10月21日（土）の早朝、小瀬川の上空に冷たい空気が流れ込みました。その結果、もともと川面上にあった水蒸気を含んだ空気が寒気で冷やされて露点に達し、水蒸気が凝結して水滴になりました。その水滴に光が当たると白く見えます。湯気が立つ理由です。
「コブシ」と言う名前は、果実が「握り拳（こぶし）」に似ているところから付けられたと聞きました。春に咲く純白の可憐なコブシの花から、このような実ができるとは全く想像できませんでした。
珍しい白いトリカブト（鳥兜 ）です。普通、紫色をしていますが、突然変異で白くなったアルビノだと思います。昔、聖徳太子など身分の高い貴族がかぶっていた烏帽子の形に似ています。
10月2日（月）、ようやく晴れました。今回、3回目の挑戦です。この写真を撮るチャンスは、1年に数回程度。今年は、この日だけでした。撮影現場まで車で片道2時間半かかります。撮影時間は1時間程度ですが、出来上がる写真は1枚だけです。多くの時間と労力をかけましたが、なかなか良い作品になりません。とても難しいです。特に難しいのは、星のぐるぐると彼岸花の両方にピントを合わせることと、ライティングです。また、ノイズのない高画質を両立させなければなりません。ありあわせの機材で良い写真を撮るには、かなりの技術が必要かも。ひょっとしたら、ありあわせの機材では無理かも。とてもハードルが高いと思います。しかし、挑戦して失敗しても、なぜうまくできなかったのかが分かれば、それが自分にとっての写真技術の向上になると思っています。
