2月11日
昨日の期待に反して、全く眠れない。
身体は重く、だるいほど疲れていると言うのに、眠れない。
睡眠薬はいつもの量を何時間も前に飲んでいる。
何度も寝返りをうつ。
枕の位置を変えてみる。
布団にくるまってみたり、布団に抱きついてみたりする。
寝る前に必ず聞くCDは、もう何回もかけなおした。
携帯をいじる。アドレス帳をぐるぐる巡る
ア・イ・ウ・エ・オ・・・・・
こんなときにメールにつきあってくれる友達なんていない。
眠れないベットの中で、僕の携帯のメモリは個人名より法人や団体のデータが多いことを確認して、ちょっとペシミストぶってみたりする。
居間の鳩時計が鳴く。
そのスパンが段々と早くなってきている気がするのは気のせいだろうか。
「明日は朝から学校に行くつもりだったのに、この調子じゃ、期待できないな。」
ただひたすらに眠ることだけを考えて・・・そうしていくと、ゆっくり、眠りに・・・・・・はぁ・・入れない。
隣の部屋では機械仕掛けの鳩が正確に時を刻みながら鳴いている。
僕はその鳴き声の数を数えるたびに、眠ることができないでいる僕に落胆する。
鳩が5:30AMを告げた。
もう、ムリ。限界だ。
このままでは本当に朝になってしまう。
というか、あと一時間もすれば社会人時代の僕の起床時間ではないか。
僕は小さな白い錠剤に最後の可能性をかけることにした。
僕を救ったあのヒーロー。
その名は“レキソタン 5mg”。
いつもベットサイドにおいてある2L入りのペットボトルからミネラルウォーターをカップに注ぐ。
僕はカップを口に近づけ、祈りを込めた希望の錠剤を僕の中心の奥深くに取り込んでいく。
あとは、力が抜けていく感覚に身体を預け、意識を何もないところに飛ばすだけ。
少しずつ気持ちが楽になって、楽になって、楽になって・・。
次に眼を覚ましたとき、携帯の時刻表示は16:00PMになっていた。
レキソタンは不眠の僕を救ってくれた。
だが、その日の予定はすべてとりやめだ。
学校に行くにしても少々時間が遅すぎる。
あきらめてベットに戻ると、僕は軽く眼を閉じた。
そして、その2時間後。
再び眼をさまして、軽く夕食をすませる。
結局のところ僕はこの日一日を、寝て過ごしてしまったことになる。
今は0:30少し前。多くの人々が眠り始める時間。
だが、というべきか、当然というべきか、僕の眼は冴えている。
今日行けなかった分、明日こそ学校に行かなければ。
今回は最初からレキソタンを飲んでベットにはいることにしよう。
今夜は良い睡眠が得られますように。
そして、明日眼を開けた時間が、朝でありますように。
昨日の期待に反して、全く眠れない。
身体は重く、だるいほど疲れていると言うのに、眠れない。
睡眠薬はいつもの量を何時間も前に飲んでいる。
何度も寝返りをうつ。
枕の位置を変えてみる。
布団にくるまってみたり、布団に抱きついてみたりする。
寝る前に必ず聞くCDは、もう何回もかけなおした。
携帯をいじる。アドレス帳をぐるぐる巡る
ア・イ・ウ・エ・オ・・・・・
こんなときにメールにつきあってくれる友達なんていない。
眠れないベットの中で、僕の携帯のメモリは個人名より法人や団体のデータが多いことを確認して、ちょっとペシミストぶってみたりする。
居間の鳩時計が鳴く。
そのスパンが段々と早くなってきている気がするのは気のせいだろうか。
「明日は朝から学校に行くつもりだったのに、この調子じゃ、期待できないな。」
ただひたすらに眠ることだけを考えて・・・そうしていくと、ゆっくり、眠りに・・・・・・はぁ・・入れない。
隣の部屋では機械仕掛けの鳩が正確に時を刻みながら鳴いている。
僕はその鳴き声の数を数えるたびに、眠ることができないでいる僕に落胆する。
鳩が5:30AMを告げた。
もう、ムリ。限界だ。
このままでは本当に朝になってしまう。
というか、あと一時間もすれば社会人時代の僕の起床時間ではないか。
僕は小さな白い錠剤に最後の可能性をかけることにした。
僕を救ったあのヒーロー。
その名は“レキソタン 5mg”。
いつもベットサイドにおいてある2L入りのペットボトルからミネラルウォーターをカップに注ぐ。
僕はカップを口に近づけ、祈りを込めた希望の錠剤を僕の中心の奥深くに取り込んでいく。
あとは、力が抜けていく感覚に身体を預け、意識を何もないところに飛ばすだけ。
少しずつ気持ちが楽になって、楽になって、楽になって・・。
次に眼を覚ましたとき、携帯の時刻表示は16:00PMになっていた。
レキソタンは不眠の僕を救ってくれた。
だが、その日の予定はすべてとりやめだ。
学校に行くにしても少々時間が遅すぎる。
あきらめてベットに戻ると、僕は軽く眼を閉じた。
そして、その2時間後。
再び眼をさまして、軽く夕食をすませる。
結局のところ僕はこの日一日を、寝て過ごしてしまったことになる。
今は0:30少し前。多くの人々が眠り始める時間。
だが、というべきか、当然というべきか、僕の眼は冴えている。
今日行けなかった分、明日こそ学校に行かなければ。
今回は最初からレキソタンを飲んでベットにはいることにしよう。
今夜は良い睡眠が得られますように。
そして、明日眼を開けた時間が、朝でありますように。