上記に該当するかどうかは別にして、健康に過ごせることは、仕事をする、充実したプライベート生活を送る、いずれの場合にも基本となります。なかにはすでに障害や持病があり、その障害や持病とつき合いながら仕事や生活を組み立てなければならない方もおられるので一概には言えませんが、あらたな病気にならないように過ごす、ということはどのような方にも当てはまる重要なポイントではないでしょうか。
会社の仕事を進める上でも、同じ部署やプロジェクトに病人が出るとプロジェクトの生産性が落ちるので、組織長にとってメンバーの健康管理は立派な仕事の一つといえます。上記で話題になる生活習慣病のどれかになってしまえば仕事や生活に支障が出て家族や同僚にも迷惑がかかりますので、生活習慣病にならないことは通常の生活や仕事を今まで通りに続ける上で重要な要件といえます。「やる気」をもって仕事をすることは重要、とよく言われますが、健康であること、病気にならないことは仕事でも個人生活でも最も基本的な要件であり、健康はやる気の源泉、とも言えるのではないでしょうか。このように考えると、仕事もプライベートも充実させたいというワークライフバランスの基本も健康あってのこと、と考えることができます。「病気にならない生き方」という本もあるので、気になる方はそちらを参照いただければと思いますが、この本にも書かれているポイントはバランスの良い食事と適度な運動です。
食事と運動、いずれもプライベートなことなので他人にとやかく言われたくはないのですが、生活習慣病の予防であり、仕事のパフォーマンスやプロジェクトの生産性にも関係するとあれば、個人の内臓脂肪の量やウエストサイズという個人情報を健康管理組合が管理することに対しても、抵抗してばかりはいられない、と考えた方が良いのではないでしょうか。
食事に関してよく言われていることは「野菜と魚中心に腹八分目」、運動は「毎日続けられる有酸素運動」、どちらも毎日続けることが重要です。食事、運動量と肥満には単純な関係があり40歳男性で身長が170cm体重65Kgの場合、摂取カロリーにして一日2000Kcal程度が事務系サラリーマンの適量といわれています。
食事と運動について具体的には毎日何ができるのでしょう。
■ 食事:三食をバランス良く摂ることだといわれています。多くのサラリーマンの問題は夕食と飲酒。朝食昼食をそれぞれ600-700Kcal摂ったとすると夕食に摂れるエネルギーは700Kcalが限度、中ジョッキ350ccで150Kcal、串カツなど食べると一本で240Kcal、ピザは一切れで450Kcal、もうオーバーです。「もういいよ」とここで切れないでください。ちょっとした工夫で結構飲み食いできるのです。焼酎にすれば生の100ccで150Kcal、鯵のたたきならひと皿100Kcal、ひじきの煮物ならひと皿80Kcal、もづくならいくら食べてもタレの数Kcalです。飲み会の場所選びを和食健康路線に変更すればカロリーもだいぶ違ってくるかも知れません。
■ 運動:激しい運動を週末だけやるよりも、平日もできる「歩き」はいかがでしょう。目標は一日一万歩、これで330Kcal、わずかですが、毎日続ければご飯にして一杯半、焼酎が2杯余計に飲めます。一つ手前の駅で降りて歩くとして、たとえば会社まで30分、1分100歩とするとこれで3000歩、朝がつらければ帰りはどうでしょう。エレベータ待ちでいらいらする方、上なら二階、下なら五階くらいは歩いてみたらどうでしょう、一階分で20段程度ですので2Up-5Downで40歩-100歩です。
■ 計測:体重と血圧を毎日計測することは重要です。できればメモをとって家族の分も計ってあげたらいかがでしょう。Wii FITを買って家族で楽しむという手もあります。毎日計測しノートに付けるだけでダイエットに成功した方は多いと聞きます。まずは現実を見つめることが重要で、計測するだけでも生活習慣病予防に効果があると言われています。
メタボリックなんて自分には関係ない、営業職なのでそのようなことは無理、人生楽しく生きたいので我慢はしない、もう手遅れ、などなどいろいろな方がおられると思いますが、病気にならないことは誰にでも関係があり、職種にかかわらずできることはあります。人生楽しく生きるためにあらたに病気にならないことは大切で、もう手遅れということはないと思います。
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