青空と大地の中で

北の大地より愛を込めて・・・

偉大なる父

2010-03-16 23:33:53 | 動物・生き物
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偉大なる父の背中

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CMで人気の「おとうさん」ではありませんよ~

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長期の出張を終えて円山に帰ってきた偉大な父

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その名も「デナリ」
イコキロや釧路で暮らすツヨシ、そして現在里帰り中のピリカの父

その名「デナリ」は、アラスカにある北米最高峰「マッキンリー山」の別名
先住民デナッイア族の言葉で「偉大なもの」を意味します。

どちらかと言うと、イコキロをはじめ4頭の仔を立派に育て上げたララが賞賛されがちですが
実はこのデナリが陰の功労者、まさに名実共に「偉大な父」ですね!

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さすが偉大な父だけあって、ちょっと厳つい風貌ですが
性格はとてもフレンドリーでお茶目です。

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新しい命の誕生という希望のもと、再びララと同居を始めました。
ただ今のところ、ララには冷たくあしらわれているようで・・・

でも、まだ新生活は始まったばかり
しかも既に4頭の子どもたちを儲けたベストカップルですから上手くやっていってくれるでしょう。

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娘ピリカも父のことが気になる様子?

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しきりにデナリとララの住いを覗き込んでいます。

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手も振ってみますが・・・

と、とても気になっているようですが
実は彼女、デナリがじぶんの父親であることはもちろん、父親の存在すら認識していないのが事実です。

元来ホッキョクグマの雄というのは全く子育てに参加することがありません。
と言うか、子どもにとって大人の雄というのはたとえ父親であっても大変危険な存在となってしまいます。
そのため妊娠した後、子育てが終了するまで母親は徹底的に雄を避けて生活するのです。

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なので・・・
ララは娘のことが判っているようですが
デナリの方は全く父親の自覚が・・・いえ、認識を持っておりません。

ということで・・・
手を振っているのは、単なる若くてキレイなお嬢ちゃん・・・
ということになっちゃうのでしょうかね~


札幌市円山動物園(札幌市中央区) 2010-03-13撮影
Canon EOS 40D+EF16-35mm F2.8L Ⅱ USM



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