Tak's 雑記帳

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やはりレギュレーション変えないと。

2005-06-21 14:43:14 | その他
ミシュラン社などを非難 一斉リタイアでFIA (共同通信) - goo ニュース

 土日忙しかったせいで今ごろになって撮ったビデオを見てびっくり、正直そう思った。

 レースはフォーメーションラップ後ミシュラン勢は全てピット内に入リ棄権となった。ブリヂストン勢は通常通りスタートし、フェラーリが1,2フィニッシュでジョーダンのモンテイロが初の表彰台となった。まあ、走った車の半分が表彰台という異常な事態だったわけで、現地の観客からははブーイングやコースへのものの投げ込みと私がF1を見始めて3年目だが、初めてそういうのを見た。

 今年のレギュレーション変更で最も大きかったのはタイヤに関するものでないかと個人的に考えている。今年になってからタイヤのバーストや、グリップが足りなくなったために起きた事故が目立つ。去年までなら1レース中に2回から3回ほどタイヤを交換しそういったことを防げたわけだが、スピード抑制やコスト削減のためなのかタイヤ交換はよほどのことが無い限り禁止となってしまった。二つ前のレースだったかトップ走行していたライコネンの左前輪のサスペンションが大破するということがあった。熾烈な争いの中での事故発生で、もう少しで後方から来ていたマシンに接触するところであった。
今回は、ミシュランタイヤでオーバル部分で高速走行すると10周程度でタイヤが持たずにバーストなり何なりで破損してしまうから棄権ということだった。R・シューマッハがまたこのアメリカGPでクラッシュしたが、計算上で危ないというのではなく実際に事故が起きているから危ないという発表だった。ミシュランにしてみれば「うちのタイヤは危ないよ」と言っているわけで、営業的には大きなマイナスとなるはずだ。しかしながらFIAは安全なタイヤへの交換を拒否した。FIAも妥協案を提示したものの受け入れられなかったとしている。

 結果14台もの台数が棄権となり、レースそのものもたいした駆け引きがフェラーリ内だけであったといった感じとなったわけだ。

 空力パーツやエンジンに関してはもっと厳密に規定を守ってもいいかもしれないが、タイヤに関してはもっと緩くともいいと思う。加速したりカーブを曲がったりするのもタイヤがあるおかげだが、止まるのもまたそうである。

 死者が出てからでは遅いわけで、FIAには早めの改善をしてもらいたいものだ。