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731部隊証拠を隠滅(いんめつ)工作

2024年07月11日 12時24分47秒 | 一言
 さきの戦争で、旧満州(中国東北部)を足がかりに細菌兵器の研究開発と実戦使用した関東軍防疫給水部(731部隊)。
この部隊の元少年隊員で、加害の真実を証言している清水英男さん(93)がこの夏、戦後初めて現地を訪れます。「生きた人をマルタと呼んで実験材料にしました。犠牲になった人の冥福を祈り、謝りたい」。
 14歳だった1945年4月ハルピンに渡り、少年隊に入隊。「何かを作る工場だと思いました。教育部の実習室に配属されました。今でも残酷なものだと思うのは標本室の見学です。マルタを生体解剖した人体の各部分が、ホルマリン漬けの瓶に陳列されていた。赤ちゃんのものもあり、見てられなかった」と本紙に語っていました。
 45年8月、ソ連が参戦し傀儡(かいらい)国家・満州国は消滅。「軍上層部は日本が無条件降伏すると知っていたと思います。12日に命令でマルタを収容していた“特設監獄”を爆破し、証拠を隠滅(いんめつ)する工作を図りました。私は爆薬を運ぶ役目でした」。
 部隊本部の建物跡につくられた「侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館」を初めて訪問して、不戦の誓いを。「戦争は絶対にしない方がいい。戦争が始まれば、犠牲になるのは罪のない一般の人たちです」。
 サポートするのは、長野・飯田市平和祈念館を考える会です。訪問にかかる費用も、全額募金で集めました。同行する、「会」の伊壺一輝さんはいいます。「現場を見た清水さんの様子や、思い出した新しい話が聞ければ学習報告会でお返ししたい」


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