4月7日
今日は(いつもの僕から見ると)めちゃくちゃアクティブな一日になった。
まず、なんと言っても起床時間が違う。
8:50 起床
携帯でセットしておいたアラームより10分も早く目覚める。
すばらしい。
その時間は、いつも昼過ぎまでベットでゴロゴロしている僕にとっては、「早朝」である。
その後すぐ身支度を整えて、電車と地下鉄を乗り継いで病院へ。
受付をすませたのは10:00頃だったが、その時点で、
「これからですと、1時間ほどお待ちいただくことになりますが、よろしいですか・・?」
普段は分単位で予約をとっている病院だが、土日は予約不要というか予約できないので、早い者勝ちである。
しかし、この病院はいつ来ても込んでいる。
結局、1時間半ほど待たされたあと主治医が登場。
僕は、前回の診察時とあまり体調や生活のリズムに変化がないことを伝える。
主治医はノートパソコンを膝の上において、画面を凝視したまま「う~ん・・」とうなっている。
結局、今の処方箋は変えないまま、もうしばらく様子を見ましょう、ということになった。
主治医も次の処方に頭を悩ませている模様。
一向に回復しないこの病状が、主治医の期待に応えられないこの身体が、なんとなく申し訳なくなってくる。
ただ一つ医師から注意されたのが、就寝時刻。
最近はだいたい2:00AM過ぎにベットに入るのが普通だったのだが、やはり夜更かしは生活リズムやココロの調子にも影響を与えるということで、今日から目標就寝時刻が深夜0時に設定された。
(このブログを書いている今の時点で、既に1:42AM・・。初日から挫折である。)
診察終了後、次回の診察日の予約をして会計をすませ、同じビルの1Fにある調剤薬局でお薬を頂く。
しかし、毎回毎回同じ内容の診療しかしないのに、毎回毎回、請求金額が微妙に違うのはなぜだろう・・。薬の場合は処方された種類や量によって変わるのでよくわかるのだが、病院の領収書は今まで細かく確認したことがなかった。でも、請求金額が違うと言っても数百円~数十円単位なので、受付のお姉さんにわざわざ尋ねるのも気が引ける。昔、医療事務の勉強もしていたことがあるので、領収書に書かれている明細はなんとなく読める。次回の診察から注意して見てみることにしよう。
その後、この街で(都道府県で?)一店舗しかない、某都市銀行のATMでたまりにたまった通帳記入をすませ、当面の生活費と3ヶ月未払い状態の国民年金の支払い費用を引き出す。
(無職の僕は国民年金。今年度から保険料が上がった。14,100。痛い。無職の僕にはとても痛い。ここでもなんとなく「格差社会」という言葉の魔法で自虐的になってみたりする。所詮下流階級さ・・。)
なぜ地方に店舗が多数存在する地方銀行や第二地方銀行などではなく、都市銀行をメインの口座として使っているのかと言うと、東京勤務時代はどの街に行っても駅傍に必ずある銀行だったから。あまり深く考えずに給与振込口座として使っていたので、そのまま今も使い続けているというわけである。
この時点で12:30。
お腹が空いたから何か食べようかとも思ったのだが、ふと、髪を切りに行きたくなって、携帯で行きつけの美容室に予約を入れた。
いつもの美容師さんK嬢(たぶん僕より年下。)と、アシスタントのA君(あきらかに僕より年下。)を指名してスケジュールを聞いてみる。
「これからすぐに来て頂けるなら、大丈夫ですが・・どうなさいますか?」
食事はあきらめ、街中を15分ほど歩いて、目的の美容室に到着したのが13:00頃。
K嬢:「お久しぶりです~。今日はどうなさいますか?」
僕:「とりあえずサイドとバックが伸びすぎて重たいのでカットして頂いて・・」
K嬢:「あ~そうですね。結構伸びましたよね~。根元もだいぶ黒い色が目立ってきているので、そろそろカラーもしてあげたほうがいいと思いますよ~。」
僕:「あ・・じゃぁカラーもしてもらおうかな・・。」
K嬢:「それとカットしちゃうとパーマの分が無くなっちゃうので、パーマもしましょうよ!」
僕:「う~ん・・そうですね。じゃあパーマも。」
そう。僕はお店のスタッフのお勧めをうまく断ることができない。
結局カットとパーマとカラーの3つで、12,250。
・・・高いのか?安いのか?
僕は3ヶ月に1回くらいのペースでしか美容室に通わないので、1月あたりになおせば、1回4000程度・・こんなものかな・・。国民年金より安いし。(あまり慰めになってないけど。)
その美容室にいるアシスタントのA君だが、まだ下っ端なのでカットは任されていない。初回に来店したときにシャンプーとカラー、パーマを担当してくれて、
「桐原さん!次回から“シャンプー指名”とかしてくださいよ!」
と頼まれてから、予約するたびにカットのK嬢とは別に指名している。
実際のところ、シャンプーも心地よいし、パーマやカラーが頭皮にしみるといったこともないので、まぁ、いいかな、と言う感じ。愛想が良いし対応も気持ちよいから特段不便も感じない。というか、話していて心地よい。
しかし、ここの美容室の人は3ヶ月に1度しかこない客のことを、驚くほど良く覚えていると感嘆する。
顔や名前のみならず、前回来店したときに話した内容や、その時に使っていた携帯電話の機種まで(!)。
相手の顔と名前を覚えるのが苦手な桐原にとっては脅威の能力だ。
もう何回か来店していることもあり、K嬢ともA君とも親しく話せる仲である。
パーマ液をかけられ、天使の輪のような装置(頭の上でぐるぐる回るやつ)で髪の毛を暖められている時に、不意にA君がいたずらっ子の顔でこう言った。
「桐原さんも、アレ、やってもらいましょうよ。(微笑)」
A君が指差した席では、お客様の隣に膝まづいて、爪を磨いている若い女性スタッフがいた。
なんでも、この春学校を卒業した研修生で、シャンプーすらまかされていないので、サービスでお客様の爪のお手入れとハンドマッサージをしているという。
良く周りを見渡してみると、似たようなことをしているスタッフが2~3人いる。
僕:「え~オレはいいよ。(苦笑)」
A君:「いいじゃないですか!やってもらいましょうよ。(完全にいたずらっ子の微笑み)」
A君:「○○さん、次、こちらのお客様お願いしますね。」
え~・・・!
男なのにネイルケアなんて・・。
しかも、30歳のおっさんなのに・・。
若い女性スタッフ:「はじめまして。よろしくお願いします。・・・わぁ!すごくきれいな手ですね!!手タレ(=手だけのタレント)みたい!(笑)」
僕:「ええ、良く言われます。(きっぱり。)」
そうなのだ。
髪の毛の先から、足のつま先にいたるまで、コンプレックスの塊のような身体をしているが、唯一、他人からほめられるのが手と指なのである。
最初はあまり自覚していなかったが、男女とわず、出合う人の多くが同じことをおっしゃってくださるので、多分、そのとおりなのだと思う。
そこで驚きのネイルケア。
まるで爪に透明なマニュキュアを塗ったかのような光沢を放っている!
これはすごい。と、驚愕した桐原である。
しかし、あまりにも“美しい手・指”になってしまったので、コンビニで買い物するときとか、恥ずかしいかも・・なんて思っていたら、案の定、K嬢&A君が僕の手を見て大騒ぎ。
A君:「桐原さん、すごくきれいっすよ~!すげぇ!(笑)手タレですよ手タレ!」
K嬢:「あははは(爆笑)。こんなきれいな男の人の指、初めてみましたよ。(笑)いいじゃないですか~。最近はネイルケアをしている男性も多いみたいですよ~。」
といったって、僕は無職で鬱病の30歳である。kinkiの剛君のように爪にマニュキュアをしているような身分ではないのだ!!
しかし、あまりにも見事な「爪の輝き」に、いたく感動してしまった僕は、帰りに東急ハンズで爪磨き用の器具を購入してしまうのであった・・。
と、なんだかんだで美容室をでたのが16:00。
さすがにお腹が空いたので、近くのモスで今日始めての食事。
ファーストフードってかなり久しぶり。
フライドポテト?(っていうんですよね?)とオニオンリングがついたセットメニューをオーダーしたのだが、フライドポトテの油に胃をやられた。
最近、年のせいか揚げ物やお肉などで脂分が多い食品を食べるとすぐに胃がもたれて困る・・。
確実に老けていくなぁ・・。
その後は、久しぶりに学校に行って21:00まで4時間のお勉強。
そして帰宅したのは22:30。
帰宅後、夕食を食べて、歯磨きと夜の洗顔を終えてこのブログを書いている。
なんと、今日は12時間以上、ベットから離れていたことになる。
ここ数日のダラダラ生活と比較すると、とてつもなくアクティブで生産性の高い一日だった。
そして今は日付変わってもうすぐ3:00。
明日は9:00AM起き。
起きられるかな。
やっつけで書いていたらいつもより、ダラダラ度が増した記事になってしまった。
明日からもう少しまとめて書きます。
ごめんなさい。
ただ一つ願うこと。
今日、活動した疲れが明日に持ち越されていませんように。。。。