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都知事選 一部メディアの「敗因は共産党」論

2024年07月11日 11時58分31秒 | 一言
たたかった当事者ら完全否定
 東京都知事選(7日投開票)で、前参院議員の蓮舫氏は大奮闘するも及びませんでしたが、一部メディアなどが「共産党と組んだことで無党派層を遠ざけた」などと、日本共産党による支援が敗因であったかのような言説をふりまいています。しかし、選挙をたたかった当事者たちはこれを完全に否定しています。

 蓮舫氏自身は7日夜の記者会見で、共産党が支援の枠組みに入っていたことについて問われると「共産党をはじめ多くの方の力をいただいたのは私の財産だ」ときっぱり。選挙で全体の指揮にあたった立憲民主党東京都連の手塚仁雄幹事長は「共産の皆さんには感謝の思い以外、一切ない」(「朝日」9日付)と述べています。

立民幹事長は謝意

 また、蓮舫氏が立候補する前に所属し、選挙を全面支援した立民の岡田克也幹事長は9日の記者会見で、選挙戦について「活動の中心は無党派層、真ん中を取りに行くことだったが、力が足らなかった」と分析。記者団から「共産党が前面に出たことによって無党派層に支持が広がらなかったのではないかとの見方もあるが」と問われると、「そういう考え方ではない。共産党がしっかりやってもらって、共産党の支持者を固めていただいたことは非常にありがたかった」と述べました。

 今後、立民が行う都知事選「総括」で「共産党との関係がどうだったのかも論点の一つになるのか」との質問にも、岡田氏は「足を引っ張ったとは思っていない」と強調。「無党派層を取りに行くのはわれわれがしなければいけない努力なので、それと共産党さんがしっかりとやっていただいたことは全然関係のない話だ」と語りました。

共闘壊したい攻撃
 街頭演説などで蓮舫氏を応援した市民連合の菱山南帆子氏はXへの投稿で「共産党が応援したから負けたとか言われてるが今回の応援弁士、殆(ほとん)ど立憲の国会議員や都議ばかりだった。共産党の人たちはビラまきばかりしてたよ。何でも共産党のせい、何でも差別的な先入観を元にした蓮舫さんのイメージのせいにして攻撃してくるなんて、まるで統一教会の反共・反ジェンダー攻撃だ」と喝破しています。

 何がなんでも都知事選の結果を共産党のせいにし、市民と野党の共闘を壊したいがための事実に反する反共的な攻撃は、空回りするばかりです。


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