私が、森の中や水辺の風景でついつい見とれてしまうものがあります。
それが画像のコケです。
樹木の葉の間から射し込むわずかの光と、水を利用して、岩や倒木を覆います。
“モスマット”と呼ばれる、森の絨毯です。
Click
実に様々な種が生えていますが、このコケだけを専門に探索するのも面白いものです。
そしてこういう光景にも出逢えます。
Click
モスマットから芽生えた『ヒノキ』です。
たっぷりの水と森の栄養を含んだマットは格好の“森のゆりかご”だと思います。
そして倒木からは...
Click
考えると、朽ちた倒木も森の栄養そのものです。
倒れ、朽ちてもなおなお次世代を支える礎になるとは...
目指したい姿です。
< 大台ケ原 >
それが画像のコケです。
樹木の葉の間から射し込むわずかの光と、水を利用して、岩や倒木を覆います。
“モスマット”と呼ばれる、森の絨毯です。
Click
実に様々な種が生えていますが、このコケだけを専門に探索するのも面白いものです。
そしてこういう光景にも出逢えます。
Click
モスマットから芽生えた『ヒノキ』です。
たっぷりの水と森の栄養を含んだマットは格好の“森のゆりかご”だと思います。
そして倒木からは...
Click
考えると、朽ちた倒木も森の栄養そのものです。
倒れ、朽ちてもなおなお次世代を支える礎になるとは...
目指したい姿です。
< 大台ケ原 >
確か、老年期の地形が隆起して、再び浸食が始まったりするのも「回春」と習ったような記憶があるのですが、なかなか検索してもでてきません。
・・・年2回春と秋に・・・なんてね。
イエローストーンの松ぼっくりは、山火事の熱で松脂が融けて種子が発芽できるようになるとか。
確か、ユーカリの種子も山火事の熱で休眠打破される様に聞きました。
自然の回復力は凄いと思います。
ただそれを確認するには、倒木更新ヒト1人の一生は短か過ぎますね。
生物の保全や自然再生など、「次世代のため」とか言いながら私自身やってはいますが、その明らかな結果を見ないままこの世から居なくなるような事業もあります。
やはりそれはそれで寂しいですが...
全くの自然環境保全ではありませんが、ある意味二次的自然を守り維持するということでは関連性もあるところで、林業は実に凄いと思います。
今、林を整備したり苗木を植えたりしても、その伐採(収穫)までは百年以上、さらに数百年のレベルで...
自分の子供どころか孫の時にもまだその成果が得られないモノの為に頑張ることもあります。
朽ちた倒木が養分を苔に譲り、
その保湿力で若芽を守る。
命のめぐりのすばらしさを
伝えていきたいですね。
通い始めた学生時代には雪の無い時期でも腰の高さ位だった幼木が、でかくなって春にはもうもうと花粉を飛ばします(苦笑)。
台風で倒れたり流されるものも、雑木林に比べると多いようです。
先祖から受け継いだ財産を管理するのも大変だろうし、植えた人達の苦労を考えると現状は悲しすぎるような気がします。
石や倒木にへばりついている苔ですが、見ていると落ち着きます。
癒しの存在です。
「林業の衰退=山の衰退」なので、何とかならないかと思ってしまいます。
価格の安い外材におされて、追い詰められていますし、価格が高くてもその付加価値でと考えても...難しいのでしょう。
間伐材の利用やバイオマス利用など、色々と知恵を絞って林業自体を再生していかなければ、植林された山々は荒廃していくばかりです。