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バスカヴィル家の猫

          気が向いたとき日記

Nouvel An 2018 ⑫ 世界遺産の街ヴェズレー

2018年01月23日 | フランス
シャブリを後に

ずーっとこんな景色の中を移動







小さな村が点在してるけど
どうやって生活してるんだろ・・・

Nさんに聞いたところ
フランスにも過疎化問題があって
高齢化で商店は閉めるし
若い人たちは中心部に
移り住んじゃうしで
地方が抱えている問題は
日本と変わりない

色々聞いてたら
国民性の違いは有れど
社会問題もあんまり日本と
変わりないかな

で 40~50分程
車を走らせて到着したのが

小高い丘の上にある
フランスで最も美しい村の
ひとつと言われている
ユネスコ世界遺産の村
Vézelay/ヴェズレー

が見えて来た



丘の斜面を利用した
ヴェズレーワインの葡萄畑



そして一番高いところにある

サント・マドレーヌ大聖堂
La basilique Sainte-Marie-Madeleine




サント・マドレーヌ大聖堂は
キリスト教の三大巡礼地のひとつ
スペインの
『サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂』
向かうスタート地点でもある

ここから巡礼の道
『Via Lemovicensis/ヴィア・レモヴィセンシス』
800kmを 
このホタテちゃん印
<サン・ジャック>を目印に
歩く ひたすら歩く



点々と埋められているホタテちゃん



ホタテの道は一日にして成らず的な



で ヴェズレー
夏は賑わうらしいけど・・・



主役の大聖堂
堅牢な石造りとアーチの
ロマネスク様式



至宝「聖霊降臨」の彫り物



見事なアーチ



左側回廊



右側回廊



クリスマスのプレゼピオ



そしてツリー



ツリーのオーナメントが
薄切りオレンジ



現代のオーナメントになる前の
原型がコレなんですと

で 地下の礼拝堂入口



地下には 幻に終わった
マグダラのマリアの聖遺物置場
(本物だと思って飾ってたら偽物だった事件)



脇の籠にお願い事
書いた紙が入ってた

大聖堂の周辺のお土産屋さんは
お堅い感じ(笑)



閑散・・・



冬は寂しいところだわ・・・
なんかひと際寒いし



ン?!

おっおおおっ!!! 


神がいた!!!(笑)
聖地で私のもとに
神が舞い降りたぁぁぁぁぁぁ!!!




神 「うるさいっ!



私が神の写真を撮りまくってたら
外国人観光客のオジサンも撮り始める(笑)

聖地で分かった事

猫は神(笑)

⑬に続く

Nouvel An 2018 ⑪ Point de vue Les Clos

2018年01月21日 | フランス
結局ワイン8本買っちゃったし・・・

で 街を離れる最後に
やっぱりシャブリの畑を
見ておかないと

Point de vue Les Clos



シャブリワインは下記の
4つの格付けに分かれていて

プティシャブリ
シャブリ
シャブリ・プルミエクリュ(一級)
シャブリ・グランクリュ(特級)

葡萄はシャルドネのみ(白)
味は辛口

たま~に飲み屋さんで
「辛口のシャブリくれ」とか言ってる
オジサンがいるけど
「辛口」しかないから(笑)

まぁ女の子と飲みに行って
ちょっとエエかっこしたい時は
「プルミエクリュ」とか
選べばいいと思うわ(笑)

で 脱線したけど 
特級グランクリュには
更に7つの畑があって
最も評価の高いのが
「Les Clos/レ・クロ」 
そして眼下に広がる
「Les Clos」 の畑~

畑の先に見えてるのは
シャブリの街



大変分かりやすい展望台



ご親切に日本語解説付き(笑)





Les Clos



ウロウロする不審者(笑)



のろしが上がってる
剪定した木とか
燃やしてるのかな



ちなみに畑に落ちている石とか
持ち帰ると犯罪ですから
くれぐれもお土産にしないように(笑)

⑫に続く

Nouvel An 2018 ⑩ La Cave du connaisseur

2018年01月19日 | フランス
うっかりシャブリの街の写真を
全然撮らなかったけど

人口1200人の
こじんま~りした
綺麗な街並み



道にはこんなプレートも



を ガニ股の愚夫が行く



で ワイナリー二軒目

ラ・カーブ・ド・コネッスール
La Cave du connaisseur



「ようこそ」される(笑)



先程のラ・シャブリジェンヌとは対極の
小規模なネゴシアン



雰囲気の有るカーヴ内で





早速 試飲



出来たらシャブリじゃないのを
飲みたいんだけど

更に出来たら
あんまり出回ってないヤツを
と リクエストしてみたら

ならばっと推されたのが
この三種類

ヴェズレー



サン・ブリ



イランシー



で こちらをお買い上げ



赤・IRANCY/イランシー
  (ピノ・ノワール)
白・SAINT-BRIS/サン・ブリ
  (ソーヴィニヨン・ブラン)

IRANCYはピノとは思えないピノ

SAINT-BRISの方は
桃とアプリコットの香りが素晴らしい

ここのお兄さんも丁寧に
地図見ながら
色々と説明して下さった



シャブリの街
ワインは美味いし
とっても良いところ

⑪に続く

Nouvel An 2018 ⑨ シャブリ:La Chablisienne

2018年01月18日 | フランス
ノルマンディーから
戻ったのが夜の9時頃

どうしてもパリが近くなると
渋滞するので仕方ない

取りあえず明日は
8時出発なので早く寝る

夜中に「足つった」と
愚夫がドタドタ騒いでる・・・
うっさいボケ

ちなみに深夜
風がゴーゴー
吹いてるなと思ったら
タイフーンの影響だったみたいで
ニュースで被害状況を伝えてた

で 8時に本日の
ドライバーガイドさん
在仏40年のNさんが
迎えに来てくれる

昨日のOさんも
在仏40年だったけれど
幼少期からフランスで
生活されているので
感性はフランス人

片やNさんは転勤を機会に
フランスに住み始めた方なので
基本的には日本人の感性

色んな視点で
フランスの話が伺えて道中楽しい

で パリを抜けてA6ルートで南下
途中のトイレ休憩で
またもや大腿四頭筋を鍛える

台風も抜けたようで
段々晴れて来た

着いた先は・・・

Chablis:シャブリ



シャブリモニュメント



どれくらい大きいかと言うと



日本はシャブリワインの
輸入先第二位なので

日の丸そよそよ~



で 早速ワイナリーへ

La Chablisienne/ラ・シャブリジェンヌ
シャブリで最も大きい生産者協同組合で
シャブリの約1/4
300名の生産者が加入している



で 早速試飲

「高けりゃ美味いってもんでもないから
 まあ色々飲んでってよ
って事で・・・

プティシャブリからスタート













え、えーと・・・

途中で何だか分からなくなる(笑)

試飲したのを並べて
写真撮ってくれと言うので

何となくムカつく写真(笑)



取りあえず
まぁこれかなって感じで
3本程お買い上げ

対応してくれたデカイお兄さん
腕に「YEN」のタトゥー



「そんなに円が好きかーwww」って聞いたら
「違う違うwww
 息子が3人いるんだけど
 その頭文字彫ったら
 偶然YENになっただけだよwww」って 

息子さん達の名前教えてくれたけど
凄い勢いで忘れた

で 次に向かう

⑩に続く

Nouvel An 2018 ⑧ ノルマンディーアメリカ軍墓地

2018年01月16日 | フランス
この時期
とても日が短いので
4時半位だと大分薄暗くなって来る

で 急ぎオマハビーチ沿いを
少し東へ移動

ノルマンディー最後の訪問先

Colleville-sur-Mer American Cemetery
ノルマンディー米軍英霊墓地
場所:https://goo.gl/maps/6X7i3JD4V4P2

ノルマンディー海岸線から
カン周辺には
連合国関連の軍用墓地が多い

その代表格とも言うべき墓地がここ



フランス最大の米軍犠牲者の墓地で
ノルマンディー上陸作戦の犠牲者他
9387人が眠っている

怖いくらい整然としてる墓地









こちらの壁には
遺体の判別が出来なかった
1557名の兵士の名前が彫ってある



ノルマンディー上陸作戦概要



Reflecting Pool

さすがに真冬だから
咲いてなかったけれど
本来なら水面に睡蓮が浮かんでる

綺麗な睡蓮を見たい人は
暖かい季節に来た方が
いいでしょう



奥に見えるブロンズ像は
(あんまり見えてないけどw)
Spirit of American Youth Rising from the Waves

このブロンズ像の後ろに
オリーブの木が植えてあるはずなんだけど・・・
台座しか無かった

半円形の建造物は自由への門

こちらは礼拝堂







礼拝堂らしからぬ天井画



あまりお天気も良くない
真冬の夕暮れ時にも関わらず
結構人が居てビックリ

日本人なんか居る訳もなく
やっぱり米国人率が高いかな

それでも10年位前に比べると
米国からの訪問者は
かなり減っているようで
ツアーなんかも縮小傾向だとか・・・

当時従軍していた
存命の方も90歳オーバーだから
仕方ないと言えば仕方ない

ちなみにこちらの米軍墓地は
「米国領」扱い

フランスの為に
多大な犠牲を払った米国に対する
フランスの謝意で
恒久的に使用が認められている

こちらで勤務されているスタッフは
米国の公務員で
米国で公務員ストライキがあると
ここもストライキでお休みになるそう(笑)

そして毎年6月6日は
当然 盛大なセレモニーが行われる

米国大統領も頻繁に訪れ
そのスピーチが残されているけど
今年はトランプさんも来るのかな

そうそう
「プライベートライアン」に出ていた
トム・ハンクスも毎年一度訪れてるらしい
彼の好感度の高さは
このあたりから来るのか

で この墓地から西へ20km位の所には
ドイツ軍のアルマン墓地もあったりする
フランス国内に
ドイツ軍墓地は計7個所(6だったかな)
ドイツの公益法人によって
大切に管理されている

ガイドのO氏が一度見に行ったら
見事にドイツ人しか
いなかったらしいけど・・・

それにしても
今回は文字が多い(笑)

もっと書くことがあるけど
長くなるから止めておくわ

⑨に続く