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当事者意識を持つという事

2024-06-15 20:09:00 | 日記
子供達が小学生の頃、学童保育にお世話になりました。

当時はまだ市で管理していた時代で、各小学校に付随する各学童保育がオリジナルな運営を任されていました。

保護者会も役員もPTAの延長のような感じで、毎月夜19時からの定例会で会費を集金し、出納帳をつけ、完全アナログ運営です。

そこへ時代の流れで、学童保育事業に指定管理者制度が導入される事になりました。

子供達が慣れ親しんでいる学童が、先生方が、保育が、施設が、指定された業者の参入で、全く違う物になるかもしれない。。。

指定管理者に指定されるべく、先生方を守るべく、現状の学童保育クラブを急遽NPO法人化しなければならない、、、
急に大きなプロジェクトが動き出しました。

時は長男が2年生、奇しくも私はその年の役員になっていた…くじ引きでなってしまったのです。

幸いにも、学童保育の先生方、同じ年に役員に選出された他のメンバーに恵まれて、NPO法人を立ち上げるまでの結束力は素晴らしく、20年以上たった今でも、よくあんな事が出来たなぁと振り返る時があります。

学童の保護者会に幾度となく説明会を開き、市の学校教育課、各市議会議員、教育委員会に掛け合い、定款を作って、会費も口座引き落とし、専用のパソコンで会計も議事録も作成し、とんでもなく忙しい日々でしたが、同時に、形となって行く面白さも体験しました。

その頃、学童の施設面積に対する児童数がキャパを超えそうだという問題が浮上します。
年々利用者数が増え、夏休みなんてとてもここでは過ごせない。
怪我人が出てからでは遅いのです。

空いている教室を第二施設として利用できないか?
施設内にもう一棟建設できないか?
それも無理なら、今の施設をもう少し広く増設できないか?

また私たちは市役所の関係部署、その筋に強い?市議会議員とアポイントを取っては懇願しに出向きました。

皆仕事を抱えながらなので、時に早退したり、子供を預けて駆けつけて…会議は夜遅くまで続き、日付が変わる事も珍しくありませんでした。

その中でとても悩ましかった事。
市で何かひとつの事柄を決議するまでの道のりが長い!

予算を算出しなければならないのですから当然ですが、子供達の為にと訴えても、響かない人には届きません。

市議会議員にいくら話しても当事者意識がないからか、なかなか親身になってもらえません。
誰にお願いしたらこの実情をわかってもらえるのか?

市議会議員さん、ちゃんと仕事してくれよ!市民の声拾い上げてくれよ!

結果、時間はかかりましたが、どうにか増設していただき、現在に至ります。

その頃から市政便りと一緒に配布される市議会便りをしっかり読む様になりました。

答弁の内容が前回と変わらないじゃん…とか、
新しい質問出てきたな!とか。
どの議員がどんな案件に関心があるのか、だんだんとタイプがわかってくる様になります。

大阪へ異動してからも市議会便りに目を通していますが、人口が多いと問題も多岐に渡るのだなぁと。
そもそも議員の数が半端ない。
この問題、どう解決していくんだろうと、興味を持って拝読しています。

市議会の様子を広報誌で見ていた私にとって、YouTubeで市議会を配信されている時代になるなんて。。。です。

今年のお正月、次男と福岡から関西に車で戻る時、山陽道ではなく、中国道を通りました。
その時、目に入ってきた地名の標識。

「安芸高田市」

おお!かの有名な安芸高田市はこの辺かぁ〜と私が言うと、次男はキョトンとしています。

「知らんの?安芸高田市の市長さん。YouTubeにいっぱいあがってるよ」

切り抜き動画も多くあるようですが、私が最初に見たものは確か記者の方の英語の質問に対して、通訳をかって出て咀嚼して伝えられていた場面でした。

すごっ。
市長さん自ら通訳って…

皆さんご存知の通り、華々しい経歴を捨て、地元の市長として安芸高田市の地名を全国に知らしめた方です。

そしてこの度都知事選に出馬されるとのことで、ニュースを見ながら気になった事…

「石丸元市長が…」

あれ?元市長って?市長もう辞めたの?
今は誰が市長なの?と調べてみたら、
退任式の動画に行きつきました。

一地方都市の市長の退任式の様子が45万回再生です。

動画を見ていて、教育長の言葉がとても印象的でした。

YouTubeでは作為的に編集したり、反論もあったり、もちろんアンチもいるし、見ているものが全てではありません。

しかし、この教育長の言葉は、素直な感想で、石丸さんが行ってきた事は、少なからず安芸高田市の子供たちにとって貴重な4年間だったのではと少し羨ましく思いました。

今のところ、女性ツートップの話題が多いようですが、どんな行く末になるのかなー?
デジタル派の票ってどれくらいになるのかなー?と、東京都民ではありませんが、いつになく、気になる今回の都知事選です。

今週末は久々に実家に帰省しています。
ご近所からいただいたいろんな種類の紫陽花が玄関を彩っていました。


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2 コメント

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Unknown (rosekeiko)
2024-06-15 21:25:00
こんばんは!!
学童、大変でしたね。。。
長女が通って居た学童は父母会運営でしたので(地域には自治体の学童が無く。。。)毎月2万円以上の料金が掛かりました。
バザーや餅つき、会合では深夜迄掛かり、娘達を連れての参加は大変でした。
私達も何とか自治体主催の学童を作って欲しいと、会社関係や街頭での署名。。。
雪の舞う日に地下鉄の入り口で署名をお願いした親子連れから、娘達に向かって、お母さんが働いているとこんな日まで付き合わないと行けないなんて可哀想。。。言われた言葉は今でも消えません。
全国大会に出席したりと、何とか現状を変えなければと当時よく身体が持ったなぁ(笑)
その後、関東に転勤し、学童にお世話になりましたが、市主催の学童で月7,000円だったと記憶して居ます。今、少し形は違いますが、名古屋市もトワイライトや自治体の学童も当時より増え、ようやく働く親にとっても少しは私達世代が頑張った事が役に立ったのかなぁと思います。
これからは働く母親が当たり前になって、学童も預けやすい場所になり、働く親達にとって安心して子供を預ける事が出来る場所。
保育園問題も大切ですが、学童問題も取り上げて欲しいなぁと、個人的には思います(*^^*)
ご実家の時間、存分に楽しんでいらして下さいね♪
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Unknown (tka0906)
2024-06-17 22:36:49
@rosekeiko rosekeikoさん、コメントありがとうございます。昔は産休しかなかったのに育休が取れる様になったり、学童保育の管理や施設の充実も先輩方がより良いものをと努力されてきた結果である事を考えると、感謝でしか無く、まだまだ頑張らないとと励みにもなりました。今抱えている問題も、少しずつ解決して次の世代に役に立つ事を願わずにはいられませんね。
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