つながる つなげる

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フェムケア

2024-07-04 13:46:16 | 日記
在宅で仕事をしていると、お昼休憩辺りでLINEがなりました。

連絡をくれたのは若い頃から同じ部署で共に切磋琢磨してきた後輩。
彼女もまた、地元九州から大阪に異動してきた同士であり、偶然にも最寄駅がご近所という事で、出社の時にはたまに一緒に帰ったりの仲です。

そんな彼女からのLINEには、

「最近調子どうですか?私はなんかもういろいろ限界を迎えてまして…」

そんなそんな、限界まで働いたらいかんよ!
上長にはその状況伝えてる?と慌てて返信すると、

「上長今日休みなんですよね…」

ならば…もう今日は早退しましょう!と早上がりを促し、しばし考えて…

「もし、良かったら一つ前の駅で途中下車しちゃう?うちに寄ってく?」

またまたじっくり聞いタロウの会を提案すると、

「ありですか?良いんですか??」

という事で、気持ち早上がりした彼女が我が家へ到着する頃、私は在宅勤務終了時刻。ちょうど良い時間となり、私も残業はしないぞ!の勢いで仕事をさばきます。

暑さのせいもあって、若干お疲れモードで訪れた彼女を迎え入れ、早速不調の原因に耳を傾けます。

やはり、メインは私たちアラフィフのお悩みごと、「ザ・更年期」。

仕事での悩み、身体が思うように動かない、病んでいるのかわがままなのか…どこからどこまでを更年期としていいものか…

誰もが通る通過点だとわかってはいるものの、この不調をどうにかしてほしい。
その願いは切実です。

仕事や私生活のパフォーマンスダダ下がりですからね。

私はその渦中にいる事をいい事に、思い通りにならない事は全て更年期のせいだわ、と自分の怠惰な部分、自分に甘い部分は全て更年期を理由に抗うこともしません。

もちろんこれまでも漢方、ピル、サプリ、民間療法いろいろ試してきて、自分に合うものを探し続けて今に至ります。

人によって症状も違うので、安易に比較も出来ませんし、何が効果的なのかもわかりません。

ともすれば、子供の反抗期と自身の更年期、両親の介護とトリプルな状況に陥る事も珍しくなく…

加えて、仕事のストレスも普通なら受け流せるものも、なぜかその時は引っかかる…

本当に厄介です。

とにかく無理をしない事、休める時に休む事、気分転換にこうやってお喋りする事、などをお互い再認識し、その日も日付が変わる直前まで延々と話し込んでいました。

生理に始まり、閉経までの女性のライフサイクルにおいて、これまであまり声を大にして語られる事はなく、生理の事も、"アレ"や"女の子"等隠語やスラングで表現し、具体的に言及する事が憚れるような風潮がありました。

生理休暇も権利としてはあるものの、行使する事ができるかと言えば…いまだ男性社会が主の世界で、なかなか難しいと想像します。

だって、、、
先月は取ったけど、今月はいいのか?とかさ、
あれ?不順なんじゃない?とかさ、、、
気にする人は気にするよ。

生理休暇なんてダサい名前はやめて、規定より多く有給取らせてくれるだけでいいのに。

私自身も生理痛はとても酷く、学生の頃はあまりの痛さに気を失いかけて、保健室に運ばれたり、椅子に長時間座る事への不安感が拭えなかったり、出血多量で死ぬんじゃ無いかと怯えた夜があったり。

生理にまつわる失敗談、皆経験あるのでは無いでしょうか。

信頼できる産婦人科の先生に巡り合うまでは本当にしんどい日々でしたが、今はいろいろコントロール出来ている方だと思います。

そんな中、最近耳にする言葉があります。

「フェムケア」 

女性の健康とケアに特化した商品やサービス
の事だそうです。

そしてそれにテクノロジーを加えると、

「フェムテック」

女性の社会進出が進み、社会を担う役割も増えてくると、女性のQOLについて着目されるようになり、生まれた言葉です。

経済産業省の試算によれば、女性特有の健康課題による経済損失は約4911億円との事です。

すごい市場ですね。

少し前にフェムテックフェスのニュースを見て物凄い盛況ぶりに目を疑いました。

中には男性の姿も散見され、新しい時代に突入したんだなぁと思う一コマ。
コソコソと買い物かごにナプキンを入れていた時代では無くなってきたようです。

生理でも我慢する、いつも通り振る舞う努力をする…ではなく、生理中、更年期中でも快適に過ごせるツールを手に入れて、身体を休ませる事に罪悪感を持たず、身体のケアを優先する。

そして、フェムケアについて、男性も理解を示し、…ジェンダーレス万歳!
そんな日々が着実にやって来ていることを実感しつつ、そこに声を上げた方々に敬服致します。

そうなると、、、です。
フェムケア-フェムテック市場規模を鑑みて…
女性にはフェムケア手当て、補助?なるものがあっても良いのでは???なんて。



蓮の花も満開近しです。
昨今、ピンク=女性 では無くなってきたものの、ピンクの優しい印象は変わらないですね。





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