなく、
全く違う分野のスポーツでした。
X高校はその競技において、県内屈指の強豪校で、高校から、素人からスタートするには厳しいと思われ、、
ひとまず志望校調査の私立高校の欄にはX高校を記載しつつも、公立高校はなんとなくこの辺りかなの高校を記載して提出。
とりあえず中体連は皆県大会、全国大会を目標に地区大会臨むんだからね。
中体連終わるまでその話は皆にはしないように。
中体連は全力を出し切る事!
そう話をして、中学最後の夏を過ごす事に。
しかし、、あの子いつからそんな事考えていたのかしら。。。
やりたいと言った競技は、実は娘が小学生の時に習っていたもので、たまたま次男が挑戦したところ、センスあるよ!と周りから褒められ、、、
そこで味をしめたのか、、、
まぁ、あと半年後には気が変わってるかもしれないし。
…
…半年後…
…
志望校最終調査を提出する時になってもなお次男くんの意思は変わらず。
テーブルに座って真面目に話をします。
今から始めてもレギュラーになれるかわからんよ?
もし受からなかったら高校浪人する覚悟あるの?
次男くんは今更何を言ってるのかぐらいな感じで、"公立は受けん"とキッパリ。
しかも、大学を見据えた進学コースだと部活の練習に間に合わないので、普通科の専願で行くという。
ふむ。
それもまた良いかもね。
普通科の専願で必ず受かるから、塾辞めて競技を習いに行かせてください。
真面目に話をした結果、真面目にお願いされてしまいました。
そうして迎えた三者面談。
担任の先生は翌春定年退職予定のベテラン先生です。
「お母さん、公立高校の記載がなかったんですが、以前書かれていたY高校でいいですか?」
「それが…公立は受けずにX高校専願で受験したいと言っていて、1校のみでお願いします」
先生の顔色が変わりました。
「お母さん何を言ってるのかわかっていますか?
公立を受けないってことは人生初めての試練を自ら放棄するんですよ?
そんなヌルい人生を次男くんに選ばせるんですか?
そんなにその競技をやりたかったら公立高校の部活に入ればいいじゃないか。
皆公立の推薦が欲しい人ばかりなんですよ。
こう言っては何ですが、次男くんは公立の推薦をもらえる評価を持ち合わせているんですよ?」
怒涛の様に捲し立てられ、、、
「お母さんがそんな事でどうするんですか」
呆れ顔でため息をつかれました。
それまで黙って聞いていましたが、
次男くんが口を開くより先に、
「お言葉ですが…」
スイッチ入ってしまった私。。。
つづく…