逃亡

夕食時、父さんがエアコンをつけた。

ばあちゃんは夕食だっていうのにベッドに入って寝てた。

ちょっとして、ばあちゃんがサッサと歩いてトイレに行った・・・と思った。

父さんはトイレが我慢できなくて急いで行ったと思ったらしいけど、私はエアコンに怒ってると思ってた。

少しして、近所の人がやってきた。

なんと、ばあちゃんが外を歩いていたと連れて来てくれてた！

はあ・・・？

あの時、怒りに任せて外に出てたのかあ！

全然気がつかなかった。

やけにトイレが長いなあくらいにしか思ってなくて・・・

近所の人に見つけてもらわなかったら、大変なことになっていたと、今更ながら恐ろしい。

外は真っ暗、寒かったのに・・・

エアコンつけたくらいでそんなに怒らなくても・・・

鍵かけててもばあちゃんは自分で開けれるし・・・

いやはや・・・