意思による楽観のための読書日記

魔道師の月 乾石 智子 ***

本作者にはきっとコアなファンが居るはず、ファンにとってはたまらないテイストの物語なのだろうが、ちょっとプロットが大きすぎて頭に入ってこない気がしながら我慢しながら読み進んだ。

はるか昔のコンスル帝国という国がありそこが舞台なのだが、時代が2つ交錯するので今一体いつなのか何処にいるのかがわからなくなる。主人公の一人キアルスは魔術師で、昔から伝わる「タゼンの歌謡」を焼いてしまう。そしてその復元をすることが冒険の大きな主題となる。

そこからタゼンの歌謡を書いた前世ともいえる時代に飛んで、歌謡を書いたテイバドールの冒険が描かれる。「タゼンの歌謡」を復元することで闇の木である「暗樹」と戦う力を得る。

もう一人の主人公レイサンダーも魔術師、自然界の物質につながる力を持って、キアルスとふたりで、帝国皇帝をまどわした「暗樹」との戦いに挑む。レイサンダーはこの戦いの中で闇の中に落ち込んでいく。

前作や次作も読めばもっと面白いかもしれないが、コアなファンを目指そうか、どうしようか。


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