保育園での出来事です。
しゅんくんは5歳の男の子です。
朝早く登園してくるメンバーの1人で、私とは合同保育の時間帯だけの関わりとなります。
毎朝元気よく登園してきては、
「先生!バトルしよー!」
と、いろんな対決を挑んできてくれます。
ある時はブロックで作ったロボット。
ある時は腕相撲。
またある時は"あっち向いてホイ"
(これが手加減無しで本気で負けるのですからトホホです。)
クイズになぞなぞ、私もいろんなネタを探しては"受けて立つ"のを楽しみにしています。
そんなある日、登園してくるなり、
「先生、問題です!」と早速しゅんくんからお題が。
「えっとね、、2、、、3、、、5、、、7…次に来るのは何でしょう!?」
ん?語呂合わせ?
違うなぁ。
は、はーん、数字の2つ飛びだな、と安直に考えた私は、うーん…とちょっと考えた風に構えて、
「はーい!わかりました!"9"で〜す!」
張り切って答えると、
「ブッ、ブッー!!」
してやったりとにやり顔のしゅんくん。
「えーっ、ちがうのー??」
あれ?
そう言えば、スタートは2だったな、、
うっすら思わなくもなかったのですが…
まさかね。5歳だしね、と思いつつ、
「11?」
「せーかい!!」
「んっ?しゅんくん、9は違うけど11は正解なのはなんで?」
一応聞いてみました。
「だってさ、"そすう"はさ、2、3、5、7、11でしょ⁈ あと…まだあったんだよなぁ。」
えっ?今"そすう"って言った?????
"そすう"って、素数?
素因数分解の素数の話であってる??
「しゅんくん、そすうって…素数知ってるの?公文で習ってるの??」
「うん!そすうはね、えっと、、
あとは、、13?でしょ?、15もだっけ?」
「おぉー!本当に素数の事だったのね!
13は正解!15は違うねぇ。」
まさかとは思ったけれど、素数をクイズで出されるとは…
その日、勤務を終えて家に帰ると…
早速スマホで素数一覧を検索。
こんなにあったっけ⁈と再確認。
そして、検索結果で興味深い情報をキャッチ。
素数の判定法のアルゴリズム「エラトステネスの篩(ふるい)」…エラトステネスとは、初めて地球の大きさを測定した人。
えっ?という事は、この本に載ってる?と見てみたら、初っ端から登場してました!
その本とは、「地学図録」。
今年のGWは、鉱石から始まり、フォッサマグナ、化石、地質時代、エネルギー資源や衛星等地学にまつわる旅だった事もあり、改めて知りたい欲が出て購入した一冊。
エラトステネスさんと素数。
またつながった〜
しゅんくんとのバトル、クオリティとハードルがどんどん上がっています。
これはおちおちしていられないぞ