「ササバギンラン(笹葉銀蘭)」と「ギンラン(銀蘭)の」見分け方
その1 ササバギンランの葉は、笹の葉のように細長い。
その2 ササバギンランが若株のころは、花より葉のほうが高い位置に
ある。
その3 成長した株は、ササバギンランの方が大きい。
標高1000mくらいの日当たりの良い草地に咲いていました。小低木の花です。aps-c機の10mmレンズで撮影しました。目いっぱい近寄ってこの大きさです。オートフォーカスのないレンズなので、手動ピント合わせです。ピント合わせが難しく、後ピンになってしまいました。
普通のエビネ(海老根)です。自生だと思いますが、移植かもしれません。何十株もありましたが、他の草と一緒にごちゃごちゃしていました。さらに、木漏れ日で全体がまだら模様で絵になりません。しかたなく、日の当たっている1株だけをアップでねらいました。
この草は、山口県の秋吉台と滋賀県・岐阜県をまたぐ伊吹山(いぶきやま)の2か所にしかない日本固有の希少種です。伊吹山のものは、コバノミミナグサ(小葉耳菜草)と呼ばれています。両者は見た目では全く区別できません。区別するには、この花のしべをルーペで拡大して見る必要があります。両者の違いは、しべの柄にうぶ毛があるかないかだそうです。アキヨシミミナグサの花のしべには、うぶ毛がありません。