今年、母の庭のタマアジサイは、不調で花はほとんど見られる状態ではありませんでした。
母の庭では、ナンキンハゼの木が日陰を作ってくれるので、ちょっと油断してしまいました。
夏の水やりが不足したようです。
母の庭でだめだったのだから、今年はうちの玉アジサイも満足な花を見ることができないと半ばあきらめていました。
ところが、母の庭より1月以上も遅く、ようやく花が咲き始めました。
こちらは、桜の木の下に植えてあって、朝陽が当たるくらいで西日があたりません。
親株は、西側に植えてあります。
玉アジサイの後ろ(西側)には、日よけのためにモミジを植えていましたが、5月の陽射しが急に強くなったころ、もみじの木が、テッポウムシに入られ、再起不能となり掘り起こしました。
強い陽射しをまともに受けるようになった玉アジサイは、葉がざらつきカサカサ老化した葉の状態となりました。
元々葉の表面に毛が生えていて、一般の紫陽花の葉のように艶がないので、乾燥に弱いのです。
梅雨が明けて、真夏の猛暑には、時には朝夕水をたっぷりあげていました。
紫陽花は水枯れしそうになった時、葉に水をかけるとよいと聞きましたので、夕方の水やりの時には、葉にも水をかけました。
良いとこ撮りですが、玉を割って花が咲いてきました。
沢山の球状の蕾がついています。これが玉アジサイの由来です。
ちょうど、今は紫苑が高く伸びていますので、西日は遮ってもらっています。
画像は朝陽が当たっています。
↑の画像は、全体の大きさの1/3ぐらいでしょうか。
西側は、ちょっとお見せ出来ない位、葉が汚くなっています(大汗)
でも、1部分ではあるけれど、綺麗な藤色の花を咲かせてくれたので満足しています。
玉アジサイは、植物図鑑エバーグリーンによれば、東北の南部(福島)から関東、岐阜県までの中部地方の林地に自生し、産地の沢沿いややや湿った林縁、道路法面などに見られると書いてありました。
私の住むところが生息域ギリギリといったところでしょうか。
アジサイは一般的に水を欲しがりますが、更に意識して水をあげるのが育てるコツかもしれません。
玉アジサイは、成長のスピードが速いので、鉢植えで育てるのはかなり難しいようです。
それとこれまでの経験上ですが、花は、一斉に咲くことがなく、時間差でゆっくり咲きます。
装飾花まで咲くのを待っていると、花粉やら花がらがこぼれて葉が汚れてしまいますので、早めに花がらを摘んだほうが良さそうです。
振り落とそうとしても、葉の表面に生えている毛が邪魔し、綺麗に出来ません。
私は、はじめ、ほうきで払っていましたが、面倒になり花を早くカットするようになりました。
植え場所も広いスペースが必要で、手もかかるということで、人気のでないアジサイなんですね。
それでも、花を包み込んでいる苞を割って咲く花姿は、他の紫陽花では味わえない魅力があります。
裏庭からお届けしているので、咲き始めたばかりのホトトギス「藤娘」も見てくださいね。
藤色というより、ピンクの可愛いホトトギスです。
そのお隣に白花の「白楽天」を植えてあるのですが、花が咲いてきません。
畑のコスモスです。
カクトラノオです。
今日のお花は、偶然にも藤~ピンク系となりました。
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