「石川遼のシーズンオフとJGTO表彰式」

１２月７日(日)、丸山茂樹の日本シリーズ復活優勝で２００９年度JGTOツアーの幕を下ろした。翌日７日（月）に、賞金王ほか各種部門別ランキングで１位に輝いた選手たちをたたえる「２００９年度ジャパンゴルフツアー表彰式」が行われた。
　そこで今問題となっている、決まりを無視した会長決裁でMVPを石川遼に決定してしまった。ゴルフはエチケットとルールに基づいて成り立つ。その大前提を無視した日本のプロゴルフツアーの総本山であるJGTOが破ってまでMVPうを決定してしまったのだ。
　世界的に見ると、どこのツアーでもポイント制でMVPを決めている。
　PGAは今世間を騒がせている、タイガーウッズ。LPGAはロネーナオチョア、JLPGAは横峰さくら、JGTOは石川遼が各ツアーの今年度のMVPだ。一見妥当かなと思うが、ポイントで決められていたMVP選出からいったなら池田勇太が本来の最優秀選手となる。
　JGTO発足当時は、世界の６大ツアーを同じルール、基本的なコースセッテイングを統一する趣旨がありたち上げられたものだ。この行いは社是にも反すると思う。
　もっとグローバルな視点から考えて見るべきではないだろうか？

　石川遼のオフは相変わらず多忙だ。先週はほとんど休むことなくGMAのプロアマにも参加している。体のケアをもっと考えるべきだし、気持ちをリフレッシュしてモチベーショ
ンの維持にも努めなければいけない。どう考えても後３０年以上は試合に出場するだろう。
　長いスパンで方向性を決めてほしい。それは彼のとりまきの気遣いも必要であろう。
あす正月番組の収録のため愛知県のNゴルフ場に来場する。