goo blog サービス終了のお知らせ 

ワンダフルなにか ビューティフルだれか

並べてみると 輪郭がつかめるかもしれない

山本渉 欲望の形 ─器の濃き影─ NADiff GALLERY

2014-11-05 00:15:15 | 写真



「欲望は数学より自由だ!」と都築響一が雑誌IMAで評していたのが面白かったし、
作品自体に惹かれるものがあったので展覧会が始まるのを楽しみにしていた。


山本渉「Desired Forms」は、男性用オナニー用具(オナホール)に石膏を流しこんで型をとったものをモノクロ撮影したシリーズだ。TENGAすら使ったことのないエロ保守層がわかったようなことは言えないのだが、映っているオブジェは、まず単純にそれが何であるか知らなくとも見とれてしまう造形をしている。そしてそれが何であるか知ったうえで見ると、造形の複雑さに快楽のための執念を感じ一瞬ひるんでしまう。「中でど、どうなっちゃうんだヨ?」という恐れと期待が入り交じった気持ちも当然に湧く。


石膏で型を取るという行為自体がネガとポジで構成される写真と同じであるというのは安易な発想かもしれないが、オナホールの型を取って写真にした今作は「欲望の内側であり外側」とも「反転を繰り返す欲望」とも言え、そう考えて見ているうちに味わい深くなってくる。また、都築響一が「数学より」と言っているのは、杉本博司が数理模型を撮影した「Conceptual Forms」シリーズと比較してのことなのだが、杉本のあのシリーズも型を取って撮影したものだし、たしか化石を撮った作品でも「化石もネガとポジで写真と同じだ」というような事を言っていた気がする。


大きい作品を期待していたのだが、今展はそんなに大きいプリントじゃない。というのには理由があり、原寸大にしているかららしい。それはそれで想像が膨らんで良いのだが、大きいプリントでも見たかったし、石膏の実物と一緒に展示してくれたらもっと面白かった気もする。伊藤俊治とのトークショーも予定されている模様。


日本の誇るもうひとつのエロ器具と成り果てた、あの電動マッサージ器をあてながら石膏を固めた「震える欲望」バージョンとかあったら「欲望をカタマリとしてあらわそうとした(by都築響一)」今作に動きも加わり意味も深くなって面白いんじゃないか?とショウモナイことも考えていたが、決して口には出さなかった。







欲望の形 ─器の濃き影─
NADiff GALLERY
会 期 2014年10月31日~12月7日
時 間 12:00~20:00 月曜定休



Nerhol ATLAS IMA Gallery

2014-10-23 01:02:49 | 写真






近かったのでサントリー美術館で高野山の名宝を見た後にIMAGalleryにNerholを見に行った。


Nerholを知ったのはもちろん雑誌IMAを読み漁っていた時なのでつい最近だ。Nerholとはグラフィックデザイナー田中義久と現代アーティスト飯田竜太によるユニットの名前で「練る」「彫る」から来ている。「彫る」というのがこのユニットの特徴を表していて、雑誌IMAvol.2によると「1人のモデルを3分間連続で200枚の写真を撮影し、その200枚を重ねたものをごく普通のカッターで掘り込んでいく」とある。要するに立体作品となっているのだが、作品画象と文章を見ても、カッターで「紙を彫る」ということがどういう事なのかいまいち想像がつかなかったので一度見たいと思っていたところに良いタイミングで展覧会が開かれた。


なるほど、これは実物はを見ないとはじまらない。200枚の写真は辞典くらいの厚さがあり、それを様々な角度で彫ったものは何に似ているかと言えば立体の地形図かもしれない。違う時間を記録した連続写真が削られ、それぞれの時間が一部だけ表出している部分は、地球の時間の移ろいを示す地層の断面を見ているようでもあった。「ATLAS」というタイトルもそうした意味が込められているのかもしれない。


立体地形図や地層と同じように、見るだけではなく触りたいという衝動をおこす造形(というか質感?)をしていた。触るだけではなく、なんなら持って重量を確認し、匂いすら嗅いでみたいという、視覚以外を刺激してくる作品だった。もちろん触ってはいけない(はず)。このユニット、立体にこだわっているわけではないらしく、立体にした作品をさらに撮影し、大判プリントをした平面作品もあった。立体作品はそんなに大きい物ではないので、個人的には大判サイズの立体も見てみたいと思った。今回はポートレートのみの展示だったが公式サイトにある図形や本を彫り込んだものもおもしろそうだ。ポートレートの後方部分も撮影して彫り込んだり、マイブリッジ的な連続写真を彫り込んだりしたらどうなるんだろうか?などという想像も膨らんだ。







Nerhol ATLAS
IMA Gallery
会 期 2014年10月16日(木)~11月30日(日)
時 間 11:00~22:00 不定休



張り込み日記 渡辺雄吉

2014-10-09 00:14:01 | 写真




今ほど写真に興味がなかった頃からこの写真集だけは気になっていた。寒空はだかと南陀楼綾繁が語っているのを聴いたのがきっかけだった。戦後、茨城で起きたバラバラ殺人事件を捜査する刑事に密着したドキュメンタリー写真で、当時の日本ではさほど話題にならなかったものを2006年にイギリスの古書ディーラーが神保町で120枚におよぶプリントを発見し、フランスから写真集が出版される(2011年)。するとたちまち話題になり、今年4月に逆輸入の形でRoshinbooksから日本版が出版された。


vivian maierと同様に発見され、写真集という形になるまでのドラマが魅力的だ。この間六本木のIMAストアで実物を見たのだが、この本、死ぬほどカッコイイ。まず写真自体がカッコイイ。南陀楼綾繁も言っていたが絶対に演出が入ってるはずで、じゃあどこまでが演出なのか?ひょっとしてほとんどなんじゃないのか?と思えるくらいドラマチックな捜査風景が写し出されている。そして本自体がカッコイイ。104ページの薄いハードカバーでモノクロのこの表紙(2nd Edition)。控えめなタイトル文字がカッコ良さを引き立てている。


欲しかったけれど気安く買える値段でもなく、ウジウジしているうちになんと別の日本版が出版される事を知る。分量も増え、装丁を祖父江慎がやり乙一も絡んで値段も安くなると聞いて喜んでいたのだが、よくみるとサイズがB5となっている。とても小さい。タイトルが「日記」だからこのサイズにしたのか、単にコストの問題なのかはわからないが、roshinbooks版の大判の迫力には捨てがたい魅力があった。しかしもっと数が見たいとも思う。これは迷う。さらにウジウジすること間違いなしである。関係ないが、祖父江慎てこんなに赤塚不二夫っぽかったっけか?




↓の英語版を買えばサイズと分量の問題は解決するんだろうが表紙が日本版ほどカッコよくない。






IMAを読み漁る日々

2014-10-07 00:02:50 | 写真


ここ数日、人生で最も写真漬けな日々を送っていた。というのも、写真雑誌IMAが全号安く手に入り、ぱらぱら読み始めたら面白くて止まらなくなったのだ。全然知らない写真の世界だというのもあるが雑誌として面白い。


「Great Master's View」は有名な写真家の人となりを毎号1人、適度な量の文章と作品で紹介してくれる。各号の特集も、都市・動物・物語・テクノロジーなどテーマを設けて数人の写真家の作品と様々なジャンルの人間による批評を、これまた丁度いい分量で載せている。そして全体にいえるのは、写真のクォリティが良いということ。写真雑誌なのだから当たり前といえば当たり前だし、本当に「良い」のか素人の私にはわからないのだが、あのサイズ(A4より少し大きい)で捲りやすい(見返しやすい)ソフトカバー、紙質も作家によって使い分けられていたりする。この塩梅が丁度良く、同じ作品をネットや実際の写真集で見るよりも魅力が伝わってくることが多い(先日、六本木のIMA CONCEPT STOREで写真集を見まくったのだが、サイズが小さかったりハードカバーで重すぎたりして雑誌で知らなければ良さがわからなかっただろう作家が何人もいた)。


この雑誌のおかげで好きな作家が一気に増えた。まずRichard MosseEdward Burtynskyの圧倒的な写真にヤラれ、全ての写真集が欲しくなったし(しかし高い…)、志賀理江子「螺旋海岸」は本当に素晴らしい。Vivian Maierはセルフポートレートが特に凄い。彼女が世に知られた経緯のドラマ性にはやっぱり惹かれてしまう。現像してないフィルムもあり、他人はおろか自分で見る事すらも目的ではないにもかかわらず、あのクォリティの写真を撮り続けていたという事実に唯々驚く。富も名声も関係なく、撮る事=生きる事だった先人が確かに存在し、時を経て他者により発見されたという事の希望。「盗撮はすべて悪なのか?」についても考えさせられる。彼女についての映画「Finding Vivian Maier」もなんとか見た(探せばあるものだ。日本語字幕でもぜひ公開して欲しい)。


Taiyo Onorato(tonk)のセンスも大好きになったし(グランドキャニオンとフライドポテト!!)、Cristina De Middelも良い。写真家としての安部公房の魅力もわかったし、100年前のCaptain Scott南極探検のクォリティの高い写真なんてこの雑誌を読まなければ絶対出会わなかった。ホンマタカシの連載「PHOTO BOOK STUDIES」も、菅野美穂の有名なヌードや笠井爾示「月刊シリーズ」を写真史の中に位置づけてルーツを紹介したりしていて面白い。その他、Raphael DallaportaTaryn SimonLeon GimpelRoger Ballen濱田祐史米田知子…挙げればキリがないくらいで、写真を見る楽しみが広がった。


いま楽しみなのはMartin ParrとWassinkLundgren(ユニット名)が共同で編纂している中国で出版された写真集の歴史本「Chinese Photo Book」だ。日本語版がでるのかわからないが、実物を早く見たい。また、DVDが出てから見ようと思っていた「世界一美しい本を作る男」が現在都内で再上映されていて、観に行くべきか悩んでいる(監督の一人ヨルグ・アドルフが撮ったドイツ卓球のスター、ティモボルについてのドキュメンタリーとまとめて見たいと思っていたのだが…)。









Alexander Gronskyトークショー Viviane Sassen Thomas Ruff個展 TOLOT

2014-10-05 22:04:52 | 写真




Gronskyが来日しトークショーをするというので再び東雲はTOLOTへ。



着いて早々に入り口でぼんやりタバコを吸ってるGronsky本人に遭遇し、驚きつつも再度ギャラリー内の作品を見る。やっぱり良い。トークはこれまで撮ってきた各シリーズをプロジェクターで映しながら本人が説明を加え、聴衆からの質問にもその都度答えていく形式で進んでいった。写真集とギャラリーの作品、そしてプロジェクターで映された作品を見比べて、作家本人はサイズについてどう思っているのか気になった。巨大建築とその周辺に広がる広大な空き地(そしてそこに小さく映る少数の人間)が多く登場するGronsky作品は、大きければ大きいほど良いんじゃないか。サイズについて質問してみようと思っていたら、その前に本人自ら考えを述べてくれた。自分の作品はサイズが大きいほうがディテイルを伝えられる言っていた。今回展示されていた作品より大きいサイズがあるのかも知りたかったが聴きそびれてしまった。個人的にはギャラリー作品の倍以上のサイズで見てみたいと思った。その他、どの作品が偶然でどの作品が意図的な細工をしたかという細かい事情を知れたり、ロシアの団地事情(団地と団地の間にひらけた場所を設けなくてはならないらしい。だからああいう風景が撮れるのだ)やロシア人の工事現場の使い方(あの日光浴は珍しいものではないらしい。)を聴くことができたりと充実したトークショーだった。


TOLOTでは同時に来日していたViviane Sassenの個展とThomas Ruffの個展もやっていた。Ruffはギャラリー小柳にあった「Negatives」シリーズの方が好きかもしれない。あの手法でもっと紋様の細かい服装や装飾品を纏った人物を撮って欲しい。それを「Ma.r.s」シリーズくらいのサイズで見てみたい。(「Ma.r.s」シリーズはIMA最新号で読んで楽しみにしていたのだが、会場の照明のせいもあって見ている自分とこちら側の風景が映り込みすぎて集中できなかった。銀座も東雲ももっと暗い方がよかったんじゃないのか?)。Sassenは小サイズながらも、雑誌で見るより綺麗な色をしていた。特に黒人の肌の質感に魅せられた。Sassenが全盛期のマイケル・ジョーダンを撮っていたらさぞや…と想像しながら見とれていた。


Gronskyは今回の滞在中、写真を撮りまくっているらしい。東雲なんか好みの風景がたくさん転がっている気がする。いつかどこかで発表してくれるのを楽しみにしている。










Alexander Gronsky 「LESS THAN ONE」TYCOON BOOKS 東京アートブックフェア

2014-09-20 23:40:37 | 写真





東雲に行って以来毎日Gronskyの写真を見ている。
10月に発売される「Pastral」が日本で買える唯一の写真集だと思っていたが、いろいろ調べているうちに他にも刊行される事を知った。しかも「LESS THAN ONE」シリーズがなんと日本の版元から(実はもう1冊、Gronskyが高知県を撮った写真集も発売されている)。ということで東京アートブックフェアが開催されている外苑の東京藝術学舎へ。


版元であるTYCOON BOOKSが出展していたのではじめてこのイベントに来たが、思ったより出展者も観客も多く、祭り感があった。そして関係ないが、一度にこんなに多くのツーブロック刈り上げショートの女子を見たのもはじめてだった。置いてあるほとんどの作家がはじめて知るものばかりなので、見ていて飽きない。なかでも秋元机という作家が良く、500円のポスターを思わず買いそうになった(ほぼ日で連載してるらしいので結構有名?)。が、雨も降っていて持ち帰るだけでダメにしそうだし、お目当てのGronskyは決して安くはないのでグッと堪えて通り過ぎる。


TYCOON BOOKS版「LESS THAN ONE」は公式サイトにも載っていない作品も結構あり、また、モニタで見ているだけでは発見できなかった細かい部分が鮮明にプリントされているのでとても良い。団地の窓からうっすら透ける内部の部屋の様子などはサイトではわからなかった。こんなところにも人がいたのかという発見もいくつかあった。


異国のこんなに良い作家のこんなに良いシリーズが、このクォリティで日本の版元から出版されたという事実だけでなんだか誇らしい気分になった。さらに近々行われるGronsky来日イベントの詳細を知れたり会場限定価格で購入できたりと、個人的にはかなり収穫のあるイベントだった。



東京アートブックフェア
京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
9 月 19 日 (金) 15:00-21:00
9 月 20 日 (土) 12:00-20:00
9 月 21 日 (日) 11:00-19:00


Alexander Gronsky展 YUKA TSURUNO GALLERY ロシア郊外の画ヂカラ

2014-09-14 01:20:01 | 写真




好きな写真家は?と聴かれたら、今後よっぽどのことがない限り即答するであろう人に出会った気がする。それくらい東雲で見たAlexander Gronsky展は良かった。良すぎた。

展覧会紹介ページに上がっていた作品を見た時に好きになることはほぼ確定していたが、実物を見て一作品もハズレがない写真展はこれまで経験がなかった。展示数が↓の10点と決して多くはないからかもしれないと公式サイトで他作品も見たが、びっくりすることに全くハズレがない。20インチのPC画象レベルでも惹きつけられる。




Gronskyは1980年エストニアに生まれ、18歳から約10年間ロシア・旧ソ連地域で報道カメラマンとして活動し、2008年より個人作家として活動を始める。様々なシリーズを制作しているが、今回展示されていたのは【pastral】【the edge】【less than one】の3シリーズ。【pastral】【the edge】はモスクワ郊外の風景を写したもので、【less than one】はさらにロシア辺境の人口密度が1平方キロメートルあたり1人以下の地域を写したシリーズ。

【pastral】 1 2 3  【the edge】 4 5 6 7  【less than one】 8 9 10

入るとまず1があり、釘づけになる。この非現実的な空間は何なのだろう。ひょっとして植田正治的な演出を入れる写真家なのか?とも思ったが、この風景はロシア郊外に実在するらしい。同シリーズのこれだって実在する(らしい)。2も3も巨大建造物と緑の対比の中に目的不明(2は何となくわかるが)の人間がいるという異様な作品でまじまじと見てしまう。イギリスの批評家が「pastralは人間が貴重な緑地をいかに利用(悪用)するかについて描かれているシリーズだ」と言ったそうだ。1970大阪万博の好きなエピソードで、食堂がどこも高くて敷地内にゴザを敷いて弁当を広げる人が多かったというものがあるが、作品を見ながらそれを思い出していたので、批評家の言葉がよくわかる。

続いて【less than one】シリーズ。9はロシア正教の洗礼祭で冬に氷に穴をあけて沐浴をする儀式のためのものらしい。9も10も生きるのが困難そうな環境に残る人の営みの痕跡が印象に残る。8は炭鉱の風景で、地表部分をダイナマイトで爆破させた跡らしいが(後で調べた)、そんな説明がなくてもこの風景と人と散らばる残骸が映った作品には見入ってしまう魅力があった。

北国都市育ちという事も影響していると思うが、最後の【the edge】には特に魅了されてしまった。私にとって雪景色とは森や山や雪原ではなく、雪と鉄とコンクリート(排気ガスにまみれた薄黒い雪も)が共存している風景の事だ。そういう意味で【the edge】には身体の奥のほうをビンビン刺激された。そういう意味でなくともGronskyが切り取った風景は面白い。4の激しく動く人間と雪に残る激しい動きの痕跡。5は奥の完成建築、手前の建設重機、その手前のスキーヤーにそのまた手前の沐浴する裸の男、という季節・時間が曖昧に交ざる不思議な魅力。ちなみに5と9が向かいあわせで展示されており、それも良かった。6の犬の服が実物ではとても綺麗な色だった。6以外も、特に雪景色の作品は大部分を占める白に対する人工物の色が映える作品が多い。そして7。大きくプリントされた7は画象でみる何倍も良かった。7こそ色が素晴らしい。この人達は奥から来たのだろうか?奥へ帰るのだろうか?色鮮やかな浮輪を引きずった人々の前後の時間を想像するだけで飽きない。




Gronskyの魅力は何なのか?1つはロシア郊外自体の持つ画ヂカラなのは間違いない。
プレスリリースにあるようにGronskyは「郊外と都市、社会主義の遺産としてのインフラと手つかずの自然、私的空間と公的空間、生と死といった様々な境界でもあり、また同時に、それらの全てが1つの画面に収められた、境界のない大地の風景」を撮っている。きっと「社会主義の遺産」ていうのが大きくて、日本とはスケールが違う郊外とその環境に合わせて生きている人々が見たことのない風景を作る。そしてそれは実在し、移動性の優れたカメラMamiya7を持ったGronskyによって発見され切り取られ、色を持ち、魅力を増す。

というのが今のところ(というか私の)言葉にできる限界だが、とにかく一目見て他の写真とは違う何かを感じてしまったのだ。もっと魅力を知るために他シリーズも大判プリントで味わいたい。大規模個展をやってくれないかしら。

と思ったら今年の3月に来日してトークショーまでしていたらしい(動画がアップされていた)。そして唯一の写真集「Pastral」↓が10月に発売される。これを機に日本での人気が高まって大規模個展が実現すること切に願う。















アレキサンダー・グロンスキー
YUKA TSURUNO GALLERY
会 期 2014年9月6日(土)~10月25日(土)
時 間 11:00~19:00(日・月・祝日休廊)