サンダース日記をご覧の皆さま、ご無沙汰しております。二代目主将を務めておりました、「お兄ちゃん」こと岸田文香です。私事ではありますが、3月20日より就職先の寮に引っ越し、神戸の地で研修に明け暮れる日々を過ごしております。3月26日には入社式が執り行われ、私もついに社会人の仲間入りを果たし、身の引き締まる思いでいっぱいです。
さて、本日は私最後のサンダース日記を書きます。おもしろさは期待しないでくださいね。笑 そして長文になるので読むのに苦労させると思いますがご了承ください。笑
私は2009年に関西学院大学に入学し、当時の陸女ホッケーサークル「Thunders」に入りました。高校からホッケーを始め、大学でも楽しく趣味の一貫としてホッケーを続けることが出来ればなぁと思い入りました。また、高校時代にThundersと試合をした経験もあり、素敵な先輩方とチームの雰囲気に惹かれたのも入ったきっかけの一つです。
サークル時代を思い返すと、人数が少ないながらにも毎日楽しくわいわい、でも時には厳しく真剣に。といったように活動していた日々が蘇ってきます。大会といえば6人制で、私は勝ち負けにこだわるというよりは楽しさを優先していたように思います。
そんなある日持ち上がった体育会昇格のお話。正直当時は体育会が何なのかさえ分からない状態でした。ただ昇格したら練習日数が増えて、11人制の大会に出場するようになるぐらいにしか考えていませんでした。そして体育会になることが決定し、まずは部員獲得のために勧誘活動を必死に行いました。入学してからほとんどいったことのなかった上ヶ原に何度も足を運び、慣れない勧誘活動に心おられる毎日でした。
そんなこんなで部員を集め、ほとんどがホッケー未経験者の中関西学生春季リーグに参戦。勝ちにこだわるというよりは、その1試合をどう乗り切るかを常に考えていたように思います。だからこそ、関関戦で引き分けたときの嬉しさ、悔しさ。秋季リーグで初めて勝利を納めたときの喜びは何にも変え難いものでした。あの時初めて、勝つことの喜びを心の底から実感しました。
翌年からは女子部にもスポーツ推薦が導入され、経験者の部員が入ってきてくれました。まだ部としての体制も整ってない中で入ってきた新3回生。たくさんの苦労をかけたことだと思います。あの時私は先輩を支えることも、同期や後輩に気を配ることも何も出来ておらず、ただ自分のことで精一杯になってしまっていました。本当に申し訳なかったと思います。そして、あと一歩のところで逃した、インカレへの出場権。あの時私のあのプレーが無ければ、あの時ボールを止めていれば、、、。先輩方をインカレに連れていくことが出来なかったことは今でも悔やまれます。ただ一つ思うことは、あの頃の私はまだまだ体育会としての自覚が薄かったのではないかということです。チームのために、先輩のために、OBGの方々のために、関西学院大学のために、応援してくださる全ての方々のために、、本当にそう感じて試合を出来ていたのか、正直そこまで考える余裕はなかったように思います。
先輩が引退され、いよいよ自分達の代が1番上に立ってのチームがスタートしました。全てが試行錯誤と言った形で、どうチームをまとめていこうか迷っていた時に参加した関西学院大学体育会のリーダーズキャンプ。他部の幹部たちとの話し合いの中で、たくさんのことや考え方を学び吸収することができ、またここでやっと体育会としての自覚や責任が芽生えたように思います。
新たにスポーツ推薦で新入生が入部してくれ、ついに始動した2012年度のサンダース。主将としての責任を強く感じました。後輩からの一言で考え方が変わったとあるMT、人一倍汗をかいて、納豆臭いと言われ続けた日々、諦めていた王座に繰上げ出場を果たした時、関関戦、監督、コーチ、OBの方々にボロカスに怒られたあの時、合宿や遠征、川での水遊び、カラフルデイ、サンダース運動会、後輩とごはんにいってたくさん話したこと、三田と上ヶ原を往復した日々、顔が黒すぎて親に心配されたこと、初めてインカレへの出場権を獲得し、出場したあの時。ここでは書ききれないことがたくさんありすぎるのですが、全てが最高の思い出です。
そんな最高の思い出になったのも、サンダースのみんがいてくれたからです。
新2回生。明るく元気で誰よりもホッケーを愛し、チームのために頑張ってくれる姿はいつも私の原動力になっていました。いよいよみんなも先輩です。先輩としての自覚をしっかりと持ち、後輩にたくさんのことを教え、また良いお手本として行動していってください。きっと素敵な先輩になってくれると信じています。そしてプレーでもどんどんチームを引っ張っていってくださいね。新3回生。もう3回生?何かとても不思議な気がします。3回生にはたくさんの苦労をかけてしまったと思います。それでもサンダースのためにと思い意見してくれたり、努力してくれる姿はとても頼もしいものでした。時には辛く厳しいこともあると思いますが、それが自分達のためになっているんだと捉え文句より先ずは行動に移し、その姿、姿勢で後輩を指導し、また先輩を支えていってください。3回生の成長に期待しています。新4回生。みんなとは1番長く苦楽を共にしましたね。4回生のチームワークの良さ、居心地全てが最高でした。全員が未経験者の中、辛いこともたくさんあったと思いますが、文句一つ言わず必死に着いてきてくれて本当に感謝しています。4回生の綺麗な心で私の心は何度も洗われました。これから幹部として大変なことがたくさん待ち受けているとは思いますが、みなさんならきっと素敵なチームをつくっていってくれると信じています。頼みましたよ!!
そして同期のこっしー、みやちゃん、めいちゃん。みんなそれぞれ自立し、自分の考え方をしっかり持っていて本当に尊敬できる面ばかりでした。
ホッケーも未経験ながら、誰よりも影での努力を怠らず必死に頑張っていた姿は私の励みとなり、さらにはライバルとしてより一層私の心を奮い立たせてくれるものでした。みんなが居てくれたからこそここまでこれた。本当にそう思います。これから社会人としてバラバラになってはしまうけど、心はいつでも一つ!いつまでも良きライバルとして切磋琢磨し成長していきましょう!!
最後になりましたが、サンダースを創設し、ここまで築き上げてくださったOGの皆様、今まで私達のためにご尽力くださいました、OBの皆様、監督.コーチ.顧問の皆様、関西学院大学関係者の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございました。何かと未熟な私達ではございましたが、ここまでこれたのも皆様方のお力添えのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。これからもどうぞ関西学院大学体育会陸女ホッケー部サンダースを宜しくお願い致します。
サンダースでの活動を通して、本当にたくさんのことを学ぶことが出来ました。ホッケーだけが全てではなく、ホッケーを通して人として成長することの大切さ。今ある環境や携わってくださっている人達全てに感謝する心。関西学院大学を愛する心。Mastery for Service・Noble Stubbornnessの精神。どれも私にとって大切であり、役に立ってることです。
これからもこの心を大切に、社会人として精進して参ります。そしてコーチとしてもサンダースに携わって参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
長文、失礼致しました。それではまた。。。
関西学院大学体育会陸女ホッケー部女子二代目主将 岸田文香
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