Tak's 雑記帳

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ときどき予告無く更新するときがあります。

口臭と開く口

2005-06-06 13:57:51 | その他
 人を見てると気づくかもしれない、時々口が開いている人がいる。大きくでは無く小さくだ。

 そしてこの種の人間の口臭はキツイ傾向にある。口臭がキツイ人間がいたらよく見てみるといい。おそらくその人は無意識のときに口をあけているはず。


 なぜ口が開いている人間の口臭が臭いかといえば、それは食事以外のときの唾液量が少ないのが大きな原因である。
 口が開くのはあごの力が弱かったり口呼吸だったりするからで、口内は絶えず外気にさらされることとなる。そうすると口内の水分は蒸発するため唾液の量も相対的に少なくなる。また、そういう状態が長く続くと、唾液の分泌量そのものが減ってしまいますます口内中の唾液量は少なくなる。こうなるといくら歯磨きをしてもなかなか改善されづらくなってしまう。
 
 空気中には口臭の元を発生させる菌がウヨウヨしていて、これが舌など凹凸のあるところにくっつく。唾液が豊富であれば弱アルカリ性の液性と水のような流動性により、殺菌したり洗い流したりしてしまうのだが、唾液が少ないとそうも行かない。菌は繁殖を続け、当然においも発するようになるわけだ。

 あなたのそばに口の開いている人がいて、口臭が強いのならば、意識的に口を閉じるように心がけさせ、歯磨きを朝晩位させれば結構改善すると思う。口が開く・開かないというこの差は大きいことに気づくのではないかと思う。

免疫力低下

2005-06-04 23:26:22 | 社会一般
 随分叫ばれている日本人の免疫力の低下。原因は諸説ある。

 ところで、免疫力は何に支えられているか?あなたはどう思う?
 栄養、運動、睡眠、いろいろ思いつくだろう。私もそれらを思いつく。しかしながらこれを思いつく人はあまりいないのではないだろうか。それは細菌・ウィルスである。
 
 細菌やウィルスといえば病気の元であるわけだが、そういう悪事を働くのはそれらの一部である。なぜこれらが免疫力を支えるかといえば理由は簡単、免疫細胞が実際に動くからである。警察も自衛隊も必ず訓練を行う。それは本当の危機・危険に備えるため。免疫細胞も同じで動く機会が少なければ、本当に危険な細菌やウィルスが体内に侵入したときにうまく機能しないこととなる。
 空気中や口内、胃、十二指腸、小腸、大腸と、体の消化器官は数あれど菌の無い器官は一つも無い。あの強力な酸性の胃酸がある胃や、逆に胃液を中和するアルカリ性の消化液を分泌する十二指腸にすら菌はいるのだ。これらの菌の全ては善玉菌ばかりではなく、悪玉菌が含まれている。基本的には悪玉菌の増加は善玉菌が抑制するのだが、それがままならない場合や対抗する善玉菌が存在しない場合は免疫機構の出番となる。免疫機構といったようにその働きは免疫細胞によりしっかり分かれている。歩兵のようなとりあえず菌を丸呑みして抱え込む細胞(食べきれなくなると爆発する)や、菌やウィルスを弱らせる物質を機関銃のごとく発射する細胞、それらに指令する細胞といった具合に。特に、菌やウィルスを弱らせる物質を抗体と言うが、これは初めて作られる時は大変時間がかかるものの、一度作られた後なら再び作るのにかかる時間は大変短い。
 これが何を示すかといえば、一度体内に侵入した菌やウィルスには感染しづらくなるという事。しづらくといったのは、菌やウィルスによっては抗体がずっと保持されないものがあるから。おたふく風邪や水疱瘡などは一度罹ると二度と罹らないなんて言われ、インフルエンザは同じ型でも何度も罹るということがあるのがいい例だ。

 さて、前置きが長くなったが、いまや除菌・抗菌ブームだ。どんなものにも抗菌処理がなされ、除菌剤や除菌効果のある製品が売れている。これらは使用した場所の菌の大半を間違いなく殺してくれる。体に悪い菌も、良い菌も。悪い菌とはコレラ菌や病原性大腸菌のこと。良い菌というのは皮膚表面にびっしり付いている表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌などがこれに含まれる。特に皮膚表面にある菌は皮膚表面を弱酸性に保ち、けがをした時に体内へ入り込み免疫細胞の練習相手になったりする。ほかにも練習相手になる菌はいるのだが、これらは先に述べたブームによって体から失われつつある。
 トイレに行けばウォシュレット機能を使い、除菌効果のある石鹸で手を洗えばほとんどの金は失われる。むしろ行く前より行った後のほうが菌は減っているかもしれない。そんなトイレを使い、そもそも外で遊ぶ機会のなくなった子どもたちの菌やウィルスへの耐性が落ちるのは当然といえよう。

 何も汚くしろとは言わないが、過剰に清潔にするのは止めていただきたい。それが叶わなくなった時に、今までは被害の無かったウィルスや菌に感染してしまうかもしれないからだ。

2005-06-03 02:56:59 | 社会一般
車体の一部と判明例、接触ない例も ガードレール金属片 (朝日新聞) - goo ニュース

 各新聞社/テレビ局のニュースで報じられている通り、日本全国で金属片がガードレールに挟まっている。金属片が刺さっている周辺にはこすった後があるものもあり、それらは車のボディが千切れたのではないかという意見が挙がっている。金属片が三角形である理由は、金属が引きちぎられる時の特性でそうなるようだ。

 リンクの記事にもある通り、ある金属片には3層ほど塗装がなっていてその塗料も車特有のものだったらしい。また、埼玉県行田市では交通事故の車と千切れた金属片が合致したという例もある。ほとんどは車によるものだろうというのが大方の見方だ。

 しかしながら、金属片はまったく接触の跡が見られないガードレールにも挟まっている例もある。こちらは悪質なイタズラという見解もあるようだが、イタズラにしては随分手間の掛かるもののような気がしてならない。
 今回の金属片、錆びているものも結構あるということを考えると一部は時間がたっているのは明らかだ。そしてさびて取りづらくなっているにしても、ガードレールを分解せずに組み込んだ(挟み込んだ)金属片が取れないというのはおかしな話だ。長期的に難しいイタズラを続けるのは通常ありえない。今回の報道で模倣犯が出る恐れもあるが、一過的なものとなるだろう。

 私の勝手な想像だが、今回の事件(?)は何かしらの原因で車等の金属が挟まったのだろうと思う。接触跡が無いものに関してはどこかから高速に飛んできたものが偶然刺さったか、近くで事故を起こした車両の飛び出した金属片のみが偶然刺さって千切れたのではないかとは考えられないか。衝突跡が無いにもかかわらず、金属片が刺さっているケースがどれくらいあるのか詳しい数値が分からないが、もしその比率が少なければ上記の例の可能性もあると思うのだが。

 果たして真相は?特に自分には直接かかわりが無いと思うが、ちょっと気になる。

ジェネリック医薬品

2005-06-02 23:49:17 | 社会一般
 だいぶ認知され始めた「ジェネリック医薬品」。

 特許切れの薬を売ることで、効き目は既に有効であることが分かっていながら安価であるという特徴を持っている。患者は安価ながら値段が高い薬品と効き目が同じ薬品をもらうことができるわけだ。


 ところでこのジェネリック医薬品、現場の人から聞いた話によるといまいちらしい。

 まずは湿布の場合。配合成分や比率はほとんどもしくは全く同じ。しかしながら、ジェネリック医薬品の方が剥がれやすいという。剥がれ辛いものもあるが、こちらは逆に皮膚への負担が大きいらしい。
 飲み薬の場合は、湿布同様に成分は同じ。デメリットは回数が多い、量が多い、飲みづらい(錠剤やカプセルでは無く、顆粒や粉末)などだ。1週間分を袋に詰めると、新薬の倍くらいに袋が膨れる場合もあったとか。
 新薬は飲みあわせにも考慮して、組み合わせが楽なのもあるようだ。


 ジェネリック医薬品は研究開発費は非常に小さく、医者への説明も「昔○○製薬が発売していた△△です」と言えば通じるためそこら辺のプロモーションも有利だ。あとは患者側が「ジェネリック医薬品を」とさえ言ってくれれば良い訳で、”こんな薬品作りました”というよりも”ジェネリック医薬品をお医者さんに相談してください”というCMが一般的。
 また、研究開発費が小さいため「最低これだけ売らないと赤字」というラインが極めて低い。製薬会社にとってはこれほど儲かる商売も無いのだろう。

 私は新薬派だ。なんだかジェネリック医薬品は性能の悪い薬のような気がするからというのが正直あるからだ。中国製のコピー商品と同じイメージがあるからである。
 あなたはジェネリック医薬品と新薬、どちらを選びますか?もしくはどっちを選んでいますか?