3.11世界報道

こんばんは。

本日Amazonで注文した「世界が感嘆する日本人」という本が届きました。
本は小説サイズの190ページ程度なので、2、3時間で読み終えることができます。
内容は世界はどのように報じたのか？と、その報道に対する感想や行動です。

世界の・・・となっていますが、
・アメリカ
・中国
・韓国
・台湾
・イギリス
・EU諸国(オランダ、イタリア、ギリシャ、スペイン、ドイツ、フランス)
この国々のもののみです。

基本的にはどこでもみられるような内容のものです。
というのは「礼儀正しさ」「冷静さ」であったり、
「日本では略奪が起きない・・・なのに自国は・・・」といったものです。
まぁ、世界で起きているような大規模なものでないにしろ略奪はありましたね。

それから英語圏を筆頭に「我慢」「仕方がない」という日本人の考えなどは、
二つの言葉にしっくりくる言葉が存在しない為理解できないようです。
自分が面白いなと思ったものをピックアップしていきます。

＜アメリカ＞
アメリカは上に書いたことを中心に報道されていたようで、
個人レベルでの「いい話」が多かったように思います。
クオーターなのかハーフなのかわかりませんが、
アメリカ在住の女性が日本に住む祖母の安否確認をしたかったが出来なかった。
だが、それを可能にしたのがソーシャルネ
ットワークで、
後日フェイスブックの友人(顔などは知らない)が祖母の安否確認をしたと連絡をくれた話。
妻を助ける為に、まだ収まっていない津波の中に出た男性の話。
そして日本政府はクズだが日本国民は素晴らしいという話・・・
アメリカらしいですｗ

＜中国＞
多分ニュースなどでも少し報道してたところがあったような記憶がありますが、
日本旅行に来ていた中国人夫婦の体験記と、
日本に研修に来ていた中国人の方々の体験記が震災と合わせて報道されていたようです。
中国人夫婦の震災後、日本人家族と数日をともにし、
皆で食料を分け合っていたこと、近所の人が「カレーライス作ったから食べない？」と
声をかけてくれたこと、帰国の手伝いをしてくれて不安を感じさせまいとしてくれたことに
とても感動したことを語っているとの事・・・。
「私は恐怖心から泣いたりしません。彼らに感動して泣いているのです」と語ったようです。

研修にきていた中国人の方々も、
国籍を問わず「津波が来たぞ！」と自分たちを高台に避難させてくれたこと、
そして「全員いるか？大丈夫か？」という思いやりの言葉をもらったこと、
もしあの時研修先の社長がいなかったら今頃自分たちはどうなっていたのかと、
感謝の言葉を言ったそうで、これも報道されたようです。

筆者はこれらの震災後の日本人の行動などから、
両国間の溝が埋まる可能性があるかもしれないと書いていましたが、
自分はそうは思わないです。
震災後は多少友好的な雰囲気になりましたが、
政府が反日教育をしている限り、すぐ元に戻ると思います。

地震の取材に来た中国人記者がガソリンスタンドの職員に
「ガソリンを蓄えているのはなぜですか？価格高騰するのを待っているのですか？」
と質問をしたと書かれていました。
職員は「緊急車両用に残している」と返答しました。
・・・日本人ならそう思うよね。もしもの時の為と・・・。
こんな考えの人がほとんどだろうし、日本人から見習わなければいけないとか言っても、
「口だけで行動が伴わない」でしょうから日中関係は変わらないと思っています。

＜韓国＞
日本から近いことから上記に出したことに加え「原発」に関して多く報道していたようです。
そして取材に来ていた記者は日本滞在中に恐怖したことがあった。
それは韓国発の放射能情報だったそうです。
韓国の報道機関の特ダネ争い、ツイッターで飛び交う出所不明の情報・・・
これらが記者にとっては「核を上回る恐怖」だったと語っています。
韓国に対し日本の報道は「安易に不安感を煽ったりせず、第二の混乱を防いだ」と
感じたようです。
募金活動もして支援してくれたとはいえ、
やはりそこは韓国人・・・日本ガンバレを書くのには勇気がいるようで、
ブログで日本ガンバレなどかけば、同調する声と反対に非難する声もある。
皮肉交じりのコメントも・・・；

そして韓国人には「先進国コンプレックス」があるよう・・・；
各国が報道し賞賛していると言われる「礼儀正しさ」「秩序」などに対して、
「先進国の人間」という見方が大半のようです。
本の中では「先進国」という言葉の使われ方に注目し、
「先進国」というのは経済などだけでなく、
国民性も含まれると考えているように書かれていますが、
そう思っているのならなぜ改善しようとしないのか・・・疑問で仕方がないです；
ってかそうなると、先進国だと韓国人が認めているのは日本だけじゃないかｗｗ
・・・もしかしてツンデレ民族なのか？ｗ

＜台湾＞
震災時の日本のサービスについて書かれていたようです。
仙台の飲食店がカレーを無料で提供したこと、
大学や会社、ビジネスホテルが帰宅困難者の為に場所を提供したこと、
自動販売機の無料サービスについて人気ブログに書かれていたようです。
この記事に対し3000コメント寄せられたとか・・・。

それから「師から友へと変わった関係」と書かれていました。
確かに歴史などからすると以前の日本は台湾にとって「師」だったのでしょう。
そして「師」である日本人が昔と今では違うと思っていた人も多くいるのでしょう。
「日本人はとても素敵だった」の著者もその一人でしょう。
台湾人の日本人に対する気持ちというのは今や「友人」・・・
まだ日本から見習うことはあっても「師という尊敬」には値しないということなのでしょうね。
嬉しいような・・・微妙な感じが・・・；


ちょびっと書き出したり、自分の感想なども交えてみました。
かなり長くなるので一旦ここで切ります。