今年は、時期が少し早かったようです。まだ、4株しか花が出ていませんでした。午前と午後、2回撮影しました。午後の撮影の時、4株とは別の1株が、ちぎれた状態で落ちていました。実際は、5株花が咲いていたのかな。それにしても誰が?‥‥。
マクロレンズを使い、かなりアップで撮っています。実際の草丈は3~4cm程度でとても小さいです。爪楊枝ぐらいの大きさです。この日は雨が降っていてとても暗かったので、LEDライトを当てています。雨の中、濡れた地面に寝そべって撮影しました。
ずっと半月以上全く写真が撮れていません。それで、新しい写真が撮れるまで、過去に撮った山野草をアップします。今回は、2016年の8月下旬に高知県の横倉山(よこぐらやま)で撮ったコオロギラン(蟋蟀蘭)です。これは、今、NHKの朝ドラ「らんまん」で、主人公の槙野万太郎(実際は、牧野富太郎)がこの山(横倉山)で見つけたものです。
アジサイ科アジサイ属です。山地の沢沿いの樹影に育ちます。名前の由来は、5枚の花弁が梅の花に似ていることから。白くてきれいな花ですが、すぐに枯れてしまいます。枯れているものを見ると、林芙美子の「放浪記」の一節?「花の命は短くて‥‥。」が頭をよぎります。
ネットで漢字名を調べると、すべて「黄釣舟」となっています。しかし、私がある植物学の専門の先生から教えていただいた漢字名は、「黄吊舟」です。「釣り」は間違いで、「吊り」が正しいと紙に書いてくださいました。
この野生ランを初めて見たのは、今から7年前、高知県の横倉山でした。その3年後、今度は広島県のある場所で見つけました。この写真は、その広島県で今年撮ったものです。花が咲いていました。この植物の花を見るのは初めてです。直径2mmくらいの黄色い花でした。